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現代のストレスは「哲学」で乗り切る【感想:てつがくフレンズ】

ストレスの多い現代で、生き抜くためにはどうすればよいのでしょうか?

昼間は必死に働いて、夜はリラックス。そして、土日はリフレッシュのために旅行をする。

そんな毎日が過ごせれば良いですが、お金が充分になかったり、月曜日が憂鬱で土日がリフレッシュ出来なかったりと、うまくいかないものです。

そんな解決策はたった一つ、問題に向き合い、根本から問題を解決することです。しかし、上司を変えたり、仕事を楽にすることはできません。

昔からこういった悩みはありました。そして、昔から使われてきたのが、哲学です。

人間は考え方次第で、苦しい環境でも数倍の力が出せるようになるのです。

今回は、現代を生き抜くツールとして、哲学を軽く学びたい人のための本を紹介しましょう。


【感想:てつがくフレンズ】

哲学に関する記事をブログに書いている作者が原作を書いた本。

ソクラテスやプラトンといった、名前を聞いたことはあるけどよくわからない人を登場人物に、コメディ調で4コマが進んでいきます。

学校教育で哲学を理解しにくい原因は、それぞれの哲学者の個性が見えないからです。本書は、そんな個性の見えにくい哲学者達を美少女に変えて、現代風に楽しめるようにしたものです。

個人的には、本書で哲学を学ぶのは充分ではないと思います。しかし、哲学を学ぶ上で一番大事な「哲学における思想は、その時代の一般論への反論から生まれる」ということは学べるはずです。

世界が右に傾き始めると、大きく左に修正するような思想が生まれ、左に傾き過ぎると右に修正するような思想が生まれます。こういった風に、哲学は進んできたのです。


本書は後半になると話が逸れていくので、中盤くらいまで読んで哲学に興味が湧いたら、同じ作者の「史上最強の哲学入門」を読むことをオススメします。これは、めちゃくちゃ良い本なので、ぜひ一度は手にとって欲しいです。


そちらの本の感想記事も書いているので、良かったらそちらも読んでみてください。概要を知ると、本を読むモチベーションも上がるはずです。


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