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てきせつに、開いて、繋がり、対話する【社交ダンス界に願うこと】

「えっ、

若者からの声援に慣れてない??」

社交ダンス界隈の、業界の中の方々と会話(Twitterにて)をしていると、ビックリすることがある。

ニワカファンとして外野から想像して認識していることと、業界の内部の人との認知に、ものすごくズレがある時があるから。
それは今まで書いてきた発信の意識とかそういう話だけじゃなくて、もっと広く、いっぱいあった。

冒頭に挙げた

若者の声援

に関しても、私はとても驚きました。

……☆……☆……☆……☆……

社交ダンスの観る専ファンになって、この秋で約1年。

Twitterとはすごい場所で、こんなニワカファンな私でもプロの方々と意見を交わす機会もあります。

そんなTwitter上のやりとりで、私が驚いた『若者の声援』のくだり……

それは私が「社交ダンスのチャンピオンクラスの方々に、もっとTwitterやInstagramに参加してほしいなぁ。何かアイデアはありますか?」みたいにツイートしたのが発端です。

いろんなアカウントさんと意見を交える中で「チャンピオンクラスの人がSNSに積極的に参加するメリットは?」というテーマに、

私が「チャンピオンクラスの人は人気も仕事もたくさんあるだろうから、SNSにメリットはないのでは…」みたいに書き込んだのです。

するとそこへ、とあるプロの先生から

『若者からの声援』がメリットになる

という意見が出て、ビックリしたわけです。

私からすると「え??若者からの声援、慣れてるのでは??チャンピオンクラスだし!」

と思ったわけです。
でも、違うようでした。→→

基本的に普段ダイレクトにもらえる声援はご年配の方々のものです。若い方々は遠巻き。

「若い人に楽しさを」与えられているという自信はあまりないかもしれません。

なんと……!(◎_◎;)

未来の顧客となり、未来の社交ダンス界を担う若者たちとの距離を、チャンピオンクラスでも感じているだろうという、現状……。

言い切ってしまえば、

社交ダンスをやってない若者に対して、自信がない

ということでしょうか。

……☆……☆……☆……☆……

でも実は、この点はTwitterでダンサーの方と交流してて薄々は感じてました。

Twitterで流行ったタグに、リプでは楽しそうに反応しても自分がその企画についぞ参加できなかったり。

いろんな取り組みを頑張るぞ!と宣言した後に落ち込んだり及び腰になったり……。

なんとなく『躊躇する姿勢』を、Twitterの言語情報から憶測することを感じていたのです。

その後、また別の話題のスレッドでも、

競技会で20〜30代のお客さんがキャーキャーと熱い声援を送ってくれることに、ビックリしていた、慣れてなさそうだった、という話も出ました。

私が想像するよりも、うんと慣れていないのかもしれません。

若いお客さん………

学連の方は、自分たちの試合のスケジュールに忙しかったり、高い観戦チケットはなかなか買えないと、インタビュー漫画でもでてましたっけ。

『社交ダンスをやってない若者』に踊りを見せる機会も少ないし、

何かのイベントにちょっと出演しても手応えが薄かった経験とかあるのかも。

と考えました。

これは結構大きな問題なんだろうな…と感じました。

そんなおり、Twitterで見つけた言葉

『マーケットと対話する』

あー、これ、とっても大事だと感じました。

対話って、ただの挨拶じゃない。一方的なご意見募集でもない。
勇気を出して、痛いことまで含めて、深く語り合う勇気もいる。

そして『マーケットと対話すること』……1人1人の顧客ももちろん大事ですが、業界や組織という規模では、市場(マーケット)という大局を見据えて動くことが肝要です。

自信のない、若者層へのアプローチ。

若者を中心とした、未来の顧客層のマーケットに、繋がる・開いていく。対話していく。

すごく必要なステップ。

『では、何をしていくか』との問いには

若者が楽しめるイベントを本気で何個も組んで、自信を積み重ねるというベタなステップが大切かも?

と考えました。

しかし、そういう「ビジネスマーケティングとかコーチング的に、どうしていくかという提示があっても、人はなかなか動かないだろうなぁ」と思う私もいました。

私はマーケターでもないしコーチ業をやってるわけでもないのですが、いろんな経験から

人は正論では動かない。

具体的なアイデアを提示されても、なかなか動けなかったりする。

というのは、痛いほど知っています。

心理的な色々が、ブレーキをかけてるんですね。頭では動こう、と思っても。

次の項では、そこらへんを書いていこうと思います。

……☆……☆……☆……☆……

……☆……☆……☆……☆……

ちょっと前に私がInstagramとTwitterで投稿した画像です→→

正論で人は動かない

きっと、人と関わる経験が多い方なら身にしみているのでは。

それは『勇気のある・なし』だけの問題でもありません(勇気の軸だけで語る人も多いけども)。

そもそも

「変わりたい」と本人が口にしてたって、変わらない…変わるための行動を、どうしても取らない・取れないことは、日常でよくあることです。(観察してみると、ほんと、たくさん)

