(夢)日記 第一夜

僕は拾い集めた部品をレシピに忠実に組み上げて手榴弾を作ろうとしていた。「飯にしよう。」と現地の人に連れられて屋台に行った。前の客に倣って肉の刺さった串は自分で選び、生地に挟む。衛生面と、”へた”を掴まされないようにする、という意味があるものと僕は理解した。仕上げにいかにも辛そうなソースがかけられ止める間もなかったが、特に味はしなかった。

斧で右脚を切られた。膝からかかとまでの真ん中を、水平に、綺麗に、一撃で切られた。断面図の作画はドロヘドロだった。白黒のカイマンの頸椎。大慌てでくっつけて、テープでぐるぐると巻いた。痛みはなかったが、痛みがないのは気のせいだと気付いてしまってからは痛くなった。氷水に浸して医者に見せるべきだったかと後悔したが、すでに中途半端につながってしまっている。鈍い、不安の痛み。テープの隙間からあふれ落ちた血は地面から降る雨に色を付けて目が見えなくなった。

起きてからも見事に水平に右脚が痛く、じっとしていた。

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