A220の明日はどっちだ

新型コロナウィルスの流行に伴う経済の冷え込みで、三菱スペースジェットの事業が凍結される可能性が濃厚になってきた。

このような流れの中で、日本の航空大手のANAでは傘下のLCC(ローコストキャリア)であるピーチアビエーションと共同運航を行う案も出ている。

しかし、タイのLCCであるノックスクートが清算されてしまうなど、LCCにとってもこの状況が逆風であるのは変わらない。

いま、各国のLCCで最も運航されている機材はエアバスA320という機材である。そして、エアバスA320よりさらに小さいサイズの機材として、エアバスA220という機材がある。

これまで各地のLCCに愛され、世界的に広く使われてきたA320と比べると、A220は局地的な採用に留まってきた。

しかし、その構図がこれからひっくり返る可能性が出てきた。ANAが大型機の半減を決定したように、LCCでも機材のダウンサイジングが必要になるケースが想定されるからだ。

ここでエアバス社がA220の売り込みに出れば、A220が大きく売り上げを伸ばすことも考えられる。

しかし、A320はやはり非常に使い勝手はよいため、A220の躍進は起こらないというパターンも十分考えられる。

A220が今後どうなっていくのか、非常に注目である。

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