海辺の戦争

女子高生ぐらいの子供のアニメ映画を観ているような感じ。君の名は。や時かけなど

人里離れた島でミサトは生きている。
ミサトはどうしようわけか戦争中で使う船に乗り込んでおり、外を確認すると夜。近くに倒れた男性がいたため、助け起こそうとする。
その拍子に男性の持っていたバズーカ砲が発射、ミサトは無事だったが思わぬ出来事に驚き動揺する。助け起こそうとしていた男性は依然として倒れたまま。バズーカ砲は、向こうに見える島(暗いのでよくわからない)に発射されたらしい。
少しした瞬間、ミサトの乗る船に、それこそ戦争中で使われていそうな攻撃が襲う。恐らく砲弾のようなもの。ミサトは無我夢中で海に飛び込んだ。

顔を出したらまた攻撃されるような気がして、ミサトは海に潜ったまま泳いだ。
柱が見える。海に立つ6~8本ほどの白い柱。一本一本が、姿の見えぬ敵によって壊されていく。
生きている者はいるか、ミサトはいるか、と声がする。ミサトを呼ぶ声が。

島。夜。浜辺には男が立っている。ミサトと同い年ぐらい。海の浅瀬の方からゆっくり男に向かっていく女がいる。男は気づかない。
ミサトが早足で近づくと、男も気がつき、抱き止めた。ミサトはずぶ濡れで泣いている。男は事態が把握出来ていないが、「もう大丈夫だ」と声をかけた。

海の売店。ミサトと男同様、店のおばちゃんも二人とは顔馴染みである。ミサトが落ち着きそうな一番近くの場所、という理由でとりあえずここに来た。
ミサトが背を向けている間、男に「ゴムの用意もしときなさいよ」とおばちゃんが耳打ちしてきた。男は顔を真っ赤にして、そんなんじゃないと言い返そうとしている。

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