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#7 エンドロール中に立つ人って

『僕は映画が好きで1ヶ月に10回、1年に100回程映画館で新作映画を見るそこそこの映画ファンです。最近は検察側/の罪人が良かったです。本題ですが僕は映画のエンドロール(エンドクレジット)中に帰る人が大嫌いです。人種差別と戦争の次に嫌いです。理由は製作者に失礼だと思うからです。映画というのは沢山の人々の力で成り立っています。監督、プロデューサー、俳優、撮影技師、編集技師、音響技師、メイクアップアーティスト、照明、視覚効果技師、出資者などの名前を見ることは映画を作ってくれたことに対する感謝をするに等しいと思うのです。僕も鬼じゃないので一緒に観ていた家族が発作を起こしたとか妊婦さんが産気づいてしまったとか(トイレは上映前に行かないと馬鹿なので除外)そういうやむを得ない場合はいいですよ。偏見ですけど映画館で映画を見る人ってだいたい暇だと思うしお前がエンドロール中に劇場を出て何になるんだよと思います。僕はそういうとき静かに舌打ちするようにしてます。本当はナイフを持って滅多刺しにしてやりたいですがそんなことを考える位嫌です。お金払ってるんだからこっちの自由だろ的な考え方をしてると思うし絶対店員さんにタメ口をきいてるクソクズゴミ人間な気がします。エンドロール後にミニアニメがついてる映画があるんですがその上映でそういう人を見るとお前らみたいなやつはアホだからこういう映像を見逃すんだな、ざまあみろカスと思いすかっとします。こういう人をどう思いますか? 』


俺みたいな性格の人ですね。これ午前四時の質問だからすごい夜から考えて書いたんじゃないかって俺は勝手に思ってます。俺がエンドロール中に席を立つ人だったら切腹しなきゃいけないっぽいけど残念ながら俺は席を立たないのでこれからもよろしくお願いします。こういう人が沢山居てくれれば映画スタッフも嬉しいんだと思うしこういう人が居て作品見てくれるっていうのは本当に嬉しいんですよ。ってことは俺の作品を見て「本当に作ってくれてありがとう、絶対最後まで見るぜ」って向き合ってくれてるんですよね?きっと。意地悪な事言っちゃったけどちょっと調べれば情報って見れるんですよ。維持率っていう数字があって、何%のお客さんがこの瞬間に観るのを止めましたっていうグラフがあるのね。あれみると本当に凹みますよ。1番最初は100%じゃないですか。でも段々下がってくるんですよ、で、1番最後まで観てくれた人が何%かって数字があるんだけど酷い時だと40%とか。半分以上の人が最後まで観てくれてないとか。

そういうの見るとこっちはせっかく頑張ってるのにつまんないなって思われた瞬間、ね。止められちゃうんだって思って悲しくはなるんですよ。ただ俺達はそういうもんだと思ってるというか、そこで視聴を維持出来なかった俺らが悪いって思うようにしてるんですよ。だからこそこの映画を観る時は1番最後まで観てるっていう考えもなくはないですけど。それこそお金払ってるからこっちの自由だろとかお前らの作品がつまらないから途中でやめたんだろっていう考えってある意味正解の部分があるのかなと思います。作り手としてはね、多分ですけど例えば映画を作ってる人の中であんまり目立たないというか…縁の下の力持ち的な人達って恐らく「お前エンドロール見ろよ俺の名前ちゃんと見ろよ、有り得なくない?」って言わないと思うんですね。その人達は「自分は縁の下の力持ちだよ」ってことをわかっててその仕事をしてると思うから。
あのエンドロールっていうのは観てる人に感謝してね〜っていう時間じゃなくて作った人が「本当にこの人達の協力の下作ることが出来ました。ありがとうございました」っていう時間かなと思ってて。製作者側がありがとうっていってるイメージなんですよ。だから観てる側からしたら何を見せられてるんだ感は無きにしも非ずというか。そういう考えを持ってエンドロールは見なくてもいいやって思う人が居ても良いと思いますけどね。
ただあんまり言い過ぎるとナイフで滅多刺しにされちゃうんでもうこの程度にしておきます。

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