オレ流

オレ投信の作り方

四半期に1つ株を買えと言われても選び方がわからない!という方、難しく考えないでください。だって、適当に買っても市場平均と同じリターンを得られるわけですから!

○✕問題が100問あるとしましょう。○か✕を適当に答えても平均50点は取れます。100問中2問自信がある問題があったとしましょう。残り98問を適当に答えても期待値は51点に上がります。もう平均を上回りましたね。100問中10問自信があれば期待値は55点です。こんなイメージでOK。
全問適当に答えるのがインデックス投信。自信ある問題だけちゃんと答えて残りを適当に答えるのが個別株積み立てです。

あくまで、インデックス投信を買うよりましであればいいのです。
「この会社は伸びそうな気がする」
「この業界は将来も堅いぞ」
伸びる会社や業界を当ててもいいですし、
「この会社は終わってる…」
「この業界に未来は無い」
ダメな会社や業界を当ててもいいのです。そこを外して買うだけで、あなたのポートフォリオは市場平均を上回るはずです。さあやってみましょう。


1. 自分が働く業界で強い会社の株を買う

まずはこれが圧倒的におすすめです。
自分が働く業界のことは当然他の人よりもよく知っているはずです。財務諸表を読んでいるだけの投資家にはわからないこともたくさんあるはずです。

働いていなくても、単純に興味があって詳しい、大学で専攻していた、友人がたくさんいる等、他業界より知識があると思う業界は同様の選び方をしても構いません。

その業界の未来は明るい?
 はい  → B. へ
 いいえ → A. へ
A. それはそれで使える情報です。その業界を買わないことで市場平均を上回りましょう。
B. その中でも特に自分の勤める会社の未来は明るい?
 はい   → C. へ
 いいえ  → D. へ
C. とてもラッキーです。素直に自社の株を買いましょう。直近1年で既に株価が3倍になっている…とかでなければ素直に買っていいと思います。
D. その業界内で強い会社、伸びそうな会社の株を買いましょう。広く知られていることやよく言われることではなく、自分の実感ベースでいいと思う会社を選ぶことが重要です。


私はずっと米銀に勤めていたので、金融業界のことは他の人より詳しいはずです。私が長期投資をするうえで守っている方針は、

・今後も金融はアメリカ1強。優れた米銀株を複数社持つ。
・都銀の日本での地位は絶対的。安ければ買う。
・日本の証券は買わない。

私は金利低下を予想しているので、それによる逆風を考慮しながら、タイミングを見て銀行株を買っています。
あくまで私個人の実感ベースなので、これらの方針について議論するつもりもありませんし、これを真似して欲しいとも思いません。肌で感じたものだということが重要なのです。


また、学生時代は機械工学も学んでいたので、機械メーカーのこともある程度わかります。株式投資を始めた学生時代に決めた方針で今でも守っているものがこれです。

・総合電機は買わない。

このルールのおかげで随分助けられました。
今、2004年からの大手総合電機各社の株価推移を調べて改めて思いました。


2. 消費者目線でいいと思う会社を買う

自分が働いているわけでもないBtoB業界の会社の良し悪しを一般投資家が見極めることは困難です。それより、消費者として関わっているBtoC業界から良い会社を探しましょう。
日本の株式市場では海外投資家が国内投資家に負けないくらいのプレゼンスを持っています。しかし、彼らは日本の消費者としての感覚を持っていません。我々は日本に住む消費者として情報のアドバンテージを持っているのです。

普段生活していて、いいなと思う商品やサービスがあれば、すぐにその会社が上場しているか、まだ株価が上がっていないかを調べる癖を付けてください。慣れると当たり前のようにできますが、慣れるまでは意識しなければなりません。やってみると面白いのでぜひ。


投資家の憧れテンバガー。値段が10倍になる株のことです。
過去にテンバガーを達成した銘柄には身近なものがたくさんあります。

・ガンホー(スマホゲーム)
・コロプラ(スマホゲーム)
・RIZAP(ダイエット)
・ペッパーフードサービス(いきなりステーキ)
・くらコーポレーション(回転寿司)
・セリア(100円ショップ)
・ニトリ
・ソフトバンク
・ファーストリテイリング(ユニクロ)
・良品計画(無印良品)
・サイゼリヤ(ファミレス)

などなど。挙げれば切りがありませんが、どれも消費者として初期に良さに気付けた可能性は十分にあります。10倍でなくとも、2-3倍なら山のようにあります。3ヶ月に1つは難しくても、1年に1つくらいは候補が見つかるのでは?


3. 何も思いつかなければ適当に買う

上記2つを実践してみて、どうしても思いつかない四半期は適当に買ってください。適当に買っても期待値は市場平均と同じですから。

東証が上場株式を33の業種に分けています。
まだ持っていない好きな業種から好きな会社を選んで買いましょう。赤字続きとか株価が急騰しているとか、そういったものだけ避けば十分だと思います。

東証33業種

↓ SBI証券で各業種にどのような会社があるのか見られます。

本当に適当に選んでもいいですし、勉強して自分なりのポリシーを持って選べばなおいいです。業界のこと、銘柄の選び方が少しでも身に付けばそれは次に活かせます。


何年か続けていると、「日経平均225銘柄から将来性の無さそうな銘柄を抜いて、自分が将来性を見込む銘柄と大化けを期待できる銘柄を入れた自分だけのポートフォリオ」、つまり、オレ投信ができあがるはずです。
手数料を払ってインデックス投信を買うより面白そうじゃないですか?


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