感情を誤魔化すことについて

感情をうまく言葉にできない人ほど苦しむのかもしれない、とふと思った。
それは、語彙力がないとか、そんな単純な問題じゃない。たぶんこの世には自分の感情すらも「巧妙に誤魔化してしまう」人がいるのではないだろうか。私を含め。

…どうも。星まちこです。
いきなり深刻な感じで始まっちまったどー!
だれ?面白いエッセイが書きたいとか言ってた人!そう、私!

まちこね、自分のこと、良くも悪くも「誤魔化す」ことが上手だなぁと思ってるの。どう?幻滅した?
あ、別に重大なミスとかを誤魔化してばかりいる訳ではないです。たまにあるけど。たまにね。コテで巻くのに失敗した髪にオイルとかつけてね、スカーフでまとめて隠したりね。
「まちこ今日の髪型かわいい〜!!」とか言われちゃってね。もはや天才かね。ごまかしまちこと呼んでくれ。褒めてくれた人々よごめん、あれ、苦肉の策だったんだ……

料理でもそういうのばっかだね。もう失敗したやつは大体だし醤油とごま油とお酢を混ぜたタレかければ何でも美味しくなるから。これ絶対。まちこ母の直伝だから。
ああそうか。私は誤魔化しの英才教育を受けてきたのか…(親のせいにして誤魔化すな)

んで。本題ですよ。私はね、誤魔化すことが得意で、自分の感情すらも誤魔化してしまうことが多い気がするんです。
苦しい気持ちに蓋をして、見ないフリしたり。本当はすごく好きなのに、「全然好きじゃない」とか言ってみたり。

これ、すごいことなんですけど、嫌な感情に気付かないフリしてると、そのうち本当に気付かなくなるんですよ。感情が麻痺するのかな。一瞬無敵になる。

でもしばらくすると、四六時中心がモヤモヤして苦しくなってくる。しかもその原因がなかなか特定できない。とにかく、目の前のこと全てに嫌気がさして、体も心も重く、嬉しいことがあっても素直に喜べず、他人を妬み、そんな自分にもまた嫌気がさし「はあ、死にてえな…」と思ってしまう…

なんだろうね、これ。たぶん私だけじゃないと思う。私の場合、そういう時は戦争映画観たり、ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』とか読んじゃう。私は何よりも戦争や災害に恐怖を抱いているので、そういうのを見るといかに今の自分が幸せな時代に生きているのかってことを心の底から実感する。

でも、結局どれほど他の何かと今の自分を比較しても、自分が感じている苦しみから逃れることなんて絶対にできないのだ。
たぶん、私はすごく幸せだ。戦争のない国に生まれ、普通に教育を受けて、大人になり、素敵な友人に囲まれて。そんな私から比べてみれば、もっと酷い苦しみを抱えている人だって山ほどいるだろう。

そして、最近気付いた。この得体の知れない苦しみは、冒頭でも述べた通り「感情を誤魔化してしまう」ことから生まれてきてしまうのではないかと。

生まれた感情は言葉になり、行動の契機になる。感情を素直にそのまま表現出来る人は非常に魅力的だし、恐らく私のようにはならないだろう。私は音楽が好きで、よく作曲をしたり歌を歌ったりするのだが、そういう時間を多くとれる時期はこんな気持ちにならない。それに、昔はよく歌詞を書いたり小説を書いたりしていたけど、最近はすっかりご無沙汰だ。
つまり、以前の私は表現することのできない自分の感情を誤魔化す代わりに音楽にしたり、作品にしたりしてアウトプットをしていたわけだ。それが今じゃどうだ!!!

そういうこともあって、なるべくありのままに自分の思いを自由に表現できる場があればいいな、と思いエッセイを書くことにしたのだ。

まぁ、できれば感情を誤魔化すことから卒業したい。悔しい時に思いきり悔しがったり、泣きたい時にちゃんと涙を流すことが私にはもっと必要みたいだ。自分の感情をしっかりと認識し、それを楽しく昇華できる人は、強い。

まずは料理になんでもごま油を投下してしまうところから改めていきたいと思う。

令和元年 5月6日 星 まちこ

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Nancy

音楽を作ってる人です。哲学を学んでいます。エッセイなども書きます。いろいろやりますのでよければゆっくりしていってくださいね。お仕事依頼はこちらまで→nancy.1109@icloud.com
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