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テキスト、画像、映像、動画。様々なビジュアルデータが共有され、手軽に発信・受信できるようになった。しかし、それらのデータを出力するデバイスは基本的に2Dなんですね。

たった10文字のテキストから4K動画にいたるまで、表示するのは二次元のディスプレイ。私たちはデータを二次元の情報として受け取っています。
ある意見を聞いたことがある。「写真はつまらない。映っているものの背後が見えないからな。」
私なんかは、写真なんか色が鮮やかで形が面白ければ、それでいーじゃん!と思うんですが、人によっては、2Dでは飽き足らない。3Dの情報が欲しい、と考える人もいるようですね。そこはもう好みではなく、そういう脳なのかもしれない。
2Dのイメージから3Dの立体を想像することが、得意な人・得意でない人がいると思うんですね。そんな能力はしかるべき検査をすればすぐにわかる。2Dから3Dを想像できる人は、アタマの回転が速い人なんでやんすね。ただ、絵画や写真をシンプルに鑑賞するということができないとしたら、かわいそうかもしれない。

8月8日、ロシアのアルハンゲリスクで爆発事故があり、近隣の町セベロドビンスクでは爆発後に放射線レベルが毎時2マイクロシーベルトに上昇した。許容値は毎時0.5マイクロシーベルト。
通常より最大で16倍増加したという情報もある。
月曜日、これについてプーチン大統領「放射線の増加はない」。
しかし、事故の数日後、ロシア国内にあるモニタリングステーションのうち、ドゥブナとキーロフの二ヶ所がモニタリング機能を停止していた。
13日には、ビリビノとザレソヴォの二ヶ所も機能停止。
合計4ヶ所のモニタリング機能が停止していた。

コンビニの防カメから原発周辺の放射線量測定にいたるまで、モニタリングというものは、24時間行われている。カメラ映像であれ、数値であれ、二次元のディスプレーに表示されるデータを人間や機械がモニターしている。
多くの地点のデータをステーションに集約することで、モニタリングしやすくなる。それだけに、機能の停止はいかがなものか。

2D表示されたデータの背後を想像したい。データの背後に人間がいる、この世界の片隅に。



じつは私、人混みの中から人を探すことがヘタです。目の前に来た相手に声をかけられて気づく、という状態なんです。私は人をモニターしていないのかもしれない。今日の投稿は以上でございます。ありがとう

#COMEMO #NIKKEI

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