Villainous 残虐な夜明け

サンブラスト「これで懲りたか?悪党め」
ペナンブラ「説明させーー」
サンブラスト「失せろ!」
サンブラスト「お前をムショに入れない理由を教えてやろう、お前をぶん殴るのが楽しいからだ!」

ポスター[なんで私達が不運な彼らを支えなきゃいけないの?青空の民]
ペナンブラ「サンブラストのクズも、馬鹿なとりまきも最低。」
ペナンブラ「あいつに邪魔させないためなら、なんだってする…わ?」
ブラックハット[ヒーローに悩んでいる?]

VILLANOS 監督:アラン・イトゥリエル

ヒーロー「認めたらどうだ?お前は失敗した。名前を無能ッグ博士にでも変えるべきだな。何度挑戦しようが無駄なことだ」
フロッグ「黙れ、金ぴか野郎!」
フロッグ「ああっ…ボス様!!」
ブラックハット「これはこれは…この成果は…素晴らしいな!博士。」
フロッグ「何と…言ったらいいか…誠にありがとうございます…!」
ブラックハット「そのうえ…メーデー!メーデー!メーデー!メーデー!」

フロッグ「ただの夢か…いつもの悪夢じゃなかったけど。」
フロッグ「オッケー。毎朝の日課をこなすとしよう。」
フロッグ「ステップ1。皆を起こす。」
フロッグ「おはよう、もふちゃん。」
フロッグ「忘れないでね、ブラックハットの仕事場は掃除しちゃダメだよ。さもないとまた自分の内蔵を見る羽目になるから。次のリストは何だ?ああ…。」

ヒーロー「どうするつもりだ悪党め!答えろ!」
フロッグ「朝飯。」
ヒーロー「朝飯?おいそりゃ邪悪な響きだな。メニューはなんだよ?」
(朝飯)
ヒーロー「朝飯じゃねえ…」
フロッグ「おはよう、ディメンシア。」
フロッグ「よーし…今日はもっと簡単にいこう…着 が え て こ い。」
ディメンシア「やだ!一生パジャマ!」
フロッグ「戻れバカ女!ルールと背骨は曲げられな…!」
(曲げられる背骨)

フロッグ「い、た、す、ぎ、る」
フロッグ「お、おはようございます最愛なるボス様…。何か出来ることはありますでしょうか?」
ブラックハット「ペナンブラというクライアントが助けを求めて我々に連絡を取った、厄介なヒーローを滅ぼすためにな。」
フロッグ「あいたた…自分で出来ないなんて哀れですね。」
ペナンブラ(咳払い)
フロッグ「出たーっ!」
ペナンブラ「失礼ね人を化け物みたいに!あいつのせいよ!焼き殺されないように太陽を消そうとすると、あいつがいつも邪魔をするの!」
フロッグ「ご心配は無用です、ご婦人。ヒーローに対する邪悪なプランでしたら常に用意してあります。」
フロッグ「失望させませんよ、ボス!」
ブラックハット「期待しよう博士」
ブラックハット「貴様自身のためにもな…」

ディメンシア「見て…マジ邪悪、チョー邪悪…。なんでダーリンを1人で置いてっちゃったの?」
フロッグ「今は仕事中だからだよ。それにあの人はペナンブラといるから1人じゃないし。」
ディメンシア(スマホ破壊)
フロッグ「もし次携帯を壊したらもう二度と新しいのやんないからな!!」
看板[アトレノシティーへようこそ。いつでも太陽が輝く町]
デモ市民[彼女は悪くない][私達もアトレノ市民だ!][青空の民を許すな]
ファン[WE♡太陽][GOサンブラスト!]
フロッグ「なるほどなるほど、強そうだな。でも僕の計画にかかれば簡単だ。」
ディメンシア「そんなバカ計画いらないって、アイツを地獄まで蹴っ飛ばすだけでしょ?アタシがやる、奴はどこにいんの!?」
フロッグ「今説明するからディメンシア。ヒーローを見つけるには奴の頭の中を探るんだ、文字通りにね。」
警察「ちょっと待て!像に停めていいのは日曜だけだ!」

フロッグ「バッチリだ!さて都市に潜入できたところで、サンブラストを倒す計画を開始しよう。」
フロッグ「ご注目ください。ひとつめ、僕が奴のあとをつける。ふたつめ、505は僕をカバーする。みっつめ、ダメンシア、君の出番は無し!」
フロッグ「この計画を覚えて従うこと!奴にバレないように捕らえるんだ。この前の時みたいなのはやめてくーー何が起こった?」

