さかな

東京で社会人二年目。

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最近の記事

話題の痴漢冤罪について

涙がでるほど悲しかったり、怒りを覚えたり、失望したりしたので書きます。 でもそれは、私が痴漢を経験したことがあるかどうかや、見た目が美しいのかブスなのか、普段セクシーな服を着ているのかどうかに、1ミリも関係ないということも、最初に言っておきます。 どうにも理解できない、痴漢被害をないことのように扱う人たちに対して、自分の考えを書きました。 ①知ったかぶりをしたい人、デマを盲信する人痴漢被害の話がでるとすぐ冤罪の話をだす人は、 わかりやすくて、印象に残る話を、条件反射で

    • おとなになると怖いものなんてだいたいなくなる。

      お盆なので、帰省した。 帰省するといつも、からだはおとななのに、こころは子ども時代に戻った気分になる。それは親がやけに自分を甘やかし、子ども扱いするからなのだろう。実際、いくつになっても彼らにとってわたしは子どものままであり、幼かった頃の趣味や傾向を、そのまま持っていると信じて疑わないと思う。 子ども時代、つまりいわゆる学校というものに通っていた時代と比べて、社会と自分との関係性はだいぶ変わったなと思う。関係性というのは、わたしからみた社会であり、同時に、社会からみたわた

      • 音楽とアートと政治について

        この前の参議院選挙のとき、選挙に行こうムーブメントが起きていて、選挙に行ったらタピオカがもらえたり、映画が無料で観れたりしたらしい。 今まで政治に興味がなかった層が(自分も含めて)、世の中に課題を感じること、よくするための一歩をふみだすことを、「バカらしい」と笑う代わりに応援する社会になってきていることを、とても心強いと思っている。 最近、アーティストも私たちと同じで、音楽しかやっていないしそれしか考えていないんじゃなくて、普段私たちと同じようなニュースをみて、日常のさま

        • BUMP OF CHICKENというバンドの特別な存在感の正体はなんなのか

          私は今年25歳になる。 15歳の時に、BUMP OF CHICKENを初めて知った。 最初は、友達のうち何人かが好きと言っていたんだと思う。なんとなく、好きだと言う人が多い音楽を聴くのは癪なので、最初は反抗して聴かなかった気がする。でも、ある時なんとなく聴いてみようと思って、jupiterを買った。 そしたら、世界がぐるんと、一回転した。それまで目を向けてこなかった、死にたいっていうとてもどろどろした感情とか、生きていたいとか寂しいっていう生々しい感情があまりにも鮮烈で

        話題の痴漢冤罪について

          大都会東京にいると、優しさを大事にできなくなる

          満員電車。 今朝だけ、私の車両だけ、空いてたりしないかなって思いながら、でもやっぱりいつも通りの、満員電車。 ちょっと寝不足だったりすると、すぐ貧血気味になるけど、そうしたらイヤホンから流れる音にできるだけ集中して、「私は大丈夫、私は大丈夫」って自己暗示をする。 なぜって、どんなに具合が悪くても、立っていられなくなっても、大都会東京では誰も手を差し伸べてくれないから。席を譲ってくれることなんて、期待するだけ無駄。 以前、貧血で顔が真っ白になって、立っている人と人の間に

          大都会東京にいると、優しさを大事にできなくなる