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朝は大変!!

鍵盤のオモチャでキラキラ星を弾いたら、僕歌えるよと横に座った3歳の弟くんが歌ったのがABCの歌で時代を感じました。

さて本題です。お子さんの訪問看護特有のケアのひとつできょうだい児さんに関連したケアがあります。
お母さんが不在になることもあり、幼稚園や保育園の送迎時にケアをするということよくあります。今まで幼稚園や保育園に行くようになった時にはこちらから声をかけていたのですが、こんなこともあるんだなと思ったことがあります。(想像力の欠如でもありますが、、、)

保育園から小学生になった弟くんがいて、さらに下の弟くんは幼稚園に行くことになり、送迎は家の前に幼稚園バスがくるということで、送迎時のケアは終了となったお子さんがいたのですが、学校はじまって1ヶ月経たないある日、お母さんが「なんか幼稚園まではそんなにバタバタしなかったのに、お兄ちゃんのことしてると、振り返ると何もしてないし、そっちにかまってると時間あっという間に過ぎてお兄ちゃんのことできなくて、、、」と、ぼそっと、、、「お母さん、その時間訪問使ったら?」ということで訪問看護が再開になったお家がありました。お母さんはどこの家でも大変だから、、、と遠慮されてたみたいですが、必要なことと私は思いました。オンライン授業中は中断となりオンライン授業が始まる前だいぶ静かな朝になってきていてそろそろ終わりにしようかなという話にもなりつつ、再開時も継続となりましたが、振り出しに戻っていて、さすが1年生男子!と逆に嬉しくなりながら、訪問再開してます。

嬉しくなるには一つ理由があります。
医ケアのあるお子さんのきょうだいさんの多くはとてもいい子になりがちです。例で出されるのは夏休みの宿題の終わらせる時期が早い子がとても多いということです。もちろん早くに終わらせるのはちっとも悪いことではありませんし、もともとの素地としてそういう要素があった子なのかもしれませんが確率がかなり多いと思います。早く終わらせなくていいんだよというのも変ですので、終わった自慢をされると、めちゃくちゃすごいねーーとしますが、ちょっと心配になります。
医ケアのあるお子さんの話ではありませんが、


https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07J1BVH7W/ref=atv_dp_share_cu_r

【ワンダー君は太陽】というトリチャーコリンズという病気の男の子が学校に行き始めてからの話の中にお姉ちゃんが出てくるのですが、お姉ちゃんの気持ちがよくわかるシーンがあります。
これを誰かに言えるといいんですが、特に幼少期はうまく言葉で表現できなかったりしますし、何より大好きで仕方がないので大きくなってもうまく言えないことが多いようです。
最近ではきょうだい児さんのための集まりなどもあり、そういうところをご紹介したりもしています。
この映画は学校に行ったオギーすげーという感じで各所で紹介されてましたが、私は2時間という短い間に同級生や両親やお姉ちゃんや先生たちの気持ちやその気持ちの変化を静かにとてもうまく描いてる映画だなと思いました。特にお子さん関係の仕事をしてる方にはものすごく見て欲しい映画です。

話がそれました。
きょうだい児さんに関連したケアでは他に運動会や体育祭や文化祭や授業参観などなど行事ごとの時にもケアします。
実は明確に禁止とは書いてはいないのですが、見守りのケアはケアとして認められてないようで指導が入ることがあったそうなので、メインは本人のケアをしに行くとしています。そもそも見守りしかないことはあまりないので問題はないと思います。
最近は市町村のサービスで医療的ケア児在宅レスパイト事業というのがあり(名前も内容も市町村でそれぞれ違いますが)そこらへんも認められ、家以外でも訪問できるところもあるので、幅が広がってきてるとは思います。
このサービスはホントもう少しどうにかならんもんかとも思いますので、そこらへんもいつか書きたいと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございます😊 気に入って頂けたらよかったら、私に一杯奢ってください🍶🍺☕️