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失恋記録2

頭が真っ白になり何も言えなくなってしまった。

心の中には彼女への好きという感情があり、何を言ったのか覚えてない。ただ、思ってないことも言ってしまった。彼女が「付き合う前の方が楽しかった」「気を使いすぎてないお互い」その言葉に同意してしまった。そんな事思ってもないのに。崖っぷちに立つと何も言い返せない弱い自分が出てきて、自分に対して怒りと情けない感情が同時に来てしまった。

別れる理由を彼女が話してたが
「あなたの思いに対して100%で返せない自分が嫌なの」
「職場であんまり付き合ってる事気にしてないタイプだよね、私は仕事とプライベート分けたいの」
「友達とか周りの人にあなたと付き合ってること言いたいけど言えない自分も嫌なの」
「仕事でミスとかして、◯◯さんと付き合って恋愛にうつつ抜かしてるからだよって責められて苦しんでる同期もみてるの、だから貴方の寮にも行かなかったの。職場の人がいるかもしれないから。」
「女ってめんどくさいの、お願い分かって。」
「私の我儘なのは分かってる」
覚えてる限りこんな事を言われたが、ただただ聞いてるだけだった。
否定して欲しかったのか、別れないで欲しいって懇願して欲しかったのか分からないけども、どうするのがベストな返しだったんだろう。分からない。

おそらく3週間くらい連絡が遅くなったり来なくなった。別れる理由を考えてたんだと思う。綺麗な理由を。本当の理由は心の奥底にあって本人しかわからない。
ただ何となく自分の中ではいくつかある。あの時の行動、言葉が影響してるのかなと。それが気持ちを冷めさせたのか。

その場で話し合いはまとまらず後日また話すことになった。帰り際にハグだけして別れたが、もうどうすればいいのか分からなくなってた。彼女の車の中ではEXILEのTi Amoがリピートしてずっと流れてた。

彼女は寂しかったのかな、俺が満たしてあげられなかったんだ、情けない、不甲斐ない、最初は振られたショックよりも自分への憤りが湧いてきた。追い詰められるといつも何もできなくなってしまう。また繰り返す。
今回は絶対にいろいろ自分の中で乗り越えなければいけなかった壁を乗り越えられなかった。

悔しい。

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