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日記34 2023_0205-0211

こんばんは。週に1記事、もしくは2週に1記事くらいのペースでざっと日々の出来事や雑感を書いてます。冬と春の行き来が繰り返されて大変だ。

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写真はその週に撮ったものを1枚。三峯神社から見た景色。山肌が美しい。

20230205(Sun)
朝起きて掃除洗濯を済ませ、珈琲を淹れて1週間を振り返る。優雅な朝。この1週間はなかなかにボロボロではありましたが…。
身支度をして建築やデザインの月刊誌を読みに代官山は蔦屋書店へ。久しぶりすぎる代官山に心が削られてしまわないかと少し緊張。歩いていると、道にツートーン(黒とピンク)のウィッグが落ちていて、ゴミ袋の中にはファッション誌か何かのゲラ刷のようなものが透けて見える。どこまでもおしゃれな街だ。
蔦屋書店内スタバの壮絶な席取り合戦に運よく勝利し、月刊誌を貪るように読み込む。久しぶりだったのですっかり忘れていたのだが、代官山蔦屋書店内のスタバ、日中は絶え間なくレジに行列ができているため出入り口の自動ドアがその行列によってほぼ開きっぱなしとなり、店内は外気にさらされ続けるという仕様になっているのであった。つまり極寒。誰が言ったか”おしゃれは我慢”という言葉を忠実に体現した空間である。なかなかに香ばしい。
たっぷりインプットを済ませ、いい感じに何かを成した錯覚に浮き足立って帰宅。作り置きを仕込んで冷え切った身体を湯船で温める。

20230206(Mon)
変わりたいのに、変われなかったり。逃げたくないのに、逃げてしまったり。不恰好で、歪んだ円を繰り返し描き続けている。そんな感覚に襲われる。いつか美しい円を、サラリと、軽快に描けるように。鍛錬の日々を積み重ねる他はない。

20230207(Tue)
できないこと・苦手なことは、意識して反復を繰り返せば、ものにできる。
にんじんの千切りが気持ちよくできるようになったり、狙い通りの直線を綺麗にサッと描けるようになったり。
どんなに複雑な事柄も、紐解けばこういう感じの積み重ねなのだと最近ようやく身体で理解してきた。反復練習をたくさん繰り返して、できることを少しずつ積み重ねていくこと。
わかるのが遅かったかもしれない。今までいかに小手先であったかと少し切なくなる。けれど、大事なのは今後である。

20230208(Wed)
ドラマ『ブラッシュアップライフ』に待望の佐藤玲さん出演で元気100倍。

20230209(Thu)
本日は在宅で作業。上の階の住人が引っ越したとのことで、クリーニングとプチ改修の工事が始まった。タイミング悪し。慣れているとはいえ、かなりの作業音でさすがに集中が削がれる。試しに今年の初売りで買ったヘッドホンのノイズキャンセリング機能を使ってみた。すると驚きの効果で、流したネイチャーサウンドと併せるとほぼ工事の音の聞こえない世界が構築された。技術すごい。技術によって、現実と想像のあいだに幾重にもリアリティを構築することが可能となった現在を、少し感じ取った気がした。
でも考えてみれば、なにもそれは、VRとかそういう、技術によってのみ可能となった世界だということでもないのかもなとも思う。現実と想像とのあいだのリアリティ。それは自分の努力や成長によっても構築できるはずだ。特に結論めいたものはないのだけれど、現実と想像のあいだにアクセス可能なリアリティは幾重にもあって、そこに行きたいと思うとき、ひとつの新しくて斬新な手段としての技術が、最近目まぐるしく発達してきた。そういうふうにとらえると、時に恐ろしさをも感じる技術に対して、受け入れ態勢をとれる気がする。

20230210(Fri)
最近読んでいる坂口恭平さんの本『継続するコツ』に、「幸福になるための方法は、やりたいことを継続すること」と書かれていて、なんだかとてもしっくりきた。死ぬまで続けたいことってなんですか?と自分に問うてみると、意外と数は少ない。続けられる状態で在るために、頑張らないといけないことはもちろんある。
なんとなく、進むべき道程が見えた気がして嬉しい。

20230211(Sat)
早起きしてレンタカー屋さんへ。スタットレスタイヤ装備の車が必要であったので、カーシェアではなく久々のレンタカー。店舗の受付カウンターに”無事故継続1日目!”と書かれたボードがあったので、(一昨日に誰かが事故ってしまったのかあ。)とぼんやり思っていた。すると裏の方から電話での会話が聞こえてくる。「あ〜車は自走可能な状態ですか?…なるほど、でしたらJAFの手配をご自身でお願いしますね。…」会話は続く最中、電話を取っている人とは別のスタッフさんがトコトコと裏から出てくるなり、自分の目の前でボードの数字を1から0に無慈悲に書きかえた。そのタイミングで自分を担当していたスタッフさん「保険の加入はいかがなさいますか?」自分(ノータイムで迷いなく)「この1番高いやつでお願いします。」
これがもし、自分を高い保険に加入させるためのコントであったとしたら、相当なやり手集団である。感服が勝って悔いすら残らないだろう。
震える受付を済ませて埼玉は日和田山へ向かう。初めての登山。初心者向けの低山であったけれど、山中の空気感や景色(の変化)、達成感はもちろん、登って下るという自然に物理的に密に触れる行為によって目に入ってくる・意識する、山の近景がとてもよかった。登山、これからも続けていきたい。
続けて、行ってみたかった三峯神社へ。車ですら到着までの道のりが過酷であったことから容易に想像できる建築の困難さ。そんなことは微塵も感じさせないほど力強く、豪華絢爛な、極彩色の神社建築群。その果てしない差に心打たれる。強さがあった。いいものを見た。
くたくたになりつつ無事に無事故で車を返却。胸を撫で下ろして帰路へ着く。この後の店仕舞いのとき、例のボードの数字が0から1に更新されることを強く祈りつつ。

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