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70歳になってみて

70年生きてきて今思うことは、とにかく70年生き延びてこれて愉快な思いがすることだ。別に誰かに感謝したいというわけではないが、事実として普通に快適に過ごせていることを喜びたい。今が自分の人生で一番いいかもしれない。誰からも指図を受けずに好き勝手に生きられる。退屈でもない。かと言って心身ともに充実して元気一杯、というのでもない。無理をする必要がないからだ。頑張る必要もない。70年生きてきて、今みたいな状態になっているとはかつて想像しなかったかもしれない。別に何でもない普通のリラックス状態は、なかなか想像も難しいかもしれない。露天風呂に浸かって月夜の眺めに忘我のひと時を想像することは出来る。それだったら絵になる状態かもしれないが、絵にならなくても今あるそのままの状態が、おそらくは自分にだけ無限の平穏に通じているようだ。この前、80代の光源氏命のお婆ちゃんが今が一番幸福感があると言っていた。うまく歳をとると自然にそういう境地が訪れるのかもしれない。ぼくの場合、少し早すぎるのかもしれない。だったらこれから歳をとっていくと、今以上の幸福感が訪れるのだろうか?これからが楽しみだ、、、

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