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今を知り、自分をどう操るかで人生は変わる【後悔しない超選択術】

「やるべきことがあったのに、怠けてしまった」「せっかくのチャンスを逃してしまった」

これらの後悔は数えだしたらキリがありません。人生は選択の連続であり、その選択の半分は後悔の連続なのです。

そんな後悔を避けるための本を今回は紹介しましょう。

【後悔しない超選択術】

本書はメンタリストDaiGoによって書かれた、心理学ベースの実用書です。

自分の選択によって後悔しないための方法は大きく分けて2つあります。1つ目は、一度決めたことは後から後悔しないようにすること。そして2つ目は、正しい選択を行えるようにすることです。

一度決めたことは後から後悔しない

世の中には、自分の選択に満足できるサティスファイザーと、最大の価値にこだわるマキシマイザーがいます。後悔しない性格になるということはサティスファイザーになるとほぼ同じ事だと思って良いです。

マキシマイザーへの対処法はたった一つです。それは、多くの信頼できる情報から判断するということです。

マキシマイザーは、情報の多さで後悔の感じにくさが大きく変わります。マキシマイザーの後悔の元は、「何か他にも良い方法があったかもしれない」という漠然とした感情から生まれます。それを情報によって埋めていくしか対処はできないのです。

正しい選択を行えるようにする

正しい選択を行う上で、まずやるべきことは人間の無意識なバイアスに気づくことです。

例えば人間には、サンクコストバイアスという一度時間やお金を使ったら、更に損するとわかっていても引き返せない性質があります。

他にもメモリーバイアスという印象的な出来事に記憶が歪められる性質や、プロジェクションバイアスという未来に対して現状がずっと続くような予想をしてしまう性質があります。

これらのバイアスは避けられません。しかし、知っておくだけでも多少フラットな思考で物事を考えられるようになるはずです。

環境を変える

正しい判断をする上で環境は重要です。例えば、人間は午前中のほうが判断力が高まると言われています。つまり、大事な判断を午前中に回すだけでも、後悔しにくくなるはずです。

また、空腹時は判断力が上がると言われており、軽い断食を取り入れることでさらに判断力を上げることができるはずです。

判断基準を持つ

最後に、選択をする上でほぼ後悔しなくなる方法を教えます。それは、「自分の中に基準を持つこと」です。

判断基準を持つことができれば、判断に悩むことがなくなります。そうなれば、負荷も時間のムダもなくすことができます。

判断基準を持つ上で持っておくべきなのは、「価値観」です。例えば、家族を最優先にしたいと心の中で決めていれば、同僚からの飲み会の誘いに迷う回数は圧倒的に減るはずです。テクノロジーで世界を変えたいと思っていれば、プログラミングの勉強中に「何のためにやっているんだろう」「このままで大丈夫か」といったことを悩むことはないはずです。

価値観を定めるのは、一日でできることではありません。しかし、100年生きるといわれている時代で、自分の軸を作ることは不可欠です。定期的にA4ノートに好きな事や将来できるようになりたいことをまとめることで、少しずつ自分の軸が見えてくるはずです。

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