夢十二夜(2023ver.)
※この記事はPepabo CS Advent Calendar 2023 第2会場1日目の記事です(第1会場はこちら)
まえがき
はじめまして。渋谷で働いているかねちーと申します。
好きなものは梅干し、苦手なものはパクチーです。
はりきって記事を書こうとしたものの、話したいテーマが多すぎて選べない。
ということで、12月らしく一年を振り返りながら、好きなものや普段思っていることを残していきたいと思います。
✋注意✋
以下の作品の内容に触れています。ネタバレもあります。
・Detroit Become Human(ゲーム)
・バイオハザードRE:4(ゲーム)
・DEATH STRANDING(ゲーム)
・ウォーキングデッド(ドラマ)
・呪術廻戦(アニメの方)
記事が長いので、気になるトピックにジャンプしちゃってください。
2023年1月 藤井風
藤井風のライブにいきました。
一年分の運を最序盤に使い果たしました。
初めて藤井風を認知したのは、2020年の真冬、高架下でラーメンを啜っているときだったと記憶しています。ついでに言うと煮干しラーメンです。ラジオで流れていた「何なんw」が全てのきっかけで、今でも滅茶苦茶すきな曲です。ごきげんな気分になる曲というか、土曜日の午前中に聞いたら勝ち確って感じ。
まあ休日はほとんど昼まで寝てるんですけど・・・・。
Amazonで1万円のキーボードを買って一年くらいよちよち練習したのですが、未だにイントロが引けません。
参戦したのは「LOVE ALL ARENA TOUR」@たまアリ。
ライブではラストに「何なんw」歌ってくれました!オギャ~。
たまアリにいたと思ったら桃源郷だった。
2023年2月 心って何
2月の記憶が無い。
ChatGPTをはじめとするAIに対し、ちょうどこの時期から周囲がざわつき始めた気がします。
AIと聞くと、今でこそ現実的な(というか実用的な)イメージが湧くようになりましたが、やはり近未来SF的な想像が脳裏をよぎる己がいます。
SF映画で出てくるアンドロイドなんかが良い例です。
アンドロイドと人間の違いは何か、というのは考えれば考えるほどラビリンスに迷い込むのですが、入り口としては「意思があるかどうか」ではないでしょうか。
では、意思がないとできないことってなんだろう。
好奇心を持てる、研究ができる、後悔や罪悪感を持てる、同情できる、落ち込む、アート、哲学、etc・・・・・・。
まだ2月のターンなのに書きたいことが止まらない予感。長くなりそうなので、別の機会のためにテーマはとっておきます。
アンドロイド繋がりで、「Detroit Become Human」というゲームについてお話しします。
主人公である3体のアンドロイドを操作し、彼らを巡るストーリーを追体験するアドベンチャーゲームです。
世界観はこんな感じ↓
プレイヤーは3体の意思を持ったアンドロイドを操作し、多くの「決断」を重ねて、己の生き方を選択しなければいけません。
どんな絵を描くのか、どんな言葉で慰めるのか、自分を守るために暴力を振るうのか、自らを犠牲に他者を助けるか。あらゆる局面でキャラクターとしての選択を求められます。
このゲーム性とテーマが本当にマッチしているというか上手い。
「ごみ箱を持つ」「ごみをまとめる」「ごみを捨てる」みたいな日常動作にもいちいちコマンド入力が求められ、私たち人間がいかに多くの判断をしているかをアンドロイドとして認識するという、めちゃくちゃ激うま演出に舌がくるっくるになります(記憶を消してもう一回プレイしたい)。
そういえば、人間が一日に決断できる上限は、約35,000回だと聞いたことがあります。無意識下で相当の選択をしているんだなあ。でも決断ってどこからどこまでの範囲なんだろう。
何の話だっけ。
ゲーム中で一番心に残っているシーンの話でした。
私が忘れられないのは、「カーラ」のとあるエピソードです。
(プレイする予定のある方は、ここから先は読まないでほしい!3月までジャンプしてください!)
