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10年後のわたしへ

今日はお休みだったのに、小説を一行も書けずに終わってしまった。こういうとき、忸怩たる思いにかられる。

筆写は少しだけして、プロットを考える練習もして、だけど、一行も進められなかった。

いまの自分が足りないものだらけなことはわかっている。

だけど、10年前の24歳のとき、病気療養しながら家で小説を書こうとしていたけど、まったく何一つ書けなかった。noteのなかでは、20代で小説をもう公募に出していらっしゃる方が多くて、そんな人は私よりずっと先を歩いていると思う。自信を持っていい、そういう人は。

私が初めて小説らしきものを書きはじめられたのは、29歳のときだ。いまからちょうど5年ほど前。それから、少しずつ、賞に応募もはじめて、一次選考は二度、今までに通った。でも、それ以上の結果は出せていない。

もう一度言う。いまの自分が足りないものだらけなことはよくわかっている。

10年前の二十代前半、本当に書けなかったとき、すごく苦しかった。自分は、小説が書けるはずなのに、大きな作品をつくれるはずなのに、どうして一行も書けないんだろう。苦しんで、毎日がひどく長く感じた。いつも焦っていた。

でも、それから10年が経ち、曲がりなりにも、小説らしきものが書けるようになった私がいる。まだまだ稚拙でも、それでも私の描くものを好きだといってくれる人たちにも、ここnoteで恵まれた。

だから、馬鹿みたいに周りから思われても、私は10年先の自分に、切実に期待をかけてみる。いま苦しいことも、みじめなことも、10年先には、解決されているかもしれないって。

また、10年先は10年先で、きっと別の課題が出てきているだろうけど。

だから、この10年、毎日真剣に、書いて、生きていこうと思っている。

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