HSC 「お腹、痛い」と言うとき

しょっちゅう言うよね。

「ママ、お腹痛い・・」

HSCの子は体中が敏感です。だから、日々の生活で、いろんな刺激が身体のいろんなところに突き刺さるように「痛み」で感じるようです。


「いつか、オオカミ少年になるで・・・」

とボソっと言ってしまうこともあります。が、そこはグッと我慢。

わが子の場合、

まずは、顔をみて、

「どこが痛い?」と聞きます。

すると、

お腹の左あたりを指差します。そんなときは、トイレ(大便)の痛さ(笑)。

「S字結腸や~、う○こがつまったかな??そこモミモミしてみ~」

をトイレに送り出すと、笑顔でトイレから出てきます(笑)。


次は、お腹の上のほう(胃のへん)を指差します。そんなときは、「お腹が空いている。」のがほとんどです(笑)。もしくはお腹すきすぎて、飲むように食べた後、とか。

これはわが子だけかもしれませんが?、お腹がすいたときの、お腹がしくしくする感じも「痛い」ようです。「お腹すいたー」じゃないんです。

なので、「お腹すいてんのかなぁ?胃のへんやなぁ」とか言いながら、

とにかくすぐちょっと食べられるものを渡します。

ゼリーとかプリンとかが最適!

「こんなん食べられる?お腹いたかったら、ちょっとむり?」

とか言いながら。

「た、たべるっ!」

と食べて満足そうにしてたら、そっとしといて、しばらくしてから、

「お腹痛いのどお?」

と思いだしたように聞きます。

「あ、大丈夫そう~」

と返ってくれば、しめしめ。

「なんや~、よかった!心配したや~ん」

と肩をポンとたたけば、フィニッシュ!


次は、「うーん、どこかわからん・・・全部」とお腹のどこが痛いのか言えないとき。

これは、結構末期症状。。わが子は、心が不安定なときがほとんどです。

とりあえず、心を静めてあげるために、ビオフェルミンを飲ませます。

ビオフェルミンはお腹が痛い、と言う時の万能薬、と思いこませているから(笑)。嘘ではないでしょ?

そして、「とりあえず、これ飲んでゴロゴロしとき?」

と時間をあけます。なぜなら、末期症状のときに、こちらから質問攻めすると、心を閉じちゃうから。

まずは、「嫌なこと」から心を離すのが一番なのです。

で、しばらくして、

「どう?まだお腹いたい?」

と思いだしたように聞いてみます。

「あ・・・うん、まだ痛い」

と言えば

「あったかいハチミツ湯でも入れたろうか?」

「晩御飯はあったかいスープ作ったから、お腹あっためようか、食べられる?」

とか、「あなたを心配してるよ。大丈夫、こうしてみよう。」という雰囲気をガンガン出します。

「うん、飲む」

とか、

「やった、好きなスープや!」

とかいう雰囲気になれば、しめしめ。


またしばらく時間をおいてから、

「まだ痛い? あんまり痛かったら病院行こうか?」

とやさしく言ってみてください。

「ああ・・・、まだちょっと痛いけど、病院いくほどじゃないよ。」

「うん、もう大丈夫かも」

となってきます。

そう。とにかく、小出しに「大丈夫?心配してるよ?」を言葉で表情で伝えます。すると、子は安心します。

小さい子なら、お腹をさすってあげるのも効果大!お母さんの手当ては無敵!


そして、

最初にお腹が痛い、と言いだしてから、しっかり時間を置いてから、なんなら翌日とかにでも、

「お腹いたかったの、大丈夫?」を聞いてあげる。

「あ、大丈夫そう」

と返ってきたら、しめしめ。

大分、心は安定してきた。

それとも、「うん・・・なんかまだ痛い気もするなぁー」

と言うかもしれない。

そんな状態になってたら、最後のシメに、時間のあるときに、

「お腹痛いって言ってたのん、なんか困ってることあるん?」

とか、

「きのうのさ、お腹痛いくらいなんか困ってたん?」

とか、思い出したように聞いてください。ここがポイントです。必ず、「あ、そうそう」感出して聞いてあげてください。すると、

ヘドロを吐き出すように、「嫌だ」と思っていたことをきっと話してくれます。

「そっか~、そら嫌やったなぁ」

「うんうん、困ってたんやな~。お母さん、それ教えてくれたのうれしいわ」

「わかった、ちょっとお母さんも、気にしてみとくわな。」

と共感でフィニッシュ!

これで

「なんかお腹が痛い」=「お母さん、心配してくれた」

「お母さんに話きいてもらえた」=「スッキリした。私は大丈夫。」

の連立方程式が完成!


もう、きっと、お腹のどこかが痛いのはおさまっているはず(^^)。



また、今日の寝る前にも「お腹痛い」って言いだすかも・・。

でも、大丈夫。



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