カーラは家事サポート用にプログラミングされたアンドロイドです。
彼女は気性の荒い家主のもとでこき使われているのですが、家主の暴力がきっかけで自らのプログラムの殻を破り、虐待されていた女の子「アリス」と共にその地を脱出します。
そしてプレイヤーは、カーラとしてアリスを守りながら、安全な地を求めて彷徨うことになります。
で、寒さに震えたり周囲に怯えたりする幼いアリスを献身的に支える中で、私たちも「この子だけは死んでも守らなければ」という気持ちになってくるんですよね。プレイヤー自身が「アリスを守る」という選択を取るわけですから至極当然というか。
しかし、プレイヤーとカーラのシンクロ率が最高潮に達したところで、なんとアリスもアンドロイドだったという事が判明します。
つまり、寒さに震えるのも熱を出すのも怯えた口ぶりで話すのも、「子供として愛されるようにプログラミングされていた」だけに過ぎなかったのです。
正直言うと、この時は結構がっかりしました。「ああなんだ、アリスもアンドロイドだったのか」。
同時に、自分も無意識のうちにアンドロイド差別をしていたのだ、という事実をを突き付けられた瞬間でもあります。
「自分はそんな差別しない!キッ!」というアツい思いや母性的なアレが単なる偽善だったということを自覚することができたのです。私は否定できずに、それを受け入れるしかありませんでした。
人として突かれたくないところを抉られたような気分です。
でも何故でしょう。
自分は、アリスという存在を無条件に愛していたわけではなく、アリスが人間だから愛していたに過ぎなかった。
なぜそんな風に無意識な選別をしていたのだろう。このゲームのアンドロイドは、人間と見分けのつかない外見、体温、意思を持っているのに、なぜ「人間じゃない」という事実一つで他の全てが覆ってしまうのだろう。人間には何があって、アンドロイドには何が足りないのだろう。
「人間である」という事実が全てなのか?
アンドロイドを人間だと思い込み、事実が発覚したら軽薄な感情になる。
心なんてものは、思っているよりずっと単純で浅慮で薄っぺらいのかもしれません。
ショックではあったけど、こういった気づきを与えてくれる作品ってすごく貴重ではないでしょうか。とてもいいゲームでした。
あ、2月は本腰入れてTOEICの勉強を始めました。
来る4月の受験日に備え、気合を入れてnotionで3か月分のカリキュラムを組んじゃったりとか。
3月早々に計画が崩壊するなんざ知る由もなく・・。
2023年3月 バイオハザードRE:4
神ゲーが発売されちまったなぁ・・・・・・・・。
有給使ってぶっ通しでプレイしていました。
2005年に発売されたバイオハザード4のリメイク作品です。
バイオハザードと言ったら真っ先にゾンビが浮かびますが、今作はゾンビではなく、寄生虫に寄生された元人間を相手にします。
主人公はシリーズおなじみの米国敏腕エージェント・レオン。
原作の時点でゲームとして完成していたため、そのリメイクがどうなることやらと1割の不安:9割の期待に胸を膨らませておりましたが、杞憂オブ杞憂。1000点!
何が良いって、原作の良さを残しながらも異なるゲーム性、ただのリメイクではなく新作としてイチから作られた感があることです。
原作にないオリジナルのストーリーやマップ、スニークキルを取り入れて広がる戦略性、キャラの掘り下げなど、世界観の奥行きも増していて、マジでトイレ行くの忘れるレベルで楽しかったです。オムツ必須!!
原作をやり込んだ身としては、原作のマップや敵配置が令和のグラフィックで蘇る感動も味わえて二倍おいしい。最初の農村を訪れたときの感激ったらありません。
(同じく原作プレイ済みのひとはわかると思うのですが、クラウザーさんキャラ変わりすぎでは?)
