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自分の渇望に素直になろう

ぼくの中にいつもある渇望を少しでも満たそうとしてブログを書く。その渇望を以前は承認欲求や何者かになることや自分の仕事をすることだと考えていた。承認されなかったり、何者でもない無力感にとらわれたり、何もしていないことに焦ったりして、魂の飢えを感じていたと思っていた。つまり、渇望は良くない状態と何となく思っていた。しかし、渇望はエネルギーを生み出して前進させるバネのようなものだ。力を溜めている段階が渇望なのだろう。そうすると、渇望はいい状態だと言うことになる。そして自分の渇望を反省してみると、どうやら文学を求めるこころと同じだと思える。良質の小説を読みたいと衝動に駆られる時、渇望が自分を支配している。それはひょっとして自分を成長させてくれる機会に出逢っているのかもしれない。そういう意欲の場に夢中になれるとしたら、無力感にとらわれるはずがないだろう。もう高齢者の仲間入りして、終活などしている場合ではない。自分の渇望に素直になろう。

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