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私は「人生は楽しい」を伝えたい

昨日考えた「私は漫画家になって何をしたいのか?」という内容

一晩経って、漫画に限らず自分が今やりたいことの答えに辿り着いたので、ここに書き記したいと思います。

結論から言うと、私がやりたいこと(やっていること)は
「人生は楽しい」を伝えたいです。



37年生きてきて、そのうち30年くらいは私にとって苦しい時間が多かったと感じています。
もちろん楽しい時間がなかったわけではないですが、どちらかといえば後ろ向きで楽しいと思う時間は少なかったと思っています。
この30年の生き方は、自分の意思なく人に言われて人生の選択をしてきました。
周りの人や常識的に「こっちがいい」と言われれば、それを選択してきたのです。
自分の意思よりも他人の意見を優先してきた結果、私の人生は楽しいよりも苦しい時間が多いものとなりました。
もちろん周りの意見は私のことを想って言ってくれたものが大半でしたが、それでも私にとっては苦しいものでした。
たくさんの人に愛されて生きてきたにも関わらず、私はそれ以上に自分の意思を貫けなかったことで苦しさを感じていたのです。


そして今から7年ほど前に、私は「占い」に出会いました。
占いに出会った私は、初めて自分の意思で「これをしたい」と選択し、周りの意見を押し切って行動を始めました。
もちろん最初は不安で苦しくてたまりませんでしたが、自分のやりたいことを選択できたことは私にとって「生きている」感覚を強烈に呼び起こしました。
やっているだけでワクワクする。
こんなに素晴らしいものに出会えて幸せだとはっきりと確信したのです。
周りの意見を押し切った結果、人間関係が壊れてしまったり、お金に苦労することも体験しましたが、それでも私は自分がやりたいことを捨てるという選択には至りませんでした。
(ここで周りに迷惑をかけてしまったことは猛省しています。本当に申し訳なかったです。ただそれは今まで自分の意思を貫かず、周りに流されていたからこそ起きてしまったことだと解釈しています)
ここで私は色々と傷つきながらも「何がなんでも占い師として独り立ちして毎日自分のやりたいことをするんだ」と奮闘することとなりました。
そして占いに出会って5年後には、占いで食べていけるようになっていたのでした。


そんな中で、私は占いを通じて全国47都道府県に行くこととなりました。
最初は面白そうだからと始めた47都道府県めぐり。
しかしそこで出会う文化や景色に私はどんどん魅了されていきました。
占いを通じて出会った方とニュージーランドや韓国、台湾など海外に行くこともありました。
そこで気づきました。色んな場所に行くことで、自分の見聞が広がり、当たり前が当たり前じゃないことに。
占いから始まった私の旅は、私の人生をさらに楽しいものとしてくれました。


しかし今度はコロナが生活を一変させます。
1年のうちのほどんどを家以外の場所で過ごしてきた私が、今度はほとんど家にいる状況に。
最初は大丈夫かな?と思う部分もありましたが、心配をよそに私は日常を楽しみ始めていました。
ちょうどコロナ前に長年住んでいた静岡から京都に引っ越しをしたのもあり、日常を楽しむにはちょうど良いタイミングでした。
近所を散歩して自然を眺め、馴染みのお店を作り、お気に入りのお店のお菓子を買って家で食べる。そんな毎日を私は慈しむように感じました。
やらなかった料理や掃除などの家事もやり始め、そこにも楽しさを感じていました。
全国を巡ることでも楽しさは見いだせますが、日常を大切に過ごすことでも楽しさは見出せると気づいたのです。


占い・旅・日常。この3つが私の人生をいつも楽しませてくれています。
そして気がつけば、私はこの3つを題材に漫画を描いていました。
漫画は14歳頃まで描いていた私の好きなものでもありました。その漫画を復活させたことにより、私の人生はさらに楽しいものとなりました。



人生を苦しいものと決めつけ、人の意見に依存し、自分を見失っていた30年。
そこから抜け出し、自分の意思を尊重し、自分の行動と意見に責任を持って歩んできた楽しかった7年。
結局は自分の行動と考え方次第で、人生は苦しくも楽しくもなると気づいたのです。そしてそれを私は漫画を通じて伝えていたのです。
漫画というのは表現の一つです。圧倒的にわかりやすく、伝わりやすいツール。
そのツールを使って「人生は楽しい」と伝えたかったのです。


仏教の言葉で「四苦八苦」があります。

四苦八苦(読み)しくはっく
仏教の術語。釈迦(しゃか)は人生の現実を直視して、自らの思うままにならぬもの・ことの満ちあふれているさまをつきとめ、それをとよんだ。それは自己の外部だけではなくて、自己の内にもあり、究極は人間の有限性とそれから発する自己矛盾とに由来する。その苦を分析すると、生(しょう)(生まれる)・・病・死の四苦が最大であり、ついで、愛するものと別れなければならない(愛別離苦)、怨(うら)み憎むものと出会わなければならない(怨憎会苦(おんぞうえく))、求めても得られない(求不得苦(ぐふとくく))、いっさいは苦に満ちている(五蘊盛苦(ごうんじょうく))の四つがあげられて、あわせて苦とされる。これらは避けようとしても避けられず、むしろそれら苦のありのままをそのまま知り体験を深めることによって、それからの超越すなわち解脱(げだつ)を釈迦および仏教は説く。のちにこの四苦八苦の語は広く日常語化されて、とくに激しい苦をさしていうようになっている。

https://kotobank.jp/word/四苦八苦-72853

この教えの通り、生きるというのはそれだけで苦しいものが付きまとうと私も考えます。
しかし考え方・行動次第では「楽しい」と感じる人生を歩めると私は信じています。現に自分がそうだったからです。

どうせ生きるのなら楽しく生きたらいい。私はそう思います。
そしてどうしたら楽しく生きられるのかは、自分次第。
私の場合は占い・旅・日常の中で見出すことができたので、それを漫画を通じて伝えていたのです。

漫画家になったら何がしたいのか?
その問いを考えることで、私は自分が今何をしたいのかの答えを見つけられました。
そう。私は「人生は楽しい」を伝えたい。
そしてそれには漫画はうってつけの題材だったのです。

ちなみにこの「漫画家になったら何がしたいのか?」を考えるきっかけは「占い」からでした。
漫画を描く中でのアドバイスを占いで聞いてみたのです。
「漫画を描いて仕事とすることが成功したら、自分は何がしたいのか考えてみては?」という言葉でした。
こうして私は大好きな占いからヒントを得て、人生を楽しむために歩んでいる自分に気付けました。
こういう楽しさがあるのが占いの醍醐味ですね。

人生は楽しい。
私はそれを1人でも多くの人に気づいてもらえたら嬉しいです。
楽しいことはそこら中に転がっています。
学問でも、体験でも、日常でも楽しむためのツールはたくさんあります。
お金がなくとも、人との付き合いが苦手でも、たくさんの人と知り合いでなくとも、人生は楽しめる。それはあなたの工夫次第。
生きるのは苦しいかもしれないけど、楽しいを見つけ出すことは誰にでもできます。
私はそれをこれからも伝え続けていきます。占いでも、漫画でも。

もしあなたが人生を楽しみたいと思うのであれば、今日の私の言葉を少しでも思い出してもらえたら幸いです。


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