ちなみに私の推しキャラは「ルイス・セラ」という、飄々として頭の切れるハートの熱い男です。
ルイスは案の定死ぬんですけど、原作だとあっさりしているんですよね。死に方が、ではなくキャラクターとしてあまり描かれないという意味で。
しかし!今作はルイス周りがめちゃくちゃ丁寧に書かれている。というか一緒に行動したりなど単純に出番が多い。
出番が多くてうれしいのは当然として、ゲーム中で拾える文献から彼の足取りや過去、本心が垣間見えるのがめちゃくちゃ良~・・。
間接的にそのキャラを窺い知るのって、本人から直接聞くよりアツくないですか?
たとえば第三者伝いに当人の話を聞くと、「その第三者が情報を知っているという背景と経緯」「新しい視点からの発見」「断片的な情報同士の関連性」のように想像が膨らむ余地があって、それがたまらんなという。そういうのです。
人間は多面体で、一つの視点では見えない面があって、別の角度からだと別の一面が見え・・・それを発見した時の、隙を突かれたような新鮮な驚き。
これって現実にも言える事ですよね。最初はあまりいい印象でなくとも、別の面を見たら好きになるみたいな。
だからできるだけいろいろな面が見えるよう、見上げていたら俯瞰したり、近すぎたらちょっと離れたりするのが大事なんだなあ。
バイオハザードRE:4はそんな当たり前のことを改めて教えてくれるのです。なんと素晴らしいゲームでしょうか。
2023年4月 TOEIC
TOEICを受験しました。
600点を目標に2月ごろから勉強していたのですが、過去問では300点(990点満点)。伸びしろしかない。
元が低いのはまあ置いといて、約3か月で300点もあげる必要があります。
受験日までの計画を立てて銀フレ3周するぞ!と意気込んでいたあの頃の自分ですが・・・。
3月に買ったバイオハザードRE:4が面白すぎてそれ以外何も考えられない・・・。
3か月を見込んでいた勉強期間のうち、ひと月ほとんどゲームに費やしてしまい、計画もクソもあったもんじゃありませんでした。
ゲームの発売日なんてずっと前からわかっていたし・・ゲームを我慢できないことを見越して受験日を設定すればよかったわけですが。
ここで言いたいのは、計画性が無いだけであって決して意志薄弱というわけではないということです。寧ろ、毎日遅くまでゲームをやりつつ、ちょっとでも英語の勉強を進めたのは意志が強いと言ってもいい。何ならゲームを英語音声・英語字幕にして一石二鳥を狙う、いわゆる知育も意識するという。偉すぎる(肝心の英語ムービーはスキップするため意味はなかった模様)。
やることはやった。
受験当日。
肝心の結果は550点くらいでした。
・・・案外よかったのでは?????
2023年5月 海と植物園
GWがあった気がします。
北鎌倉を訪れまして、ついでに由比ヶ浜まで足を延ばし、数年ぶりに海を感じました。
私は千葉生まれ千葉育ちで、それも結構海沿いの方だったので、子供のころはちょいちょい海岸に行っていました。
雪の降った日に学校をサボって海を見に行ったのですが、しんしん降り積もる雪に波の音が吸われているようで、意外なほど静かに感じた記憶があります。雪が降ること自体が珍しいので自分の中ではレアな体験です。
(子供のころにNANAという漫画が流行って、そこで冬の海が出てきたことを思い出す・・)
砂を落とすのが面倒だとわかりながら、スニーカーを抜いで浜辺を歩きました。そうでないと海に来た意味がありません。
海水が思ったより冷たくて驚きましたが、足裏に感じた砂浜の感触が心地よくて、ありとあらゆる何もかもがどうでもよくなりました。
タイトルに植物園と入れたのですが、具体的ことを思い出せない・・。
板橋区の熱帯環境植物園に行きました。遠かった。
綺麗な種があったのでその画像を載せておきます。
2023年6月 牛タン
6月はほとんど記憶がありません。
フォルダにも牛タンの画像しかありませんでした。
