私は自分のワガママで小説を書いてるんだ

小説を書く時の動機、というのはいろいろあると思う。

「読者さんに楽しんでもらいたいから」とか「作家として有名になりたいから」とか、たとえば。「好きな仕事でお金がほしいから」というのも人によってはあるかもしれない。

私が小説を書く動機、というのは、一度じっくり掘り下げたことがあって、そのときから小説を書き続けることに迷いがなくなった。

その動機は「自分の人生の中でできる限り、自在に文章・小説を書けるようになりたい」というものだ。

鳥が自在に空を飛ぶように、小説を自由自在に書いてみたい。

そのモチベーションが、結局一番強かった。

上手い人と比べて落ち込むことは、いまでもままある。

それでも、そのことで「下手くそだからもう書くことすらやめてしまおうか」と二十代の頃のように思わなくなったのは、結局、自分がやりたいことは「小説を自在に書ける、その技術を生涯通して追い求めること」だと、心の深い部分で納得しているからだ。

それは自分の中での絶対的基準だし、ブレることがない。

「商業作家になる・なれない」というのは、外因によってどうとでも変わるけど、「文章を、小説を書き続けることを自分で決める」というのは、自分がその気持ちを持ってさえいれば死ぬまでできることだ。

いま、ちょっと練習、と思って作家さんの小説を筆写して勉強しているけど、すると自分の小説の稚拙さに、否応がなく気づかされる。

そして、まだまだ、もっともっと上手くなるまでやるぞ、と初心に帰ることができる。

よーし、note書いたら気持ちの整理になったので、またもう少しがんばります。





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