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連載 タッチの力12 森本義朗・前編「リハビリテーションとは?」

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日本には「タッチ=触れる、触れられる」の機会が少ない。そんな思いから、日本のタッチ研究の第一人者である山口創先生(桜美林大学教授)をはじめ、セラピストの有志が集い「日本タッチ協会」の設立を準備中です。

その一環として行われている、タッチのスペシャリストたちによるワークショップ(通称:タッチ協会山口ゼミ)の模様をお伝えしていきます。

四人目は森本義朗さん(国際統合リハビリテーション協会 会長、理学療法士)。いわゆるリハビリテーションの現場で、タッチがどのように考えられているか、また本来あるべきリハビリの姿とは。前後編の2回に分けてお届けします。

連載・タッチの力12

森本義朗・前編
「リハビリテーションとは?」

語り・スライド提供●森本義朗/国際統合リハビリテーション協会
写真・動画●コ2編集部(☆)

森本義朗さん(☆)

コ2編集部(以下、コ2) 本日は、森本義朗さんにお話をうかがいます。森本さんは平成18年より理学療法士として病院勤務をされ、現在は、国際統合リハビリテーション協会(IAIR)会長も務めておられます。

森本さんが理学療法士の道を選ばれたのは、ご家族の病気がきっかけだったとうかがっています。

森本義朗(以下、森本) 父は僕が14歳の時に脳梗塞で倒れて、20歳のときに他界したのですが、その間、父がリハビリしている姿を見続けていました。大学を卒業後、はじめは医療とはまったく関係のない音楽業界にいたのですが、「人のためになる仕事をやってみたい」と一念発起をしまして。そこから猛勉強をして専門学校に入り、リハビリの世界に入りました。

今日はあらためて「リハビリテーション(以下、リハビリ)とはなにか?」というお話をさせていただこうとおもいます。

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