初めてタンを食べた人は「いける」と思ったんでしょうか。安心してください。いけてますよ。あなたが食べてくれたおかげで良い思いができています。ありがとう昔の人・・・。
現代の食文化が生まれるまでに、先人達が勇気を出していろんなものを食べようとした軌跡がめっちゃ気になります。
縄文時代には貝を食べてたわけですよね。ただでさえグロテスクな見た目なのに食べ物と知らずに口に入れるのはいろんな意味ですごい・・飢えが人間を進化させるのだろうか・・。
まあでも、縄文時代には火起こしができていたから生食せずにいろんなものを試せたのかな。そう思うとタコとか海老とかを生で食べようとした人の好奇心と度胸ってすごい。
一体、何人の屍の上に今の食文化が成り立っているのでしょうか。
(ゲームの話終わってからいきなり短くなった感)
2023年7月 アルプス一万尺
「alcarol (アルカロール)」というプロダクトブランドの展示に行きました。
手は出せないけどめちゃくちゃカッコいい。
家具とは呼べない。
環境、空間、時間ごと閉じ込められているようです。
透明部分は樹脂とのことですが、こんな透明度を保てるなんてすごい。
この日はギャラリーツアーが開催されており、ブランドを手掛けるデザイナーさん2名がはるばるイタリアから来日していました。
自分はそこに参加していたのですが、他にも現役の建築家など様々なバックグラウンドをもった方々がおり、質問の視点が新鮮で面白かったです。
デザイナーのお二人はイタリア出身ですが、基本的に英語で解説してくれるので、主に通訳の方の言葉を聞いていました。ゲームにうつつを抜かしてないで本気で勉強していればもうちょっと聞き取れたかも、と悔やまずにはいられませんね。ワハハ。
一時間ほど経過した頃、ツアーの参加者にイタリア産ワインが振舞われました。
イタリアで生まれたプロダクトのストーリーを聞きながら、ブランドをイメージしたワインを傾けるという粋な試み。あまりこういったイベントには慣れておらず、どぎまぎしながらグラスを受け取ったのですが、ワインにも明るくないので「うーん、独特ですね」みたいな感想しか出てきませんでした。
ワインの色が、ファンタオレンジのように鮮やかな橙だったのを覚えています。
普段から朝はコーヒーで済ませているのですが、ふと、この日も朝食を抜いていたことを思い出しました。今思えば、これが予兆だったのかもしれません。
すきっ腹に強めのワインを入れたせいか、大トリのダイニングテーブルに移動したあたりで体調に違和感を覚えました。
・・・なんだか胃が痛い。
胃痛に気づいた途端、畳みかけるように体のあらゆる部分が不調を訴え始めました。頭痛、息切れ、視野狭窄、めまい、エトセトラエトセトラ。
なんだか過去にアナフィラキシーになった時と似ている。
本能的にヤバいと悟り、通訳の方に声をかけてトイレに行くことに。どんな危機的状況でもまずトイレに行こうとするのが面白いですよね。
展示場所とトイレがフロアの対角線上にあるのが泣きっ面に蜂でした。
幸いすぐに個室に入れたのですが、その頃には視界が暗く手足が震えている状態でした。
血圧が急激に下がっているのかもしれない。今まで立ちっぱなしだったから脳と心臓に血液を送ろうと、苦肉の策として便座のうえで足を高く掲げた姿勢になります。V字バランス on the 便座 yo🎤
今回に限らず酷い腹痛の時もそうなのですが、苦しい状況を無意識に相殺しようとしてか、脳内で陽気な歌がループすることがあります。
この時は「アルプス一万尺」が無限に流れていた記憶があります。
アルプス一万尺が功をなしたのか無事に回復しました。ホッ。
ところでお気づきでしょうか。
7月に貼った画像のキャプションでも韻を踏んでいたことに・・Yo🎤
2023年8月 金沢21世紀美術館
死ぬまでには見たいと思っていた「スイミング・プール」を目当てに、金沢21世紀美術館へ行きました。
思ったより小さかった。
