実業団で続けること

こんにちは。お久しぶりです。

かなり寒いですが、またあっという間に春になっちゃうんだろうなーと思いながら過ごしています。
春は年度の変わり目ですから、色んな事が入れ替わります。
そして私と同じ歳の人たちは大学4年生になり、就活が始まりますね。

今回は就活…特に、競技者の就活、実業団の話をできればと思います。
色んな考え方の企業がありますが、入社してからの出来事の中で、そもそも実業団で競技をするってどういうことなんだろうと、私なりに普段から考えてきたことが少し伝わればいいなと思います。
どうぞお付き合いください。

プロか社員か
友達の間で、「陸上続けるの?」「実業団決まった?」という会話をしたことがある人は結構いると思います。
私は少し変わった続け方をしているので、色々聞かれたりもします。
その中で気になるワードがありました。
「実業団が決まらないから、競技が続けられない」というものです。これはけっこう色んな人に言われます。

私が思うに「実業団に入らないと競技できない」と思っているのであれば、実業団に入るべきではないと思うのです。
もし仮にそれで入ったとしても、お金と結果に追われて、競技が楽しくなくなると思うからです。

実業団という制度は日本独特のもので、海外では概念が無いので説明するのが難しいです。
部活動でスポーツを発展させてきた日本にとっては、自然な感じがしますよね。

実業団選手にあってプロの選手に無いものは、アスリートであると同時に「社員」という側面を持ち合わせていることです。
だから実業団選手は、競技がメインであったとしても、どんな形であれ「社員として」会社や社会に貢献する手段を持っている、あるいは模索していくべきだと考えています。

会社に対して「会社はお金を出してくれる所」だけの認識でいるのは何だか違うんじゃないかなぁと思っていて、
もしそう思っているのであれば、プロのアスリートとして自分を売っていかないと筋が通らないはずです。

まずは続ける
「実業団に入れないから続けられない」いう言葉に対してのもう一つのツッコミは、「別に入らなくても続けられるよ」というものです。
本当に続けたいなら、個人で陸協登録して練習していれば続けてることになります。
練習の頻度や試合のカテゴリが変わろうとも、続けてることに変わりはありません。

そうしていれば、練習は週何時間必要か、この試合にお金はいくらかかるのか、などが自然と見えてくるから、その根拠を持って実業団を志望すると活動しやすいかと思います。
マネージャーさんがやってくれるのが当たり前になっていると、あまりピンとこなくて意外と大変かもしれません。

ご存知ない方もいると思いますが、大学を休学してから就職するまでの間は大阪陸協に個人登録して試合に出ていました。

陸上は周りから与えられたヒントに対して、自分でアンサーを出す競技だと思っています。
今の私には、個で活動すること・まずは続けることが必要だと考えていたので、自分の中では筋は通っていました。
幸運にも半年で就職が決まったのですが、もし決まらなかったら、そのまま個人登録で続けるつもりでいました。

当時は正直、実業団で続けることは個として活動するための手段だと考えてました。

そのままだとはじめの話と矛盾すると感じた方がいるかもしれません。
それもそのはずで、入社してから色んな出来事があって、今の考えになりました。

「疲れました。続けられません。」
2017年4月から個人登録で活動し、同年10月から入社して今の所属になりました。
怪我で結果が出てない年にもかかわらず採用して頂けたことに、嬉しさと、早く結果を出したいという気持ちになりました。
そして勤務時間は短く、わかりやすい結果が出てないのにお金を出してもらうことに「申し訳ない」という気持ちが当時強くあったんです。

早く、早く結果を出さなきゃ。
休学当時心に持っていた思いは薄れ、自分でアンサーを出す責任から逃げ出してしまいました。
自分を大事にしなくてはいけないと決めていたのに、またコーチに依存をしてしまったんです。
結果的に判断が鈍り、自分のことを深く傷つける出来事に繋がってしまいました。

両親に打ち明けた時、母が震えて「辛かったやろう」と私を泣きながら抱きしめてきた時に、
「自分の大事な人を悲しませてまでやるようなことに、意味なんてなかったんや」と思いました。
私は「ごめんなさい」としか言えなかったです。

そこから療養と拠点変更のためにひとりで東京に移りました。
会社の人と面談をしたときに、「練習場所はどうする?見つけないといけないよね」と言われました。
私はそれに対して、
「これからまた回復して走れるようになるまで、相当時間がかかると思います。
その期間を、会社に申し訳ないと思いながら過ごすことも、結果が出ないことに対して不安に思いながらもきつい練習を頑張ることも、とても出来ないと思ってしまいます。
もう疲れました。続けられません。」
と、伝えました。

今早急に決めなくてもいい、という返事とともに頂いた言葉が、
「僕たちは貴方の競技成績だけを見て採用したわけじゃない。貴方の話を聞いて、ずっとうちに欲しい人材だと思ったから採ったんです。
辞めたいならこれからうちの社員と一緒に働いてくれれば良いし、続けたいなら続けられる環境を一緒に作ります。」
というものでした。

その時にある種の思いから解放されて、「私はまだ走りたい」とゆっくり思えるようになりました。
そして同時に、「自分の立場を活かして出来ることはなんだろう」と考えるようにもなりました。

競技者として、社員としての両面を活かすチャンスは、プロにはないものだと思うから。
これで、最初の話と繋がったかなぁと思います。

ただ学生の部活動とは違うので、結果を求めていく姿勢はより必要になってくるし、
そこは上手くバランスをとってやっていくのが良いのではないかな、と考えています。

最後に
アスリートの強さと、有名さと、共感を得られるかというのは、比例してるようでそうでない部分があるなあと思う瞬間があります。
強い、有名、共感で頭に浮かぶ人物が必ずしも同じではない、の方がわかりやすいでしょうか。
そんな中で自分はどうありたいかをきちんと持って、今後の選択に主体性を待ち続けたいなと思ってます。

以上、実業団で続けることについてと、会社に対する思いでした。

書いていて改めて
ローソン大好きだなと思いました。
シーズンに向けてやることやっていかないとですね!

ユニフォームです。
飛行機から見える、雲の上の空をイメージして作りました。
どんなに雨や雷でも、雲の上はいつも晴れていると思うと何だか元気が貰える気がして好きです。

それでは。


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HARUKO

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