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養生訓巻第二総論下 鳳凰堂流解釈㊶

原文を現代文に改変
心は常に従容(しょうよう)と静に忙しからず。和平なるべし。言語は殊に静かにして少なくなし。無用の事言うべからず。これ尤も氣を養う良法なり。

鳳凰堂流意訳
心は常に慌てず騒がず、静にし、調和を保つ。

言葉は特に静かに少なくし、無駄なことはしゃべらないようにする。

これが最も気を養う方法である。

鳳凰堂流解釈
心に欲があり、それをコントロールするのが肺(言葉)。

ストレスが溜まれば、しゃべって発散することも良いですが、普段は寡黙な方がいざというとき言葉にも力が出ます。

前段で中庸と言っていますので、寡黙が最善であっても臨機応変にする事が肝要です。

『文中の少なくなし』は少なくし(誤字)だと思います。

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