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上田聡子の小説ベストセレクション

2014年からnoteをはじめ、たくさんの物語を書いてきました。固定ページの中で、まとめたいと思います。そしてまだ作品読んでいないなって方がいれば、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。過去作にスキやコメントいただけるとなお喜びます。

お暇つぶしとしてでも、ぜひどうぞ!

【バニラビーンズ・アイス】幼い頃、家を出て行ったママとの、ほろ苦くて甘い、アイスを一緒に手作りした思い出のお話。ハッシュタグ企画7月選出作品。

【ボンゴレ・ロッソの赤い罠】婚約者のさやかに困り果てていた僕は、コンビニで出会った女と浮気をして――真っ赤なボンゴレパスタが食べたくなるかもしれない、スパイシーな作品。

【潮騒の家】海のそばに家族と住む高校生の私。家の中で火花を散らす祖母と母にうんざりしながら、目の前に受験を控えている。そんな中、高校の図書室で、有沢君と言う男の子と出会い――。覆面編集者大賞エントリー作品。

【rebirth】庭づくりの好きな繭は、心の内に秘めた好きな人がいる。先に婚約している妹の莢から、結婚式のフラワーアレンジメントを頼まれ――ハッシュタグ企画6月落選作品。

【きみと分けあう日々のこと】六月に、元恋人から届いたお土産のプレゼント。別れたきりになっていた、二人の時間がまた、廻りはじめる――。

【ピアノ弾きの娘】中学生の私は、自分のピアノの能力に限界を感じていて、でも母は、音大に進むことを望んでいるように思えて悩んでいる。そんな中、学校でバイオリンを練習していた坂本君に出会い、つい本心を――。ハッシュタグ企画5月選出作品。

【お別れの春に】春に九州に異動が決まった、社会人の私。同じフロアの同僚の「あなた」は、久しぶりに好きになった人だから、別れが寂しい。記憶はいつのまにか、大学時代の痛い失恋に飛んで――。覆面編集者大賞エントリー作品。

【クリスマスに祈りを】十五歳で母を亡くした私の心は、いつも冷たく凍えている。母を奪ったクリスマスが、大嫌いだった私にふいに訪れた、温かな恋――ハッシュタグ企画12月落選作品。

【洋食屋ななかまど物語】洋食屋「ななかまど」の一人娘である私は、今日も大学生活のかたわら、店に立って注文聞きをしている。父はよく私に言う。「お前がいい年になったら、コックの婿を迎えて、この店をお前にやろう」と。父のその気持ちは嬉しかったけど、私にはずっと前から好きな人がいて――2017年に発表し、noteで人気作となった全11話のラブストーリーです。


【漁村の女】10年ぶりに、夫と1歳になる娘と一緒に、実家を訪れたイラストレーターの私。母との断絶が、いま優しく埋め合わされる――


【色づけば】私の心と体には、思い出が火傷の痕のように灼きついている――12歳、母の恋人らしき男に、爪をいろどられた経験が、20歳を超えた今になっても、私をとらえて離さない。

【春をいただく】夫と離婚し、実家のある北陸の港町に息子を連れて出戻って来た私。結婚生活でぼろぼろになった心が、地元の美味しい食べ物と、優しい人たちによって、癒されていき――。第1回ポプラ社おいしい文学賞落選作品。

【チーズ・カレー・ひき肉ポテト】小宮山諒太の家は、商店街のお肉屋さん。六年生になった春、諒太の店に、見たことがあるような女の子がコロッケを買いに来て――!?諒太と、転校生の少女、諒太の幼馴染のもう一人の少女が織りなす、初恋と友情のストーリー。

2014年から書き溜めた掌編を84篇集めた、掌編集「言の葉の四季」もAmazon kindleで販売しています!

日々の中に見つけた光を、全84篇の掌編小説にしてお届け。誰かと食べた温かいごはん、美しかった景色、心のうちに秘めた恋――毎日のすきまじかんに、言葉を読む楽しみを見つけてみませんか?第2回文学フリマ金沢で販売した「言の葉の四季」「seasons」をまとめて一冊にして、書き下ろしも数点加えています。日本のことばの美しさに魅せられた著者が編んできた、少しずつ色や形の違う金平糖を集めたような作品集です。


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