理由はいろいろです。

単純に『変わるための具体的な行動が分からない』パターンも稀にありますが、それを教えても変わらない人多いですよね。

成績あげたいとか、ダイエットしたいとか、恋愛に勇気出す!と宣言しても、具体的な方法を前に足踏みする……あるある、ではないでしょうか。

心理的に見ると、

変わることに抵抗がある

こと、多いのです。

・変化することが、怖い

・変化のためのアクションが億劫、めんどくさい

・空回りだったらイヤだな、手応えなかったらイヤだな

・そもそも、なんでこっちが変わらなきゃならないの??おかしいのは世間や向こうでは??

などなど、いろんな心の声がぐーるぐるしてるわけですね、人間って……(^◇^;)

だから

具体的なアイデアを提示しても動かないし、勇気を後押ししても動かない(爆)

『行動したい気持ち』と『本音での、行動したくない気持ち』のシーソーが、したくない方に傾いて、それが抵抗・壁になってしまってる。

いろんなコンサル業やマーケティング業がジレンマに陥るのって、たぶんこの『抵抗の心理』じゃないかな〜と私は思います。

世の中には、いろんな『コーチ業』もありまして(スポーツ以外に、ビジネスや生き方のコーチも!)、有名な方に会ったこともありますが、私の印象では

名コーチは、相手の心をほぐし、開き、耳を貸してもらえるような、信頼関係を築くのが上手い

という印象です。つまりは、心理カウセリングをしてるわけじゃなくとも、まずは心理的な部分からアプローチできてるだなぁ、と。

対話力って、相手の心と深く向き合えるチカラ

でもあるなぁと私は考えるようになりました。

……☆……☆……☆……☆……

……☆……☆……☆……☆……

心の話を避けては、現実の変化って持続的には起こせない。

これは私は信じています。確信のレベル。

ノウハウだけでは、どこかで壁にぶち当たる。

なので、この記事では心理学のことを絡めて書きたいな、と思ったのですが……

まず、私は心理学の何かの学派の権威ではありません(^◇^;)
特化した学位も持ってません。

(とはいえ、何らかの関連のある経歴ではあります、私の内緒の過去)

しかし突っ込むべきは、私の愛する『心理学』という分野は

そもそも一本化されてません(爆)

いろんな○○心理学や、学派がある〜〜ってビビリます(笑)。

んで、あちこち学びにいくと、どれもとても深いし、どれも勉強にはなるけれど、どれも『100パーセント万能なわけではない』とは感じるわけです。

(私がそうやって学び続けられるのはどれかに特化して研究・実践してくださる方々のおかげなので、各○○心理学の方々には、とても感謝しています。)

今回、この記事を書くにあたり、心理学をからめてどんな切り口にしよう??とものすごく悩みました。

『心の、抵抗』を語るにしても、どの心理学こそ優れているとか私には言いがたいし、よくわからないのです。

いろいろ考えネットをサーフィンしてましたら、ある映画のタイトルが。

ディズニーの『インサイド・ヘッド』

です。

ごらんになりました??(私はBlu-rayで観ました)

下の画像をタップしてもらうと、予告編の動画(YouTube)に飛べるようにリンク貼りましたので、ちょっと見てもらえると助かります!→→

https://www.youtube.com/watch?v=ucaR057Vjtw

Amazonの商品説明の欄の一部をコピペしますね。あらすじです。→

11才の女の子ライリーの頭の中には、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという名の5つの感情が存在し、彼女を幸せにするため奮闘していた。ある日、見知らぬ街に引っ越したライリーの心は不安定になり、感情たちに思わぬ大事件を起こす…。

この映画では感情を

ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミ

という5つに分けて、それをキャラクターに見立ててストーリーが進みます。
(詳しくは、2つ上の画像をタップしてリンク先の予告動画を見てね!)

この5つに分類するのは、有名な研究に基づくものらしいです(その話は割愛)。

この記事では、この分類を参考に

【社交ダンスの、若者へのアプローチやSNSでの発信についての心の抵抗あれこれ】

を考察してみたいと私は考えました。

……☆……☆……☆……☆……

【嫌悪感】…ムカムカしたり、イヤだなぁという気持ち


SNS発信での嫌悪感、だと、どういうものがありますでしょう??

