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ウェブ上における段落文頭の一字下げは必要か?

日本語の文章において文頭の一字を下げて書くというのは日本語の書法としては当たり前のことだと思います。しかし、これは紙に手書きや活字で書かれている文章として必要なことであって、ウェブ上で読む文章においては必要無いというよりもむしろ不必要なのかも知れません。日本語に限らず英語でもインデントとして存在していますね。

元々、紙媒体における日本語文章で、段落文頭の一字下げが必要とされたのは、読みやすさのためだと思います。

紙という有限の資源で書く場合、一ページに文字を詰め込めばその分、紙を節約できますから、出版物としての原価を下げることが出来ます。行間が詰まっている文章はただでさえ読みづらいのに、どこで段落が変わっているのかが分かりづらいとさらに読みづらくなります。そのために文頭の一字を下げて、ここで段落が変わりますよ、ここで少し主張が変わりますよ、というサインだったわけです。

しかし、ウェブ上の文章であれば基本的に分量の制限はありません。紙媒体のようなコストはかかりませんので、書きたいことの区切りを付けるための段落変更の際に一字下げるのではなく、行を一行以上空けることによって実現出来ます。例えば、こんな風に。

これまで私がnoteに書いてきた文章では、空行と一字下げを併用してきましたが、そもそも空行を入れているのであれば一字下げは要らないんじゃないかな? という気もします。

例えば小中学生が学校の作文でこんな書き方していたら先生に注意されるでしょうし、紙を無駄に使用してしまうことになりますが、ウェブ上であれば空行を入れた方がよみやすいですよね。一字下げを入れたとしても空行が無ければ結構詰まって見えてしまう場合もあります。行間設定やフォントや文字のポイント数によって読みやすい読みにくいということは左右できますが、逆に言うとそういう操作をしないと駄目ということであればやっぱりそれは利便性に統一性が無いことになります。そういった煩わしさをすっ飛ばして読みやすく出来る、という点では、

こういった空行をところどころに入れた方がいいのでしょう。

だからといって、

こんな感じで、

空行ばかり

追加していると、

読んでいる方にしてみたら

こいつ何考えて書いているんだ

という気持ちになってしまうんでしょうけど。まあ、ほどほどがいいんでしょうね。

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