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力のある人になりたい。

事業立ち上げ当初の話です。
事業をする中で問題(≒トラブル)を発生させてしまったことがありました。(各方面にご迷惑をかけながらも解決することができました)
自分が「社長」という役割になってから、問題に直面するのは初めてでした。

自分ひとりでは不安だったので、色々な人に相談させていただいたのですが、誰かに相談したとしても最終的に意思決定者は「社長」という役割を担っている私自身になります。
そのときに、喉から手が出るほどほしい利益を取るためにビジネスとしてのお付き合い的なものを優先したほうがいいのか、自分の信念や正義感(≒自分が道義的に正しいと思うこと)を大事にした方がいいのか、意思決定する選択肢そのものというよりは判断軸に悩むことがありました。

どうするかによって対応の仕方や強度が変わるのはもちろんですが、自分自身の経営者としてのあり方や自分自身の生き方にも影響する気がして、簡単に目先の利益や関係性を取るということが自分にはできませんでした。
(当然これは、自分が上場企業の子会社の社長という恵まれた環境だからこそできたことだと理解しています)

対応をする中で、「何を軸とするのか」を考えるということは「自分がどうありたいか」を考えることに直結するのだな、ということに改めて気が付きました。

一連の対応の中で色々な方に助けていただき、痛感したことは「力がないと何もできない」ということです。
力というのは影響力と言い換えることもできます。
自分に力がないことで相手になめられたり、対応をうまくまとめることができなかったり、力がないと何もできないなということをすごく痛感したと同時に、社長という役割になる前までは会社の看板や自分を守ってくれた上司や経営陣の皆さんに助けられていたのだということを強く感じました。
(当然ながら今も沢山の人に助けていただいているのですが、役割上最終局面に立つことが多い)

私は、力のある人になりたいと強く思っています。
守りたい人を守れるようになりたいし、守るべきものを守りたいです。

そのためにはしっかり会社として事業を大きくして、自分の人間性も磨き、様々な方々とのつながりをたくさん作っていって、人間として魅力ある人にならなくてはいけません。
そのためにやってやる!(語彙力)という気持ちで日々を過ごしています。


正義感ドリブン


この問題を対応していく中で、自分は正義感ドリブン(≒正義感に突き動かされて仕事をするタイプ)な人間なんだな、ということにも気づきました。
ベンチャーだとどちらかというとビジネスモデルドリブン(≒新しいビジネスモデルを作ってマーケットシェアを取っていくことに燃えるタイプ)な人もいるのかなと思います。

私の場合は正義感ドリブンです。
今回どうしてそれに気づいたのかというと、そもそも問題がどうして起こってしまうのかを考えたときに、私達は転職支援の事業をやっているわけなので、(図らずとも)人を大切にしないカルチャーの企業が少なからず存在してしまっていることに原因があるのではないかと感じ、それに対して「【私が】なんとかしなければならない」と強く思ったからです。

もう少し掘り下げて言うと、結局は企業のカルチャーに問題があると良い転職は叶わず(正確にいうと転職自体は叶うけど入社後に問題が発生する)、転職を支援していくことを生業とするときに、本質的に良い転職を支援しようと思うとそもそも企業の体質改善(カルチャー醸成)が必要だと気づき、それを自分がなんとかしないといけないと思ったということです。
(道義的に良くないと思われることを許せないタイプ)

ということで、正義感ドリブンな私は、もっと人を大切にするカルチャーの会社を増やしていきたいと思いました。
人を大切にする会社というのは、(1)そもそも経営層が人を大切にする考えを持っていて、かつ(2)人を大切にする仕組みを持っていて、かつ(3)その仕組みが機能している必要があります。

ずっと携わっていた企業のエンゲージメント向上支援をするTUNAGというプロダクトは、(3)を機能させることが中心で、サービスの一部として(2)の構築をお手伝いをしていく感じなのかな、と個人的には思っているのですが、私が必要だと感じるのは(1)〜(3)の一貫した改善(施策)です。
そんなことができるのか、今具体的にそれが思い浮かんでいるかというとまだこれからなのですが、いつかそういった事業をやってみたいと思っています。


いい会社でありたい。


事業の特性上、厳しい就労環境で働かなければならない会社も当然あるとは思うのですが、私は2018年にスタメングループに入社し、丸6年経ち思うこととして、やっぱりこのスタメングループというのはとても人を大切にする本当に良い会社で、すごく恵まれているな〜、と改めて思っています。
と同時にSTAGEという会社もそうでありたいと思っています。

「働く」を楽しく、「人生」をもっとおもしろく。
という理念に向かって、これからも毎日、精進していきたいと思います。




STAGEでは一緒に働く仲間を募集しています。

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