テストを避けるな!テストこそが上達の最短ルートだ!【苦しさで記憶アップ】
テストというと、「大変」「退屈」といった、ネガティブなイメージがあると思います。しかし、テストは学習においてとても重要で、避けて通れない道です。
テストの効果は、あなたの能力を測るということだけに留まりません。テストをすることで、記憶力にも影響があるのです。
テストで「検索学習」
これは、テストを行うことで「検索学習」を行うことができるからです。検索学習とは、頭の中から情報を引っ張り出す作業のことで、記憶の定着に効果が高いことがわかっています。
研究では、思い出す練習を何度もしたグループは、教科書を同じ回数だけ読んだグループよりも、成績が良かったという結果も出ています。
テスト中の「何だっけなー」という苦しさは、気づかない間にあなたの記憶の定着の糧になっているのです。
小テストで記憶アップ
また、自分への小テストというのも、 記憶の定着にも良いことが分かっています。
内容としては、簡単なもので構いません。覚えたい物事に対して「必要性」「他のものとの違い」「デメリット」などを問かけます。これは、リスト化するとやりやすいです。
こういった質問をすることで、体系化した知識を身につける手助けになります。
例えば、「なぜこれが正しいのか」「これは他の概念と、どのようにつながっているのか」などについて自問することによって、自分の分からない部分が具体的に理解できるようなります。 しかも、テストによって思い出すことで、記憶の定着も良くなります。その結果、小テストをしなかった人よりもはるかに深く理解できるようになります。
実は、スキルや知識の習得が上手な人は、このような小テストを頭の中で行っている事が研究でわかっています。自問自答を頻繁に行うことで、思い出す練習である「検索学習」を行っているのです。
まずはじめにやるべきことは「テスト」
もしあなたが記憶力の悪さで困っているのであれば、まずはテストでそれを確認しましょう。
もし実際に点数が悪いのであれば、重要な部分に勉強時間を裂けていないのかもしれません。テストで点の悪かった部分を重点的に勉強しつつ、以前紹介した「メタ認知」などを取り入れましょう。メタ認知に関しては、以下の記事が参考になります。
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