見出し画像

3月に読んだ本まとめ②

ハードウェアハッカー

作者がベンチャー企業で新しくIT機器
を製造するにあたって、深センで経験したことについて書いた本。中国だと偽物に関するイメージが強いが、それはリバースエンジニアリングの能力の高さでもある。また、製造コストを下げまくった工場の現場についても書かれており、中国で製造するにあたっての工場とのやりとりには注意すべき点がたくさんある。マニュアルも詳細に書く必要があり、成形などの意外な問題も発生する。簡単ではないが、工学を志す者なら役に立ちそうな本。

〈効果的な利他主義〉宣言!

本当に効果のある慈善活動とは?について考える本。正しく計測することによって、人の思い込みによるありがた迷惑を避けることを伝えている。社会貢献は仕事をする上で大事な要素の1つなので、効果のある貢献は誰しもが知っておいて損はない。仕事の決め方についても書かれており、慈善活動をするよりも仕事で稼いで寄付するほうが良いという結論にたどり着くのも興味深い。

バリュー・プロポジション・デザイン

ビジネスモデルを企業視点と顧客視点で評価をする本。優れたビジネスモデルのルールがあり、それに従ってビジネスを行うことで成功しやすくなる。顧客にとって未解決で重要な悩みにアプローチするという部分が肝。検証の重要性と正しい検証についても書かれており、ルールの裏付けは少ないものの確実でかつ重要な内容が書かれている。考えなければいけない事が網羅されているので、ビジネスを始める際の慢性的な不安感を拭ってくれるはず。

その他

残念な名言集

偉人の弱みを見ることで、成長マインドセットを身につける。金銭的に裕福でも女関係で悩んだ人は多い。

関西のスパイスカレーのつくりかた

一般的なレシピ集。スパイスからカレーを作る

デザインあ みるほん

普段見ているものを分解して見ることで、新しい視点で物事を見られる。生活の解像度が上がる良い本。

トコトンやさしいIoTの本

やさしい教科書。目新しい内容はない。入門書としては良いかも。

この記事が参加している募集

推薦図書

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?