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スポーツ>ゲームという先入観?

eスポーツが少しずつではありますが、市民権を掴み始めているような状況でしょうか。そしてその過程で、「eスポーツ」という言葉には賛否両論が寄せられます。

「eスポーツ」という言葉に否定的な見解を持つ人は、「スポーツ」という言葉には、体を大きく動かして肉体的な疲労が伴うような競技であるという認識があるのだと思います。

逆に、それに対して肯定的な考えの持ち主は、「スポーツ」という言葉がカバーする範囲がもっと広く考えているのでしょう。競技的な行動全般を「スポーツ」という言葉で表すべきだと考えているのかもしれません。

もっと根本的な話になりますが、そもそもなぜ「eスポーツ」という言葉が生まれたのでしょうか?

なぜ、デジタルデバイスにおけるゲームを特定の条件下でプレイすることを「eスポーツ」と呼ぶようになったのでしょうか?

別にゲームはゲームのままでも良いと思うのですが、「ゲーム」という言葉よりも「スポーツ」という言葉の方が上という先入観があるような気がします。

あるいは、従来のスポーツのカテゴリーに新たな種目としてeスポーツを組み込むことによって、大会を増やしてその規模を大きくすることでビジネスチャンスを拡大して、新たな利権を狙う人たちもいるのかもしれません。ただそれは後付けというか、時流を作ってそれに乗っかろうという動きですから、根っこのところではやはり「スポーツ」という言葉と「ゲーム」という言葉の受け取り方・受け取られ方に起因するはずです。

「ゲーム」という言葉の中に「遊び」の要素が強く、「スポーツ」という言葉の方が競争が激しいイメージがあるのであれば、競技大会などにおいて「eスポーツ」と呼称するのは良い狙いなのかもしれません。しかし、ゲーム全般が「eスポーツ」という見方を求めるのであれば、またそれは違うデメリットが出てくるのではないでしょうか。

以下のリンク先にある考えはまさにそうだと思います。

「eスポーツ」という言葉の違和感 理想的な“スポーツ”の形とは
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1907/07/news013.html

「eスポーツ」はなぜ「ゲーム」ではダメだったのでしょうか?

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