パッと見本物のプールに見えますが実際はそうではなく、ガラスの上に張った水を通して、水色の部屋を見下ろしているにすぎません。
水底のほうでは、輪郭の曖昧になった人影がゆらゆらとゆれています。手を振る、手を振り返すという見えない相手とのコミュニケーションは、現実から浮いたような感覚に陥ると同時に、寧ろ現実を強く認識させるものだったかもしれません。
この数センチの水が無ければ、私たちは手を振り合う事もなかったでしょう・・。
天井に張った数センチの水が、現実と虚構の境を曖昧にしているようです。
21世紀美術館とは別の場所ですが、金沢には他にもレアンドロのインスタレーション作品が展示されています。それがこちら↓
横倒しにした螺旋階段を挟み、鏡を向かい合わせに配置して、段差がどこまでも渦を巻くように見せています。
先ほどのスイミング・プールもそうですが、脳の錯覚を利用して現実世界に非現実を生み出すレアンドロの作風は体験して楽しいです。
他のも見てみたいなあ。
もう一つ、21美の中で好きな作品を紹介します。
ただ、真夏の猛暑と雨上がりの湿度も相まって完全に蒸し風呂状態でして、ほとんど長居できませんでした。
そしてこの時、のど風邪が悪化して扁桃炎化、高熱も出てしまいまうという。この部屋で瞑想するのを楽しみにしていたのに、こんなはずでは・・。
あまり写真を撮ることができなかったので、時間帯ごとの変化を紹介している超素晴らしいブログを紹介させていただきます。
理想。
まあ、一日として同じ空を見ることはできないので、今回は今回で良い経験ができたと思います。
でも金沢はリベンジしたい。
2023年9月 授業
この記事は12月1日に投稿する予定なのですが、書き始めたのが前日でした。ギリギリでいつも生きていたいから。
また、人間の体内時計で言えば「寝るまでが今日」なのです。
体内時計といえば洞窟実験が有名です。
人間の体内時計は日光を浴びることによりリセットされます。そのため、陽の入らない空間で何日も生活をしていると、人の体内時計が狂って、時間の感覚が感情や就寝のタイミングに依存するようになる。
以下の記事では、人体実験のために500日間洞窟にこもっていた女性の変化について書かれています。
つまり何が言いたいかというと、時計の無い洞窟の中では「寝るまでが今日」精神が通るということです。
そのため、私は今、意図的に時計を見ないようにしています。
時計を見ない限り、寝ない限り、私は永遠に2023年11月30日を生き続けるのです。
本題に戻ります。
9月はminneのハンドマーケット(ハンマケ)へ行ってみました。
閉館1時間前でしたが、お客さんもたくさん居て安心しました。
クリエイターの方々から作品のストーリーを聞いたり、素材や作業工程を聞いたりするのが楽しかったです。
もともとお絵描きが好きなのですが、今回のハンマケに触発され、自分も置物やウォールアートを自作したい!と立体造形にも手を出したくなりました。
市販のモールド(型)でいろいろ試していたのですが、原型から作りたくなり石膏粘土と毎夜戯れます。
8月に続き、9月も様々なアートに触れた月でした。
特に、六本木森美術館の展示「ワールドクラスルーム」は週一で通っていました。
何度も見たのは、アーティストが遺体を相手に死について講義を行う、「授業」という映像作品です(撮影OKでしたが載せるのはやめておきます)。
生者が死者に死についてを説くというのは、どこかシニカルというか、ブラックユーモア的なセンスを感じます。
我々は、遺体と並んで授業を聞く生徒でもあるし、遺体相手に講義行う作者を見つめる鑑賞者でもあります。
足元に置かれた、ピクリとも動かない遺体に話しかけることで、超えられない壁としての「死」を認識することができる。遺体のインパクトだけでは終わらせられない、深みのある作品なのです。
分割して動画撮影OKとのことでしたので、映像をスマホに収めて持ち帰り、個人授業を受ける夜がしばらく続きました。
2023年10月 ノーマン・リーダス
