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情報系大学院に無事合格しました!

※トップ画像は「産業技術大学院大学 情報アーキテクチャ専攻 / InfoPress」から引用しています

概要

この度、東京都立産業技術大学院大学 産業技術研究科 情報アーキテクチャコースに合格し2020年4月入学が決定しました。応援してくださった方々、本当にありがとうございました。

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大学院進学の経緯

先日公表した退職エントリーにも書きましたが大学の学部が「社会系」のため、海外でWebエンジニアとして勝負するために情報系の学位を取得する必要があります。もちろん、情報系の学位がなくても勝負できますが学位を所持していた方が断然有利です。というのも、日本のIT業界とは異なり海外では学歴部分を大いに見られるため、情報系の学位を持っていない場合には書類選考段階で足切りに合う可能性が高くなります。

将来的に海外で勝負するかは実際のところ未定ですが、修士号取得まで最短2年の期間が必要なので早めに行動する必要があると判断し大学院進学に踏み切りました。

大学院選定の理由

大学院選定の際に特に重要視したことは、「社会人としてフルタイムで働きながら両立できること」です。ブランド力を考慮し国立大学の大学院に進学することも考えましたが、「収入減」との天秤に掛けた結果諦めました。

産業技術大学院大学は「社会人の学び直し」をマーケティング戦略にしていることもあり、平日の夜間と土日に講義を開講しています。そのため社会人との両立が可能であると判断し入学を志望しました。

最終的な目的が「ブランド力」ではなく「情報系の学位」を取得することなので、必要最低限を満たす方向で問題なかったと思います。

入学試験

本当は社会人経験3年以上の方を対象にした「社会人対象特別入試」を受けたかったのですが、社会人経験が2年5ヶ月しかないので受験資格を満たせず「一般入試」を受けました。一般入試は、小論文90分と口頭試問15分で構成されていました。

試験当日は腕時計を忘れるという失態を犯しながらも小論文は完答、口頭試問は職務経歴書から技術レベルが飛び抜けていることがわかるということで入学の意志確認が主な内容になりました。「大学の学部時代の成績が飛び抜けていて、技術力も非常に高く、TOEICのスコアを見る限り帰国子女レベル」というフレーズを何度も繰り返し言われたので、オーバースペックが原因で試験に落ちる可能性もあると思いました。

他の入学者との相性と学風との兼ね合いもあるため、合格への確信は入試を終えた段階では得られませんでした。

研究内容

入学後の研究内容は2つ考えています。1つは「セキュリティ」、もう1つは「データ分析」です。

セキュリティを研究する理由は、世の中にセキュリティを担保できていないサービスが多いと日頃から感じているからです。7payの事件は世間を騒がせ注目を集めましたが、大手企業だから特に騒がれただけで一般的に認知されていないサービスでも同じようなセキュリティ脆弱性を持つものがあります。開発現場で働いてみるとわかるのですが、セキュリティに注意を払って実装しているエンジニアは非常に稀で、脆弱性を指摘してもそもそもの関心が低く重大さを理解してもらえないということが少なからずありました。以上のような経緯で、セキュリティの専門性を高めたいと考えるようになりました。

もう一つはデータ分析です。これは前職でデータを溜め込む製品を作っていたことと関連しますが、溜め込んだデータを取り出して分析するという経験がないため単純に勉強したいと思ったからです。データを溜め込んでも分析する能力がなければ「ただのゴミデータ」でしかないので、データ分析の専門性を身に付けたエンジニアを目指して行きたいと思います。

最後に

今後も共有すべきことがあればnoteでご報告します。お読みいただきありがとうございました。

2019年9月12日(木), 森 浩貴

世界がよりよくなればいいな