フロッグ「はあー!?」
ディメンシア「キャプテン太陽はどこー!?どこ行った臆病者!来いよ顔出せや!!」
フロッグ「今、言ったことが分かってんのかトカゲ女!動くなって言ったーー」
(サンブラスト登場)
ディメンシア「来たな」
サンブラスト「負け犬か?俺は、負け犬が、嫌いなんだよ!」
ディメンシア「太陽は沈んじまえ!」
フロッグ「ディメンシア!僕の計画に従え!」
サンブラスト「お前も悪党ってわけか?」
フロッグ「分かったよ!30ステップくらい計画をすっ飛ばす!」
フロッグ「麻酔銃だ。もふちゃん、カバーして!」
505(ハグ)
フロッグ「違う違う違う!ハグじゃないよ!」
(ディメンシアに命中)
ディメンシア「これアンタの力じゃねーから」
(投げられるフロッグ達)
フロッグ「ブラックハットチームは次こそお前を倒すぞ!」
名刺[ヴィランのご相談と支援ならーーブラックハット社]

フロッグ「何度言ったら分かるんだ!?僕の!計画に!従え!」
ディメンシア「アンタの計画はクズ」
フロッグ「ん゛ん゛ん゛」
警報[追跡者アリ]
フロッグ「マズい!奴が来る!計画が何も無いぞ!」
フロッグ「ダメ!あれもダメ、これもダメーー」
ディメンシア「アイツは任せろ、左腕なんかなくてもアタシのブラックハットへの愛さえあれば…」
(緊急脱出)
警察「違反切符を忘れてるぞー!あーっ!」
サンブラスト「よし、あの女のとこまで案内しな」
フロッグ「ああーっ505何してるの!?奴が島までついてきちゃうよ!」
フロッグ「もしブラックハットに見つかったら…僕たちぶん殴られーー」

ブラックハット「戻ってるようだが…終わったんだな?
フロッグ「は、はい!ブラックハット様!全て、計画、通りです。」
ペナンブラ「まあ!捕まえたのね!?」
フロッグ「ええ、勿論、勿論!まんまと罠にかかりましたよ!お客様が自らの手でトドメをさせるよう、そちらまでお届けしていますので…」
ブラックハット「待っているからな」
フロッグ「ええ、すぐにお持ちします…それではまた…」
ディメンシア「あの女キモいじゃん」
フロッグ「そんな事言ってる場合か!?見たろ!?もうおしまいだ!それもこれも、お前達が僕が頑張って作った計画に一個一個従わないからだ!その上この先何の計画も無い!」
フロッグ「最悪なことにサンブラストはブラックハット島までついてきてる。ブラックハット様は奴と戦い、息の根を止めることを期待してる…僕達のやり方で!」
505(ハグ)
フロッグ「良い方法を思いついた」

サンブラスト「あの女は何処だ!俺を倒すために奴等を雇ったのは分かってんだぞ!」
フロッグ「サンブラスト。ここに来るのを待っていたぞ…。もふちゃん!重過ぎるから降りてくれないかい!?」
サンブラスト「誰もアトレノに来る前の俺のことは知っちゃいない。」
サンブラスト「ペナンブラと負け犬共が焼け死んだところで俺の人気が落ちると思うか?ハッ!俺はあの女も、お前ら負け犬もぶっ倒す。」
フロッグ「どうかな?こっちは一日中お前を倒す計画を考えてた。皆を僕に従わせるつもりだったけど、みんな僕の言うこと聞かないから思ったんだ…僕が皆をもっと頼れば良かったとね!」
フロッグ「ふわふわちゃん。ハグしてあげな。」
サンブラスト「離せ毛むくじゃら!」
サンブラスト「おっとまたそいつか。で、どうした?さっきは俺に敵わなかったろ、今度はどうするつもりだ?」
フロッグ「関わる気は無いけどさ、あいつペナンブラとブラックハットがお似合いカップルだって言ってたよ。」
(マジギレ)
サンブラスト「なんなんだ、イかれ女め!」
サンブラスト「俺はまだ強いぞザコ共!」
フロッグ「そう?」
(ビリビリ)
フロッグ「おお可哀想に」
ペナンブラ「お見事!素晴らしいわ!」
フロッグ「ミニヒーローを捕まえましたよ、ペナンブラさん。」
ペナンブラ「やっと貴方と私でゆっくりお話しできるのね?」
サンブラスト「嘘だ…嘘だーー!!」

ペナンブラ「ありがとうブラックハットさん、あなたのチームは素晴らしい仕事をしてくれた!これでサンブラストの力を私の肌のケアに使えるわ!この素晴らしいサービスに対して何を支払えるのかしら?」
(サイン「ペナンブラ」)
ブラックハット「貴女と契約できて光栄だ、レディーペナンブラ。さあ出て行け。
ペナンブラ「え、ええ、さよなら!またいつか!」

ブラックハット「貴様らの働きだが実に…平凡だ!!」
ブラックハット「どうして我が敷地にヒーローを連れ込んだ?」
ブラックハット「気がつかないとでも思ったか?この私を馬鹿にしてるのか?」
ディメンシア「ね、ねえ…プランある?ハカセ…」
フロッグ「逃げろ…」

ペナンブラ「それがマシンを作った理由なのよ。ハァ…あなたちゃんと聞いてくれるじゃない。サンブラスト?サンブラストー?寝ちゃったのね。」


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