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海外進出する主要なホテルチェーンのホテル形態

前回の投稿で、海外に複数店舗展開を行い、今後も出店増を目指しているホテルチェーンを13紹介しました。今回からはもう少しそれらのホテルチェーンの形態、海外進出方針などを整理していきたいと思います。

前回も少し触れましたが、ホテルの形態は大きく(あくまでざっくりです)総合型ホテルと宿泊特化型ホテルに分類されます。総合型が上位概念というわけでは決してありませんが、一般的には、複数のレストラン、宴会場などを有する大型ホテルが多いので、デラックスホテル(4ツ星~5ツ星)としてツアーパンフレットなどで紹介されることも多く、特に大都市やリゾート地などで馴染みの多いチェーンも多いかと思います。一方での宿泊特化型は、客室からの収益が中心となり、主に短期出張などのビジネス需要が中心となるケースが多いと言えます。

さて、前回紹介した13のホテルチェーンを(独断と偏見交じりで)総合型、宿泊特化型に分類すると以下の通りです。(  )内は主なブランド名。いずれも順不同です。

総合型
1.星のや(Hoshinoya)
2.オークラ・ニッコーホテル(Okura、Nikko、JAL City)
2.プリンスホテル(Prince)
4.JRホテル(Metropolitan)

宿泊特化型
1.東横イン(Toyoko-Inn)
2.アパホテル(Apa、Coast)
3.共立リゾート(Dommy-Inn)
4.相鉄(Splaisir、Fresa-Inn)
5.西鉄(Solaria)
6.藤田観光(Gracery)
7.ルートイン(Grandvrio)
8.スーパーホテル(Super)
9.東屋(Azumaya)

上述の通り、比較的小規模で多店舗展開が可能な宿泊特化型チェーンの方が、進出リスクが限定的で、店舗運営ノウハウがシンプルなため、結果的に出店可能な店舗数、総客室数ともに圧倒的に総合型を上回っている状況が続いています。

次回以降、各チェーンの運営状況についてより深堀していきます。

ホテルマネジメントの達人


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