SNSそのものに嫌悪感がある場合もありそうですね。

・SNS自体がめんどくさいし、SNSで絡んでくる人に嫌な人がいる、とか。

または、若者にダンスを見せる機会で、あからさまにソッポを向かれたり…

もしくは、自分自身が学生〜20代の時に、ダンスをやってない同年代から馬鹿にされたことがあるのかもしれません。

年配のダンス愛好者には割り切って笑顔でいけるけど、

同年代でダンスやってない人は、馬鹿にしてくるかもしれない。それがムカつく。

そういう身構える意識があるダンサーさん、いるのではないでしょうか。

それがイベントでも、SNS発信でも、心にブレーキをかけている可能性…どうでしょう。

……☆……☆……☆……☆……

……☆……☆……☆……☆……

【怒り】

仏教のとある宗派の方の本では、全ての人間が、根本は怒りに満ちている……と説いているものがありました。

怒りって、はたから見て分かりやすく「あ!この人怒ってる」とか、自覚として「怒りがおさまらない」時以外にも、けっこう、あるんです。

本人が自覚できてない怒り(まだ表層に出てきてないけど、心理を深く掘ってくると溢れてる怒り、みたいな)

は、とても多いです。

何かの心のブレーキの正体が、誰かへの怒りだった……というパターンも。

と、抽象的なことを語ってしまいました。
それくらい、怒りの話って深くて多岐にわたり長くなるんですが……とりあえず、記事のテーマに絞ります。

・SNSへの怒り

ブログやってたら嫌がらせのコメントがきたとか、尊敬する人のSNSが炎上したとか、そういう経験の時に感じた怒りがくすぶってると、そもそもSNSを楽しみにくいと思います。

SNSで批判や嫌がらせする奴らが許せん!という人間への怒り、

また、そういう人たちが溢れてるSNSそのものへの怒りとか。

……確かに、SNSって危険だし、許せないなって感じることも多く起こります。

でも、それだけじゃない。そういう人たちばかりじゃない。

助けてくれる人もいる。なるべく避ける案もある。

そういう対策が必要になること自体に怒りを覚える人もいるかもしれませんが(^◇^;)……

SNSに対して怒りの芯が存在するなら、それを見つめる機会も大切だと思います。

・若者に対する怒り

今の私には、ここで語るほどのものを思いつきませんが

『顧客となりうる層への、ネガティブな記憶や思い』があるなら、一度それをリストアップすることも大事だと思います。

「若者、けしからんっ」なんて心で思いながら、若者に良いアプローチなんて出来るわけがないのですから。

……☆……☆……

ちなみに、怒りに限らず、どのネガティブな感情もカウンセリング的に深掘りしていけば、

・父親への怒り、または、母親への怒り

とか、

・学生時代のツラい記憶

にぶち当たることが多いです。

それを見つめるのって、1人ではしんどいと思うので、信頼できる人と語り合える機会に見つめるのがいいかなと思います。
(もしくは、そういう本を読んだり、相談を生業にしてる人を訪ねるのもアリです)

……☆……☆……☆……☆……

……☆……☆……☆……☆……

【恐れ・不安】

・SNSでの恐れ・不安

SNSで怖いといえば、やっぱり

炎上

ですかね。

私も怖いです(笑)。

あと、誰かを怒らせたり傷つけるのも、怖い。

「ヤバイことになるリスクを避けたい、地雷を踏みたくない」

という恐れ。

そもそも、不安や恐れって何にでも発生する自然なものです。

不安のないほうが、生命として危険でヤバイです。

なんの対策もない普段着でジャングルにキャンプに行く人を「勇敢」とは言いませんよね、ヤバイ人です(笑)

恐れや不安は、適切な量は、生きていく上で必要です。

つまりは、

ある程度の恐れや不安とともに、歩き続けるのが生きること

であるとも言えて。

人間誰しも、どうしても勇気がでないことや怖いものもある。

全てを乗り越えられるとは、私個人は思いません。

ただし、

不安や恐れによって『自分が望むものへ到達するプロセス』にストップがかかるのは厄介ですよね。

たとえば「蝉が怖い」だけなら、夏の外で歩くときに気をつければなんとかなるけれど、
「不特定多数に告知行動をするのが怖い」となると、独立して仕事をする個人事業主では危機です。

対策として、

お金を払って宣伝を外部に払うか、

もしくは、自分がリスクを背負い、乗り越えるか。

よく考えて選択していかねばなりません。

『炎上やえらい誰かを怒らせるリスク』か『ジリ貧へのリスク』を冷静に検討した上で、どこに勇気やお金や労力を出していくか…

現実的に検討する課題になりそうです。

『若者へのアプローチ行動での恐れ』を考えると、「ウケが悪かったらどうしよう!」みたいな気持ちでしょうか。

「若者の大半には、社交ダンスの魅力はもう通じないのでは……?」

という、恐れ。

……SNSへの恐れも、若者への恐れも、頭で「乗り越えよう!」としても、多くの人はひとっ飛びでは、なかなか乗り越えられないと私は思います。

『小さなトライ、小さな成功体験の積み重ね、慣れ』がとても大事なことだと思います。

あとは、『怒り』の項で書きましたが、『自分の過去に不安・恐れの大きな根っこがある』パターンは、自分一人ではなかなか乗り越えられない場合もあります。そういうのがありそうだというかたは、専門家の力を借りることも検討してみてくださいね(^^)

