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「日本再興戦略」に学ぶ日本の理想像【第七章:会社・仕事・コミュニティ】

おそらく多くの人の悩みの原因は、会社・仕事・コミュニティに起因すると思います。この悩みを解決するためにみなさん奮闘しているはずです。

しかし、答えがわからないまま奮闘しても結果は出ません。今回は、これら全てに共通する「働き方」に関して説明します。

過去の章は以下のリンクから見ることができます。

タイムマネジメントよりストレスマネジメント

今後は、時間よりもストレスに着目した「ストレスマネジメント」が求められる時代になるはずです。結局、スキルアップに時間は必要です。

ストレスを減らすことが重要な時代に、働き方改革などと言ってただ残業時間を減らしても仕方がないのです。

ストレスはどうチェックするか?

ストレスの評価は、筋トレで行うのがオススメです。いつものルーチンに組み込めていれば、体調管理のためのわかりやすい指標になります。筋トレは体を動かすことで健康になるとともに、鬱の傾向もチェックできるという優れものです。

攻めの姿勢」が全てなのか?

イノベーションの必要性が叫ばれすぎて、攻めの人材の評価が異常に高まっています。しかし、落合先生の意見は少し違います。攻めと守りの人材はバランスが重要なのです。

大企業において保守的人材とベンチャー企業の攻めの人材は、両方会社に必要です。しかし、これらの人材は採用時に偏りがちです。会社が保守的だと、それに合う人材として保守的な人材を集めがちです。

これは採用が一部の人に任せられている以上、避けられません。別の方法で解決する必要があります。その解決法とは、人材の流動性を上げることです。

人材の流動こそが唯一のWin-Winな方法

人材の流動性を高めることで企業に大きな恩恵をもたらします。例えば、大企業がベンチャー企業に投資したり、人材を派遣したりすることで、双方に良い影響を与えることができます。ベンチャー企業はホワイトカラーの仕事をこなせる人材を手に入れることができますし、大企業の社員は会社の成長を身近で感じてモチベーションを高めることができます。

個人としては、ベンチャーか大企業の大きな二択を迫られる必要がなく、両方体験できるというメリットがあります。


以上より、人材の流動性は世の中に大きなメリットをもたらします。個人としても好きな選択ができ、仕事に没頭できるでしょう。これこそが小手先ではない、世の中を良くする仕組みなのです。

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