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遺産がもらえない理由を見る

知り合いの命盤。※主星は省略しています。

「お父さんは、介護が必要になっちゃったから、お兄ちゃん夫婦に自宅で面倒みてもらっているの。」「でもね、お父さんの貯金は全部お兄ちゃんがもらっちゃったの。去年亡くなったお母さんの生命保険も。なにもかも全部よ。」

う~ん、法律では遺産は介護をしたからといって、介護した子供が全部自分のものに出来るわけではなく、均等に分けるはずですが、まあ、現実はなかなかそうはいかないですよね。

親は長男が引き取り、長男が財産のほとんどを相続する、、みたいなパターンがまだまだ多いのかな、とは思います。

父母宮に生年Dがある。男性の星についているので、父親のお金であり、実家のお金、両親のお金ですね。

福徳宮に、自化Dがある。

外向きの自化は、何かが出ていってしまう意味。

この命盤では、生年Dは自分のものにならずに、どっかいってしまう、無くなっちゃうという意味になるんですが、どうして無くなっちゃうのかな?という事を知りたい時に、平衡をとばします。

平衡を飛ばす、というのは、理由を知るための手段の事。

では、何をどのように飛ばすのかというと、この宮の干から同組の四化を飛ばします。(干というのは、十干のこと。甲、乙、、というやつです)

ここは、自化Dなので、Dと同組のAを飛ばす。※Aが何、というのは、四化表を見てください。例えば、甲は、Aは廉貞、Bは破軍、、みたいなやつです。

そうすると、Aは、兄弟宮に入りました。しかも、男性の星に付きましたね、、。

お父さんのお金が自分のものにはならない原因は男きょうだい(のせい)、という結果になりました。

この命盤の場合は、宮と主星の両方の意味で解読しましたが、星の意味が大変重要になってくる場合もありますので、

欽天は、基本的には四化の付いている星が重要で、四化が付いていなければ星の意味はあんまり見ないと講座では習いましたが、

やっぱり欽天といえども、星の意味は大変重要なものだなぁ、とよく思います。

星の意味がよくわからないと、読み取れるものがかな〜り減ってしまう。

そのように思います。






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