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味わい深い顔の大人になるために

極端に自己評価の低い人っていますよね。ときどき会うのですが、自分なんかだめだめ、何やってもだめ、って思っている人は、雰囲気にもその印象が現れています。私も昔そのタイプだったな~と思うのですが、自分はいまそこを脱して、適度に自己肯定感があって楽しく生きられてるのですね。

その理由は何かっていうと、やっぱり創作したものを自分で本にして売ったり、作品を最後まで完成させたものが、賞の選考を通過したり、つくった本について「良かった!」ってご感想をいただいたことが大きいんですよね。もっといえば、それらのことなしでは、たぶん何やってもだめで自己肯定できなかった。

「自分のやりたいこと」を形にしたり、肯定的な評価を受けたり。創作が少しずつできるようになってきて、私の顔つきも、少しずつ変わってきてるんじゃないかなって思います。

大学時代なんかは、まだ創作できてなかったころだから、すごく自信がなくて、そのくせプライド高くて、しょっぱくて陰気な顔してただろうなって、今振り返ると思えます。

「やりたいこと」が少しずつ上達していくにつれて、私は少しずつ「自信」を築けてきてるんだと信じたいです。

だから私は、食べて行くための仕事のほかにも、みんな自分の「やりたい」趣味を持ったらいいのではないかな、という提案をしたい。

「やりたいこと」が上手くいきはじめると、小さなステップであっても自信になっていくから。

私は、勉強でも、日々の糧を得る社会での仕事でも、人生でいろいろつまづいたせいで高いところまではいけなかったけど、その分、ずっとやりたいと思っていた創作で、少しずつ自分のやりたいような表現ができるようになってきて、人生に創作があって良かったなって思います。

年をとるごとに、いい顔になれたらいいなと思います。美醜で決まる顔じゃなくて、人生の酸いも甘いも経験した、ヴィンテージワインみたいな味わい深い顔つきに。

私の人生これでいく!と決めて、そこに前のめりになるのも素敵だけど、趣味だったり遊びだったりの軸足をいくつも持っていて、それらを上達させることによって、あっちでもこっちでも自信を積み上げていけたら、それは結構すごいリターンとして返ってくるのではないかと思うのでした。

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