私の考える「仕事」とは

 こんばんは。元中学校教員をしていたものです。今回は「仕事」について、簡単に、1000字程度で軽く語ります。

「仕事」とは、誰かにエネルギーを与える事

 ズバリ結論をいうと、「仕事」とは、自分以外の誰か、つまり「他者にエネルギーを与える事」だと私は定義しています。エネルギーとは、何かをする能力、基となるパワーみたいなものだと考えていただけたらと思います。

「労働」と「仕事」は違う

 皆さんは、「仕事」についてどんなイメージがあるでしょうか。よくあるイメージが、「お金をもらうこと」にあるのかなと思います。「労働」をすることで「お金」をもらうわけですね。それでは、「労働」と「仕事」は同じ言葉なのでしょうか?私は違うと思います。
 「労働」とは、お金などを対価として働くことだと言えますよね。つまり、自分のやる行為が、お金に変わる行動であること。又はそれを目的に行動する事だと言えます。
 一方「仕事」というのは、業務を遂行すること、つまり、目的を遂行することが「仕事」であり、対価は関係ないと言えます。
 この定義があっているかは定かではないですが、「お金」を目的にする「労働」と、「遂行」を目的とする「仕事」は別の概念だといえるわけですね。

「他者に貢献する」ことが「仕事」である

 では、「仕事」において最も重要なこととは何なのか、考えていきたいと思います。
 ずばり、「他者」に何を与えるか、です。「仕事」とは業務を「遂行」することであると述べました。それではその「業務」とはいったい何なのか、なぜ「職」があるのか、考える必要があると思います。
 「業務」とは、事業に対して行う、務め、行動ですよね。ということは、事業の目的、つまり、会社の理念に合わせて行動することが大事だと言えます。この会社の理念は何のためにあるかというと、お客様に対して業務をすることで「利益を提供する」事にあると私は考えています。つまり、自分たちの利益を追求することではなく、相手の利益を追求することに、「業務」の「遂行」を行う意義があるということになるといえます。
 逆に言うと、相手の利益を考えないことは、「仕事」に当たらないと考えていいと私は思います。

果たして私たちは「仕事」ができているのか?

 今回は軽くするために、そろそろまとめたいと思います。この記事を見て考えてほしいことがあります。私たちは本当に「仕事」をしているのでしょうか?私たちの仕事は、本当に他者に利益を与えているのでしょうか?
 もし、私たちの仕事がなかったとしても不自由がない場合は、一度立ち止まって考える必要があると思います。
 世の中には、生活に必要な「仕事」はいくらでも存在します。我々はその「仕事」をしてもらっているからこそ、生きていけるのです。我々はその「仕事」をする人たちに対して、どれだけ「仕事」をしているのでしょうか?
 SDGsと言われる昨今ですが、本当に我々の生活はSDGsなのでしょうか?
 社会とは何のために存在しているのでしょうか?私は今までの記事で、「社会」とは、人と人が助け合うために必要な人のつながりと説明しました。そのつながりの中で最も大事なものが「仕事」だと思います。
 我々は本当に、社会に生きる一人一人のために「仕事」ができているのでしょうか?誇りをもって「仕事」できるように、考えていきたいと私は思います。

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