三宅たつし先生 読み上げ用 インタビュー記事

2018年12月10日に発表しました、
北海道『佐藤ともゆきダンススクール 非公式 アカウント』の中の人、
三宅たつし先生のインタビュー漫画の、インタビュー内容を抜粋した記事です。

なお、読み上げソフトに対応しやすいように、一部の言葉を変更しております。

(ここから)

三宅先生→
こんにちは、
三宅 たつしです。
出身地は広島県、現在は札幌で活動しており
佐藤ともゆきダンススクールに勤めております。
2017年に競技を引退し、
現在はレッスンとデモンストレーション、競技会の審査員をしています。

パートナーは三宅さとこ、
学生時代からのパートナーです。
ネコが好きな典型的なB型ダンサーです。

大学で北海道に来て社交ダンスを始めました。
いわゆる学連です。
入部のきっかけは、入学式で綺麗な女性の先輩に「ダンス講習会の後に食事に行くけど来ない?」と声をかけられ、ホイホイついていったのが始まりです。

一番の思い出は、自分たちが4年生の時に前掛け先生やルッサ先生たちと学生全日本(夏全)に出て団体優勝出来たことです。

私→
前掛け先生やルッサ先生と同じ大学でしたか!
学年は、どなたかと同期だったのでしょうか?

三宅先生→
そうですね。前掛け先生は学生からアマチュア、プロとずーっと同期です。
ルッサ先生は学連の時は後輩でしたが、プロはルッサ先生が先輩ですね〜。

私→
大学の4年生の時の、夏全で優勝したときのエピソードを、もう少し詳しく教えてください!

三宅先生→
その頃(自分たちが4年生の頃)は3年生も強く常に学年に関係なく上位を争っている状況でした。
部活的にはいい状態ですが、自分たち的には
辛い部分も多かったですね。
その前の年(自分たちが3年生の時)は
逆に4年生を上回り、上位に入っていたので
後輩もやればできるという事を、いいのか悪いのか学んでしまったのでしょう。
夏の全日本は関西で行われ始めた頃です。場所は忘れました。

会場入りすると、エールといって各大学の
掛け声のようなものがあり、選手や部員が円陣を組み大声をあげます。
北大はその頃は応援の人はほとんどおらず8カップル16人で小さな円陣でした。
誰かが「会場に入ったら1番にエールしよう!
そうしたら団体優勝できる!」と言い、
扉が開くと同時に走り込みました。
フロアの真ん中に円陣を作り、エールを行いました。
この時にたぶん前掛け先生が「北大が優勝しちゃったりして〜!」みたいな掛け声をあげたのを覚えています。
もちろんその日に団体優勝するとは思っていませんでしたが…!

各大学8カップル(モダン4、ラテン4)が
エントリし、全員が最終予選、6カップル(モダン2、ラテン4↑全員!)が準決勝に残りました。
どこの大学もたぶん北大はノーマークだったと
思うのでびっくりしたのではないでしょうか?

決勝にはモダン2ラテン2の4カップルは進出し、団体で圧倒的な優勝でした。
私たちも決勝に残ったのを覚えています。
踊っている時の気持ちはあまり覚えていません。
でも自分たちが決勝に入り、団体成績も取れたことでホッとした気持ちはありました。

私→
学連4年生の時の、その夏全での経験から
三宅先生が感じたこと、学んだことは何でしたか?

三宅先生→
4年生の時は私は主将(いわゆる部長)でした。なので、部活のみんなをまとめていくということが一番大変でした。
3年生の時までは上級生が最終的になんとかしてくれましたが、4年生の時はそうはいきません。
特に主将は最終的に責任があるので、いろんな意味でプレッシャーでしたね。

でも、自分1人ではなく仲間がいたので、役割分担し最終的にまとめるところをやるということを学んだかなって思います。
それはプロになり選手会長になった時にも役立ったと思います。
出来るだけ得意な人に任せて、全体のバランスを取ることに集中するということでしょうか。
社交ダンスと同じで、なんでも1人では出来ないということでしょうか。

プロになるきっかけは、今も所属している『佐藤伴幸(さとう ともゆき)ダンススクール』の佐藤先生に勧められたことです。
最初はふつうにサラリーマンになると思っていましたが、いろいろあってダンスの先生も
一つの道と考えるようになり、決めました。
意外と普通かもしれませんね。
もし社交ダンスの先生になっていなかったら、
食品会社で研究員をやっていたと思います。

私→
プロの競技人生で印象深かったことはなんですが。(2017年に引退)

三宅先生→
プロとして19年踊ってきていろんなことがありました。
いいことも悪いこともたくさんありましたが、良い印象として強く残っているのはロンドンに留学できたことです。
社交ダンスの本場はイギリスですが、オーナーやコーチャー、先輩、仲間に支えられて10年以上ロンドンに通うことができました。

本場で世界チャンピオンの先生方に習い、文化に触れることでいろいろ新しいことがわかりました。
ダンスだけでなく友人もできて、いまだに連絡を取っています。
悪かったことは、まあいろいろありますが、
ダンスに直接関係ないことでダンスを邪魔されたので、そういうことは二度とおきて欲しくないということですね。

私→
北海道では2019年4月に舞台『ホテル・ダンス・ウィズ・ミー北海道』(HDWM北海道)がありますね〜!

三宅先生→
ホテルダンスウィズミーは今までにないイベントですよね。
僕も正直、どんなものなのかまだわからないですが、新しいことに挑戦するということで、精一杯頑張るつもりです。

私→
『北海道での、社交ダンスあるある』
がもしあれば、教えてください!

三宅先生→
北海道の社交ダンスあるあるですか…。
例えばダンスホールで使えるバリエーションが豊富ということでしょうか?
スタンダードはともかく、ラテンでバリエーションは同じサークルで習ってるとかでないとまずできないですよね?

北海道にはルンバチャチャチャで割と長めのバリエーションがあり、ダンスホールに行く人や一部のプロもできる人が多いですね。

(僕もホールでアルバイトしている時に覚えました。)

これを覚えておくと初対面でもいろんなバリエーションが踊れて楽しいですよ。
ルンバならチューリップやマリ蹴り、チャチャチャならカモメのジョナサンや花火などなど面白い名前が付いているのも特徴です。
見ると名前がすぐわかるものや、逆になぜその名前なのかわからないものまで、結構数あるみたいです。

私→
最後にメッセージをお願いします!

三宅先生→
社交ダンスは特別な動き…例えば高いジャンプや宙返りは必要ないダンスです。
筋力も普通に立って歩ける程度でいいし、柔軟性も無くて大丈夫。
それでも綺麗に踊ることができ、楽しむこともでき、奥が深くいくつになっても上達できるダンスです。
なので、始めたいと思った時が始め時なのです。
ぜひ社交ダンスを始めてみてください。

特に北海道では『レッツ・トライ・ダンシング!』という初心者講習を行なっています。
社交ダンスを始めてみたい方を対象に10回の無料レッスンを実施しています。
次回は来年2019年の春頃、北海道全域のダンス教室で同時に実施されるので、こういう企画を利用して体験してみるのもいいと思います。

ぜひ楽しくダンスをしてくださいね!

***

以上です。ありがとうございました!




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