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家族にはお金もケアも必要ですが

夫と、奥飛騨の温泉宿に行ってきました!夫にとっては、最後の夏の二連休をゆっくり過ごすことができました。泊まったそのお宿がとっても心地よくて、ああ、こういうきれいな空気で満ちているおうちに住めたらいいなあと思いました。 

それで帰る道すがら「中古住宅」で検索しましたが、やっぱりそこそこきれいなものはお値段が一千万近くするんですよね。(すぐ買うとかそういう話ではなく、家がいるかいらないかも含めて、人生設計の話を夫としたくて)

 子供の教育費についても、幼稚園から大学まですべて公立・国立に行かせたとしても、一人当たり3000万円かかるといわれていますね。

 私は、ときどきそういう人生設計資金のことで、Q&Aサイトでこわごわネット検索してみるのですが、夫婦40代くらいの家庭で、教育費と家のローンで家計がやばく、夫の給料だけで賄えない。奥さんは子供もいるし、そう長くの時間働きに行けない、どうしましょう、という問いに対して「どうしてパートで働いているのですか。妻も正社員の口を探して働いたらどうですか」という声があまりに多く寄せられており、正論だが地獄だな、と思いました。

 私自身持病があり、この先パートでは働けてもフルタイム正社員は難しいかな、家事との両立もあるし、と思っていて、ではそういうたぐいの人は、最初から計算して、子どもを二人とか持つべきではないのかなあ?とくやしながらに思ってしまいます。

Q&Aに寄せられた問いと、まったく同じ悩みで、将来悩みそうで。ぜんぜん他人ごとじゃないなって思いました。家にお金がかかるのはわかるんですが、日本は本当に、教育費にどうしてこんなにお金がかかるのかなって思います。 

大学までやらせたいというのが、そもそも親の見栄? でも、高卒は大卒より、職業選択の上で不利な面も多いですよね。 

それに、ダブルインカム(夫と妻が働きに行く)はもちろんメリットもありますが、私は、結婚してからパート主婦、専業主婦という立場を(まだそんな長期間ではないですが)経験して「主婦とは家庭が荒れないようにするための防波堤だ」としみじみ思ったんです。家族をケアする人材がいないと家は荒れる。

 忙しくしていると、どうしても家が汚くなってきます。ごはんもおざなりになります。そうすると、相対的にどうしても家族のメンバーの元気がなくなってくる。家族のために、家を整えたり、栄養あるおいしいご飯をつくったり、その余裕がどうしても、健康的に暮らそうと思ったら奥さん側に必要で。

フルタイム働いて、子育てして、家事もして、っていうスーパー奥さんもいるといえばいますが、誰もがそうできるわけではないと思います。私たちの世代に「専業主婦願望」の女の子が増えた、それはけしからんことだ、と一時批判がありましたが、だって、仕事して家事して育児して全部本気で取り組んだら、たぶん体壊します。

それができる人が女性全体の何パーセントいるのか、多数派なのか少数派なのかはわかりませんが、私は少なくとも、できるほどの体力的余裕を持っていません。 

少子化になるのは、当たり前の帰結だと思うんですよね。夫婦に時間的余裕があって、夫と妻のお給料あわせて子どもを育てていけるお金が、普通に生活していてあって、という世の中なら、もっと子どもできると思うな。

 というようなことを、つらつら考えた旅行の日々でした。こういうことを小説にして書いてみようかな、とも思うのですが「生きづらさ」に焦点あてたおはなしを書いても、余計息苦しくなるだけかな?とも思ったり。書くからにはなんらかの、作者がたどりついた「こうすると楽かも」という答えを最後に提示しなくてはならないなあと思います。    

ブロガーとか、ユーチューバーとか、新しい職業がネット発でできてきたのも、いままでの労働環境・生活環境に男も女もみんな疲弊しているから、という一面があると思います。

未来の日本は、もう少しみんなが生きやすくなってたらいいと思います。


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