おとなになると怖いものなんてだいたいなくなる。
お盆なので、帰省した。
帰省するといつも、からだはおとななのに、こころは子ども時代に戻った気分になる。それは親がやけに自分を甘やかし、子ども扱いするからなのだろう。実際、いくつになっても彼らにとってわたしは子どものままであり、幼かった頃の趣味や傾向を、そのまま持っていると信じて疑わないと思う。
子ども時代、つまりいわゆる学校というものに通っていた時代と比べて、社会と自分との関係性はだいぶ変わったなと思う。関係性というのは、わたしからみた社会であり、同時に、社会からみたわた