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長い人生なんだから、生きがいもお金も両立したいよね【どこでも誰とでも働ける】

「AIに仕事が奪われる」

人工知能ブームによって、単純作業の賃金が大きく下がることが誰の目にも明らかになりました。このような流れは昔からあり、実は最近の工場はロボットを導入しているところがほとんどです。しかし、サービス業をしている人からは見えていなかった世界なだけに驚きが大きかったのかもしれません。

AIが完全に広まった世の中で、人間はどうやって生きていけばいいのか?そんな問いに答える本を今回は紹介します。

【どこでも誰とでも働ける】

本書は、多数の有名企業で勤務し、TEDにもボランティアで関わった尾原和啓の著書です。

タイトルに関する本書での答えはたった一つです。それは、「とにかくギブする」ことです。

成果を出すためには、量をこなす必要があります。人脈を作るためには、その人にとって価値のある人間になる必要があります。それらは全てギブから生まれます。

ギブを意識すると、相手の目線で物事を見る必要があります。第三者視点で物事を見るというのは、ビジネスにおいて非常に重要な能力です。これを鍛えられるだけでも、ギブには価値があるでしょう。

ライフとライス

本書の後半でかなりのボリュームを使って語られているのが、仕事と生きがいのバランスのとり方です。個人的には前半の文章よりもこちらのほうが価値のある内容だと思います。

お金のためだけに長く働ける人はそうそういません。寿命が長くなればなるほど、ダラダラと毎日を過ごすのに嫌気が差してくるはずです。逆に、生きがいだけを求めてボランティアだけをやっていても飯は食えません。

お金を稼ぐための仕事 = ライス
生きがいとなること = ライフ


本書ではこのように定義し、二つのバランスを自分に合うように上手くとることを進められています。

はじめはライフもライスも不十分ですが、スキルが身についていけば徐々にやりがいのある仕事を増やすことができます。逆に、給料は少なくても社会に正しく貢献できていれば、今後活かせるスキルも身につくはずです。


IT技術によって、世の中は大きく変わっています。そんな中で必要とされる仕事は、やりがいのある仕事ばかりになるのではないでしょうか?

そんな時代にどう生きていくか。せっかくの長い人生なら、十分な収入が確保できれば、友人ややりがいを追い求めるというのも悪くないかなと思いますが、どうでしょうか?

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