髑髏

 髑髏《しゃれこうべ、されこうべ、どくろ》を辞書で調べますと、風雨に晒され白骨になった頭蓋骨、とあります。
 現在の世の中にも、猟奇的殺人などの末、地中から白骨化した遺体が見付かった、などという事件が起こっています。ですが、侍の時代には、道端や川岸などで遺体が見付かるなんて、それこそ時代劇のようによくあったことなのかもしれません。
 現実的には、捜査関係者や医療関係者以外で、髑髏を見る機会なんて滅多にありません。もしも白骨化した頭蓋骨を見た暁《あかつき》には、私など、びっくりして警察へすぐ連絡することでしょう。

 ここで一句。

髑髏《しゃれかうべ》朧月夜に目を開く

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