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伊東昌美のもっと!保健体育 第十回 「ひびきと対話」開発者・福島千種先生

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中学生の時、保健体育はナゾでした。なんとなくエッチな感じがあって、でも真面目な顔をして先生は講義をしているし……。

その当時から体育が大好きだった私は、いまでも身体のことに興味があります。ただ、その頃のナゾだとかエッチな感じだとかそんな曖昧なことではなく、もっと身体のことを知って、大人になった今だからこそ、改めてこれからの人生を一緒に生きていく自分の身体と、もっと仲よくつきあいたいと考えています。

そこでこの連載では、私・伊東昌美が身体についてのセミナーやワークショップに参加して、それなりに自分の身体を使ってきた今だからこそ必要な、“保健体育”についてご紹介していきたいと思います。

「もっと!保健体育」第十回はサウンドセッション「ひびきと対話」開発者の福島千種先生です。

伊東昌美のもっと!保健体育第十回
「ひびきと対話」開発者・福島千種先生
文・イラスト●伊東昌美


 “音”や“響き”で人の心身に働きかける

今回の「もっと! 保健体育」は、本邦初(といっても、いつも初めてのことばかりですが…)の音(サウンド)について取り上げます。

今回のサウンドセッション「ひびきと対話」は、クライアントの方が横たわるベッドのまわりで“三昧琴(ざんまいきん)”という楽器を演奏し、その響きで人を包み込むようなセッションです(三昧琴については、あとで説明します)。楽器を使ったセッションというと、なにやら不思議な気もしますが、“音”や“響き”で人の心身に働きかけるのは、何も特別なことではありません。

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