「DEATH STRANDING」というゲームをプレイしました。
登場人物は実在の人物をモデルとしており、主人公サムを演じたノーマン・リーダスをはじめ、マッツ・ミケルセンなど一度は見たことのある俳優が多く登場しています。
実はこちらのゲーム、まだクリアしてないのでかけることが少ないのですが、めちゃくちゃはまっております。
やることが沢山あるのでなかなか進まない。進めようと思えば進めるのですが、やることが尽きないというか。
クリアしたらどこかに感想を書きたいです。
ちなみに、ノーマンリーダスを初めて知ったのは、ウォーキングデッドという海外ゾンビドラマでした。
海外ドラマはあまり見ないのですが、ウォーキングデッドとブレイキングバッドは寝る間も惜しんでハマったなあ。ブレイキングバッド、記憶を消してもう一回見たい。
ウォーキングデッドは登場人物が増えすぎて追うのが難しくなりましたが、シーズン10くらいまで見たので最後までしがみつこうと思います。
ウォーキングデッドと聞いて思い出すのは、年単位で応援していた一番好きなキャラが一番惨い死に方をし、一カ月以上引きずっていたことですね。
よく知った友人が目の前で撲殺された、そんな錯覚に陥りまして、見ているときは心臓の辺りが冷えこんでしまいました。これまで経験したキャラクターの死の中で、わりとトップレベルで落ち込んだ記憶。ああ・・・・・。
はやく書き上げてデスストをやろう!
2023年11月 100円で石を買う
「いし」をテーマにした吉祥寺の展示に行きました。
2歳くらいの女の子が自分の石コレクションを売っており、そこでは「その人をイメージした石」をチョイスしてくれるのだという。気になりすぎる。
当然お願いしました。
並んでいる石たちの中で、最も黒くもっとも不思議なかたちのものを選んでくれました。
なぜそれを選んでくれたのかだいぶ気になりましたが、返答が得られなかったのでお礼と100円だけ渡して退散。
なんと、ちぎった折り紙と自筆のメッセージ入り巾着もつけてくれました。この店主、サービス精神がほとばしっている。
文字という概念が完成していないのか、大人では思いつかないであろうトリッキーな書き方でおもしろかったです。ちなみに洗っても落ちないインクとのことで、ここにも店主の心遣いを感じます。
子供ってすごいなあ。
あの子が話せるようになったらなんて書いてあるのか聞いてみたいけど、その頃にはもう、この文字の読み方を忘れているかもしれませんね。
他にも、11月は呪術廻戦のアニメを一気見したりしていました。
好きなキャラクターは夏油傑と七海建人です。
でも、二人とも死んじゃったんですよね・・・もうあの世界に彼らはいないんだ・・。
ナナミンの壮絶な死に様が目に焼き付いていますが、個人的に、彼は「死」までがキャラクターとしての使命だったような気がします。
事故のような突然の死に対しては「生存した世界線が見たい!!」的な気持ちになりますが、彼のように役割を全うしたキャラに関しては、死による幕引きを無かったことにはできない。
彼自身、自分に課せられた役割への意識が強いキャラクターだったように思えます。
大人だから、義務だから、そういった理由を口に出してはいても、それらは「仲間を傷つけない」という極めて人間らしい善性への後付けだ。
しなないでほしかった・・・今までありがとう・・・。
2023年12月 (未定)
俺たちの戦いはこれからだ。
あとがき
知ってる人しかわからないようなネタでこんなに長い記事を書いてしまって、まさか上から下まで読んだという猛者はなかなかいらっしゃらないでしょうが、まずは一番下までスクロールしてくれてありがとうございました。
本当はもっと書きたいことがあったのですが泣く泣く削ってしまったため、また何かの機会で別の記事にでもしたためようかと思います。
それでは!
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