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スイミードリームの話

小学生の頃。

クラスの劇でスイミーする事になって

スイミーってのはお魚の話しで
主人公的なのが1人で大体、他は
わき役の魚とかになるんやけど。

当時はクラスで多数決で役決める
事になって。

僕、小柄で要領悪い子だったし。
自分でも自覚してたから。

他の魚位はなれたら嬉しいなぁ…
って感じで思ってたんやけど。

何と決まったのは


「こんぶ」


の役で…わき役にすら貰えず
しかもセリフは無く無言で
揺れてるだけのお仕事😅

最初はまぁ…僕なんてわき役
にすらなれない。仕方ないよな😞

小学生低学年にして、自分は
わき役にすらなれない。下等な人間な
んだと自覚してたし諦めてた。

でも発表会当日。

急に悔しさがこみ上げてきて。

脇役ですら無い。セリフもない。
ただ突っ立ってフラフラしてる
だけの役。スイミー役はクラス
の優等生。

本当にこのまま終わって
いいんだろうか?…って

だから残さないと…

爪痕だけでも!残さないと!😠
って急にこみ上げてきてw

で、その時一つだけ打破し得る方法を
思いついて。

もしこれで先生に怒られても
本番の土壇場だったら止めにも入れない!

で。本番。

僕は思いっきり早くクネクネ〜!って

って揺れた!😜
全身全霊をかけたクネクネ!

そしたら…僕の予想に反して
あの昆布揺れ過ぎ違う⁈😂

って体育館ざわつき始めて。

昆布が全力で揺れてる!🤣
何あれ!wって主人公より目立って。


終わってから

凄かったぞ!!君の昆布!

気合いが入ってたわ!
って称賛されてクラスの皆も。
お前やるやんけ!なんや!?あの
昆布本気やな!って褒められた。

で、なにを言いたいかと言うと人生で
役当たりがどんなに悪くても。

配れるカードがどんなけ酷くても
主人公を超えれる可能性があるって事。

これを僕はスイミードリームと
呼んでいます。

終わり。

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