これからどんな物語を届けられるだろう
2017年に「洋食屋ななかまど物語」を書き、2018年に「冬嵐」を書いた。そして先日、noteで販売を行った(いまは文学フリマにとっておく在庫を確保するため、一時販売停止です、ごめんなさい)
感想が読んでくださった方からぞくぞくと届き、ななかまど派と冬嵐派と、どっちが刺さったか、人によって違うのが面白い。
ななかまどはnote連載時から人気だったけど、冬嵐は完結してから、じわじわ「好きです、この話」と言ってくださる人が増えてとても嬉しい。
私はいつも冬の時期って、寒くて体が動かないのであまり書けなくて、おまけにこの冬はずっと日中の仕事も忙しかったものだから、冬の間はあまり作品を今年もつくれなかった。
三月末はたくさん文学賞の締め切りがあるが、いつも1月2月寒すぎて筆が進まない、だいぶダメな私だ。
でも、この二作の発表を通して「自分の書いたものが人に届き、少しでもそのひとの琴線にふれることができるって、なんてすばらしいんだろう。ありがたいことだろう」としみじみしている。
2019年、自分の中から、どんな作品が生まれてくるのか、私自身が楽しみでしょうがない。
「ななかまど」も「冬嵐」も「こういう作品が書きたいな」って思って書いたというよりも、自分でもノーコントロールというか、書きあがってみたら、こういう形の作品になっていた、というのが正しいかもしれない。
だから、2019年の私が、どういうものを書くか、自分でもまったく予想がつかないのである。
でも、少しずつ、がんばって、自分の理想に近づいていきたい。
子どもの頃に夢見ていた、自由自在に筆を動かして、物語を紡げる人に早くなりたい。いまはなりかけなのかもしれないが、もっともっとうまくなりたい。
少しずつ暖かくなり、仕事にも慣れてきたので、今年は何かよいものをどーんと生み出せたらいいなと思います。
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