ちょっと毒

 部内の人とは単に先輩後輩の関係を築きたいのではなくて、何年経っても思い出して自分の判断基準になったりするような関係を持ちたい。人物像を知ることは何か大きな選択を迫られたとき私にとって大きな助けになる。判断材料になる。なんとなく一個上の先輩とはそういった関係がうまくいってないような気がする。(決して批判とかではない。)
 何がそう思わせているのか考えてみた。
多分私は「相談をすること」でその人の考えや、その考えに基づいて取ってきた行動を聞き自分以外の人間を知る。人物像を考察することが極端に苦手だったり、嫌いだったり(人の言動やファッションを見て「この人はこういう人なんだろうな」と想像することやそれをする人のことが嫌いだ。偏見をもつことは好きじゃないしそもそもそんな知りもしない人のことなんて嫌いだから想像したくもない。)、他者への初期的な敵意が強いため「知る」だけの行程にたくさんの時間か工夫を要する。「相談をすること」が意図せずこの工夫になっていたのだ。二個上三個上の先輩になると相談をしたりするのが恥ずかしくないけれど一個上の先輩は恥ずかしい。同期は恥を受け入れて頼りきっている。この理論でいくともしかしたら年下の子と上手くいかないかもしれない。つまりここいらで一旦別の工夫を考えてみたほうが良いかもしれない。(新歓が始まって以来想定していたよりもだいぶ疲れている。新歓だけではなく、新学期……。)とはいえまだここに書くくらいの何かが思い付いているわけでもない。




 逆に言えば「明確な思想を持たない、またそれに基づいた行動を取らない人」、「考えや発言の理由が希薄な人」が嫌だ。別にだから人となりまで嫌いというわけではないけれど知っても意味がないなと思うし、こちらの空回りでしかない。そういう人との会話は苦痛だったりする。言い方がディスに偏っているけれど例えばどういう人かというと、流行り言葉でしか喋れない人、自分の思想まで何かの潮流に乗って簡単に自分はこういう人ですと一単語で表し続ける人(仲良くなりたいと思っていないんでしょう)、簡単に様になるからという理由であえて意地悪な逆張りをする人。でも難しい。パッと見でそう見えてしまってスタートダッシュでこの人嫌いだ……って思っても意外と仲良くなったりするから分からない。何回も話しても、真剣な話をしてもこういうような態度の人だったら本当に嫌かも。周りの人でパッとこういう人が思い付かないけど。
 あと短い間隔での会話とか感覚的な会話とか速い会話を求めてくる人とか環境は本当に嫌い。そういうことばかり言ってろよと思う。
 仮想敵へのヘイトがすごい。別に何かあったわけでもないのに架空の嫌いな人間に一層の敵意を募らせてしまった。私は自分のこういう部分を「必死じゃん笑」「何深いこと言っちゃって笑」みたいに思われたりするのが本当に嫌いなので、怯えながらヘイトを吐いている。新しい人との出会いは怖い。
 

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