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2019年5月18日J3リーグ第9節カターレ富山対ガンバ大阪U23DAZN観戦の感想

大阪ダービーの同日のアウェイ(しかも富山)ということで現地に行くガンバサポーターって相当少ないですよね・・・。U23の方をメインで追っている人は行くのでしょうけれど、そもそもU23の主力だった選手達がダービーに出場もしくはメンバー入りが見込まれていて、ガンバU23の今日のメンバーってどうなるんだろう、と思っていました。

GK 田尻
DF 高尾 松田 野田 山口
MF 芝本 奥野 福田 高江 
FW 高木 白井

こんな感じかなあ、と思っていましたが、発表されたメンバーは以下の通り。

GK 田尻
DF 松田 髙橋 野田 山口
MF 芝本 長尾 川﨑 食野(弟) 
FW 高木 白井

食野弟を忘れてましたね。というか中盤の外れっぷりがすごい。
控えの3人と、スタメンの髙橋・長尾・川﨑・食野弟がユース所属の二種登録ですね。このメンバーだと試合経験が多い田尻、高木、芝本あたりにかなり負担がかかりそうです。特に中盤は芝本以外二種登録という構成。控え含めた14名の平均年齢が19歳を下回っています。

一方、ホームの富山にはあのエノテツ、榎本哲也がいるのですね。今さらですが2003年2ndステージ最終節の磐田戦でグラウにぶちかましたラリアットは忘れられません。

14時過ぎにキックオフ。
4分には早くも細かくパスを繋いでエリアに侵入、芝本がシュートを打ちます。
7分にはFKを芝本が合わせるかと見せかけて直接狙いました。やはり今日の試合のガンバU23側のキーパーソンは芝本のようです。
富山のチェックがあまり厳しくないためか、低い位置から中盤までは結構スムーズにつなげています。逆にガンバ側は前線からのチェックで富山陣内でボールを奪うシーンが何度もあります。

10分過ぎくらいからポゼッションはガンバU23ながらも双方がチャンスを迎えるようになり、21分にはあわや一対一というシーンもありました。24分には富山の佐々木のシュートを田尻がストップ。26分にも続けて攻められますが何とかDFがシュートブロックを続けてしのぎました。

最初の10分はガンバU23ペース、次の10分は五分五分、その次の10分は富山ペースといった感じ。

29分には一対一を止めた田尻がその流れからエリア外でファールをして警告を受け、一人で奮戦しますが、そのFKを花井が強烈なシュート、田尻がファンブルしたところを才藤に詰められて失点。試合の流れ的にはここをしのげればまたガンバU23ペースになるかも、というタイミングでしたのでもったいなかった。

その後も富山が攻め続けます。この前半の富山はガンバU23のメンバー的にどんなサッカーになるのか最初の時間で見極めて、その後は中盤を飛ばし気味で前線に素早くボールを送って攻めるサッカーを選択したような感じですね。そして先制後はガンバU23の戦い方が曖昧になってしまった一方で、富山が繋いで攻めはじめます。

ガンバU23は攻守共にリズムもバランスも悪くなり、エリア内で佐々木に決められて2点差となりました。富山は守備時にコンパクトになり攻守の切り替えもスムーズになっています。

ガンバU23は芝本を経由させて活路を見いだそうとしていますが、富山も芝本が持ったときのパスコースはほぼ塞いでいます。こういうときは前線が一人で何とかしないといけないのですが、と思っていたら食野がミドルを放ち榎本に弾かれます。こういうプレーがもっと欲しいところ。

前半は富山2−0ガンバU23で終了。

後半開始からガンバU23は髙橋に代えて同じく二種登録の奥田を出場させます。奥田が右サイドバックに入り、松田がスライドして右センターバックに入っているようです。

開始直後の46分にDFの裏に抜けた高木が見事なトラップ&ターン&シュートでいきなりゴールを決めました。まだ髙橋→奥田の交代によるフォーメーション変更をチェックしているところだったのですが、あっという間に決まっていました。DAZNはこういうときに便利ですよね。30秒戻ってみれば良いだけですから。

まあ、苦しい中で逆襲するにはこういう手数を省いたゴールですよね。さあ追い上げるぞ、というところで右サイドを破った富山が佐々木のゴールで3−1とします。山口の対応がまずかったかな・・・。数的不利になっていたわけではないのでもったいない失点でした。

前半途中からガンバU23はDFラインから中盤へのつなぎがなかなか出来ず、いっそのこと先制点のように相手の後ろを単純に狙った方がいい気がしますが、そんな中、左サイドバックの山口を二種登録の西村に交代します。これで控えはGKの王のみですから戦術的な選手交代は出来ません。

ガンバの11名の内、5名が二種登録の選手となりました。さすがにこれで逆転勝ちしろよとは言えないメンバーになってきましたが、なんとか意地も見せてほしいものです。

62分にはCKからの継続した攻撃の最後に高木が振り返りながらシュートを放ちますが大きく枠を外れます。

60分くらいから2点リードの富山が引き気味になったのか、試合開始当初のようなガンバU23がポゼッションする感じになってきました。71分には中央で食野がシュートしますがポストに当たり決められず。

79分には富山のシュートもありましたが枠を外れます。ガンバU23はボールを持っていても最前線のラストパスあるいはその一つ手前のところで繋ぎきれず決定機まで持っていけません。82分にはゴール前で飛び込んできた前嶋に対してカバーが遅れた誰かガンバU23の選手が顔を蹴るような形になりましたがファウルにはならず。PKかと思いましたが。

89分には白井、芝本と続けてシュートしますが混戦気味になるも決まらず。

結局このまま富山3−1ガンバU23で終了。

ガンバU23としてはしょうがないといえばしょうがない敗戦でしたが、チャンスが無かったわけではないですし、試合全体を通じて良い時間帯もあったので、失点の仕方が問題だったかなと思います。まあメンバーを考えると注文を付けるのも可哀想な気がします。

さて、この試合は14時開始の16時前終わりの試合ですから、自宅でDAZNで見終わってから出発しても余裕を持ってダービー観戦に間に合いますね。

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