(なお、私はそういう専門家ではないし紹介もできないので、私に問い合わせないでくださいね(^◇^;))

……☆……☆……☆……☆……

……☆……☆……☆……☆……

【悲しみ】

悲しみ……

SNS発信での悲しみ……若者へのアプローチ行動での悲しみ……

うーん、具体的な文章が思いつかない(^◇^;)

空回りしたり、手応えないと悲しくなる、とか。

誰かのためを思って頑張ったのに、その人に響かなかったとか。

誤解された記憶とか。

……☆……

ちょっと話はそれますが、

世の中には「悲しみを自覚するのが苦手な人がいる」んですよ。

どういう人かって言うと、

悲しいと多くの人が感じやすい状況で、『怒る人』です。

受験で落ちた、競技会で目標に届かなかった、失恋した、大事な人が病気になった、大事な人がお空に還った……

いろんな、『一般的に、人が落ち込んだり悲しんだりしそうな状況』で悲しめない人がいます、怒ったり無表情・無気力になっていたり。

悲しいのって、しんどいですよね。嫌ですよね。

よくポジティブ信者が「落ち込んでても時間の無駄!明るく笑顔で進んでいくぞー!」とか宣言するけど、あれ、けっこう行き詰ってますよね……(^◇^;)

この記事であげた映画『インサイド・ヘッド』を観ると、そのことがよく分かると思います。

映画『インサイド・ヘッド』の感情のキャラクターたちの中で鍵となってくるのが、厄介者扱いされた『カナシミ』なのです。

転校することになった主人公のライリーちゃん、実はいろんな悲しみが心にあったのに、それをうまく抱えられなかった。

だから、転校先の生活もどんどん悪い方向に展開していってしまう……。

悲しみや落ち込む気持ちを、自分がいかに抱え、昇華していくかは『望む人生を生きていく上での大事なポイント』。

文章ではうまく伝えられないので、興味があったらぜひディズニーの『インサイド・ヘッド』を観てくださいね(^^)☆

……☆……☆……☆……☆……

……☆……☆……☆……☆……

【喜び・楽しさ】

意欲になりますよね、『喜び・楽しさ』!

嬉しい大切な要素でありながら、

人はつい慣れてしまう。小さな喜びに無頓着になってしまう。

最近の生活で、スルーしがちになってた楽しさや喜びは、何か?

SNSや、若者との交流にも、喜びや楽しさの種はあったのではないか??

定期的に振り返るのも大事だと思います☆

……☆……☆……☆……☆……

……☆……☆……☆……☆……

と、感情についてのひと段落ついたところで、
私のポエムチックな文字系画像を貼っていきます。(私のInstagram、よければ覗いてくださいね〜(笑)!)

……☆……☆……

……☆……☆……

……☆……☆……☆……☆……

いろいろ語ってまいりましたが……

SNSで発信することは、『種をまくその行為』自体です。

特に、『未来の顧客となる若者層への、種まき』です。

でも、個人でなんとなく工夫をしても、分からないこともたくさんある。

効率的な種の蒔き方、適切な蒔き方

は研修も必要だったり、組織の単位で制度を整えていくこと、とても大事。

組織規模でのマーケティングの学び・仕組みづくり

これも非常に重要だと思います。

組織単位でちゃんと、現実の現在のマーケットとちゃんと向き合い、対話していけることを、ファンの一人として願っています。

……☆……☆……☆……☆……

……☆……☆……☆……☆……

今回は、Twitterでいろんな方とリプのやり取りをしていく中で私の考えたことを、改めて記事に書いてみました^ ^

繰り返しになりますが、

正論だけでは、人も組織も動かない。

でも、そこで立ち止まっていたくはない。

だったら、何ができるのか……

自分を、見つめること。

一歩深く進み、近づき、対話すること。

その先で、何かヒントは見えてくると信じたいです。

こうやっていろいろ私が書くことも、私なりの勇気と、一歩近づき、ファンとして対話する行為の1つなのでした(^^)

適切に

開いて

繋がって

対話し続けることの大切さ。

私のつたない文章から、それが少しでも伝われば幸いです。

ぜひとも、組織が、個人が、若者層を中心としたマーケットに、適切に接点を持ち開いていけますように。

お読みくださり、ありがとうございましたm(_ _)m☆

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