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自動化を提案したら業務効率化のマインドが醸成できたって話

どうも、おはこんばんにちは。へるどっくすです。

今回はDX、デジタルトランスフォーメーション、その中でもデジタルを活用した自動化のカルチャー醸成に関するお話です。


前提もろもろ

当時、私は人事コンサル(人事部門の業務やシステムの変革のご支援)をしていましたが、1年程、そのコンサルのバックオフィスに入り込んで、BPRを推進する、という自社の変革的なことをやることになりました。

そのコンサルは、グループ会社の一社で、その他にもリスク、M&A、税務などの会社があり、それらの会社のバックオフィス業務をすべて統合し、シェアードサービスのように、というかシェアードサービスとして、バックオフィスの会社を作っていました。そのバックオフィスの会社のBPR推進という感じですね。

で、いろんな会社の、いろんな業種の、いろんな業務がスパゲッティ状になっているところからのスタートだったんですけど、当時はとりあえず、人事なら人事、経理なら経理、それはグループ会社共通の機能、というところまでは来ている状態でした。なので、次のステップとしては、もう少し業務を統合していこう、ということと、もっと効率化していこうぜ、ということが課題になっていました。

そんな中で、じゃあ、とりあえず自動化で効率化を図ろう、ということで、AIやRPAを活用して、そのイニシアチブをゴリゴリと進めることになりました。

何をしたのか

なにをしたのか。はい、まぁとりあえず、全社横断的なイニシアチブだったので、もりもり計画書を作成して、経営会議にかけました。まぁキックオフ的な感じで。

まぁでもこれはあんまり意味はなかったかもしれません。儀式的にも。結局はゼロから営業をかけていかないといけなかったので、だったらもう最初から本当に草の根活動でよかったんじゃないかなと。振り返ってみると、ですけど、思います。追加でお金が掛かるわけでもなかったですし。IT部門のリソースはお借りしないといけませんでしたけど。

ゼロからの営業活動

社内というかそのコンサルのバックオフィスの繋がりなんて何もなかったですし、IA/RPAで効率化していこうぜっていうカルチャーでもなかったので最初は、もうとりあえず話を聞いてもらえそうな部署なりチームなりから「自動化しませんか」って提案しにいって「あ、いいじゃん」って思ってもらえたらこっちで業務プロセスを棚卸してIT部門にRPA組んでもらって、導入して効果測定して、ということをクイックウィンを狙ってどんどんしていっていました。

そんなことをしていると、追加の案件をいただけたり、口コミで「うちの部も」と仰っていただけたりと、徐々に案件が増えていったって感じでした。

属人化からの脱却

とまぁ、ここまではIA/RPAを商材にした普通の営業(リソースは貰えてたんでめちゃ助かりましたが)でしたが、このままだと私がいなくなったらすぐ止まっちゃうっていう属人的な状態だったので、とりあえずプラットフォームを作ることにしました。プラットフォームといっても、社内ポータルの中に自動化による効率化のサイトを作成して、導入の仕方を掲載したり、事例を提示したり、問い合わせ窓口を作ったり、という感じですね。

でもこの営業によるクイックウィン×プラットフォームというのでうまく軌道に乗ったんじゃないかなと思いました。その後は運用としては徐々にIT部門にお渡しして、私はイニシアチブとしてはお役目ゴメンということで。

成果は?

成果は、まぁFTEの削減というのもありましたけど、それ以上に、中長期的な目線で、IAとかRPAとかはどうでもいいんですけど、自動化なりなんなりでの業務の効率化ができるんだな、そういうのどんどん出していこうかな、というマインドを作ることができたことなんじゃないかなと思います。

それではまた。

もう、、、読んでいただけているだけで嬉しみに溢れてますんで