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やさしい漢方入門・腹診 第八回「皮膚病と腹診」

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漢方の診察で必ず行われる「腹診」。指先で軽くお腹に触れるだけで、慣れた先生になるとこの腹診だけで大凡の患者さんの状況や見立てができるといいます。「でもそんなこと難しいでしょう」と思うところですが、本連載の著者・平地治美先生は、「基本を学べば普通の人でも十分できます!」と仰います。そこでこの連載ではできるだけやさしく、誰でも分かる「腹診入門」をご紹介します。 

お腹で分かるあなたのカラダ
やさしい漢方入門・腹診

第八回 「皮膚病と腹診」
文●平地治美


皮膚は内臓の“鏡” 

皮膚は身体にとって、最大の“臓器”です。東洋医学では「皮膚の状態には、内臓の状態があらわれる」と考えられており、皮膚病の治療においても、腹診は大きな意味をもっています。

私が漢方を学び始めたころ、師匠の寺師睦宗先生(銀座・玄和堂診療所名誉院長)から、あるエピソードをうかがったことがあります。

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