チーム紹介

歴史

1982年に「建弘電子籃球隊」として発足。1994年に「泰瑞戰神」のチーム名でCBA(中華職業籃球聯賽)に初代チームの1つとして参加、2003年に「中廣戰神」のチーム名でSBL(超級籃球聯賽)に初代チームの1つとして参加した。2014年には、台湾の金融ホールディングカンパニーである富邦金融控股股份有限公司のグループとなり「富邦勇士隊」に改名した。そして、2018-2019シーズンにSBL(超級籃球聯賽)初優勝を飾った後、2019年にSBL(超級籃球聯賽)を脱退し、2019年8月にABL(ASEAN Basketball League)に加盟。また、同年には台北市政府との協定によりチーム名が現在の「臺北富邦勇士籃球隊」となった。2020年7月からは、初代チームの1つとしてP.League+に参加し、現在３シーズン連続でチャンピオンを獲得するなどP.League+の絶対的王者として君臨している。

本拠地

台北富邦ブレーブスは台北市大安區敦南街76巷28號にある「臺北和平籃球館」をホームアリーナとして使用している。臺北和平籃球館は最大6958人を収容できるアリーナで2023年8月に開催された第42回ウィリアムジョーンズカップの会場としても使用されるなど、国内外の試合において活用されている。また、2023-2024シーズンよりT1聯賽(2021年に新たに発足した台湾国内リーグで、2022-2023シーズンにDwight Howardがプレーしたことで話題になった)のチームの1つである臺北台新戰神(Taipei Taishin Mars)と共同利用することになった。

日本のチームとの対戦予定

①琉球ゴールデンキングスとのプレシーズンマッチ
台北富邦ブレーブスは9月23日(土)、24日(日)に沖縄アリーナで琉球ゴールデンキングスとのプレシーズンゲームを予定している。昨シーズンのリーグ王者同士の対戦であり注目の一戦である。

また、両チームは昨シーズン(2022-2023)のEASL(東アジアスーパーリーグ)で対戦しており、その試合は琉球ゴールデンキングスが83-78で勝利している。

EASL(東アジアスーパーリーグ)での琉球ゴールデンキングス-台北富邦ブレーブスのハイライト

②EASL(東アジアスーパーリーグ)
昨シーズン(2022-2023)P.League+(台湾)を制した台北富邦ブレーブスは、EASL(東アジアスーパーリーグ)のグループAに入り、グループリーグで前回大会の王者である安養KGC人参公社(韓国)、TNT Tropang Giga(フィリピン)、千葉ジェッツふなばし(日本)と対戦する。

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選手/HC紹介(年齢、契約状況は2023/09/01時点)

外国籍選手(洋將)

#5  Chris Johnson(強森)

• ポジション：センター

• 生年月日：1985.07.17(38歳)

• 身長・体重：211cm、105kg

• 国籍：アメリカ合衆国

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：27試合出場、38.14min、21.48pts(リーグ3位)、14.52reb(リーグ3位)、4.00ast(リーグ7位)、1.56stl(リーグ7位)、2.15blk(リーグ2位)、2P% 58.87%(リーグ3位)、3P% 42,11%(リーグ2位)、FT％ 78.05%(リーグ8位)

ポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)等でプレーした元NBA選手は、大迫力のダンクやブロックでインサイドを支配するだけでなく、高確率のアウトサイドシュートもあり、アンストッパブルな存在として、昨シーズン(2022-2023)はレギュラーシーズンのみならず、プレーオフシリーズでも大活躍。FINALシリーズでは平均23.3pts、13.5reb、1.8stl、2blk、2P% 65%、3P% 42%とレギュラーシーズンより更にスタッツを向上させ、37歳にしてFMVPを獲得した。なお、FINALシリーズでChris Johnson(強森)が出場した４試合は全て勝利した。また、日本でもプレー経験があり、2019-2020シーズンはシーホース三河でプレーした。

Chris Johnson(強森)が39pts、20rebを記録した試合のハイライト

#9  Stephen Zimmerman(石門)　※新加入

ポジション：センター

• 生年月日：1996.09.07(26歳)

• 身長・体重：211cm、109kg

• 国籍：アメリカ合衆国

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：P.LEAGUE+での出場なし

台北富邦ブレーブスは2023年8月31日、既に3人の外国籍選手(Chris Johnson(強森)、Michel Singletary(辛特力)、Ihor Zaytsev(塞瑟夫))と契約済みであるにも関わらず、4人目の外国籍選手として、Stephen Zimmerman(石門)との契約を発表した。GMによると、獲得意図は2023-2024シーズンは、P.League+だけでなく、EASL(東アジアスーパーリーグ)にも参戦する過密日程の中で外国籍選手が健康裏にシーズンを完走できる様に負担を分散するため、また、コーチ陣の戦略に柔軟性を持たせるためとしている。2016年NBAドラフトでオーランド・マジック(Orlando Magic)に2巡目(全体46位)で指名され、2016-2017シーズンにNBAで19試合の出場経験を持つStephen Zimmerman(石門)は昨シーズン(2022-2023)、B2リーグ(日本2部)のライジングゼファー福岡で12試合プレーし、平均10.7pts、7.4reb、2.1ast、1.4blkのスタッツを残した。

Stephen Zimmerman(石門)のGリーグ時代のハイライト

#17  Michel Singletary(辛特力)

• ポジション：フォワード

• 生年月日：1988.09.19(34歳)

• 身長・体重：198cm、103kg

• 国籍：アメリカ合衆国

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：28試合出場、38.13min、23.29pts(リーグ1位)、11.07reb(リーグ5位)、4.71ast(リーグ4位)、1.64stl(リーグ5位)、0.61blk、2P% 49.81%、3P% 32.35%、FT％ 78.95%(リーグ7位)

FMVP2回(2020-2021、2021-2022)の受賞経験を持ち、昨シーズン(2022-2023)は得点王に輝いたP.League+３連覇の立役者であり台北富邦ブレーブスの得点源を担う中心選手。2023-2024シーズンで在籍は4年目を迎え、これは、台北富邦ブレーブスの外国籍として最長の在籍期間となる。また、日本でもプレー経験があり、2015-2016シーズンは大阪エヴェッサでプレーした。

Michel Singletary(辛特力)が42pts、12rebを記録した試合のハイライト

#32  Ihor Zaytsev(塞瑟夫)

• ポジション：センター

• 生年月日：1989.05.11(34歳)

• 身長・体重：211cm、110kg

• 国籍：ウクライナ

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：21試合出場、35.57min、16.05pts、9.48reb、2.48ast、0.86stl、1.00blk、2P% 54.88%、3P% 43.21%(リーグ1位)、FT％ 65.82%

昨シーズン(2022-2023)のシーズン初めは足の怪我の影響でシーズン半ばの復帰となったが、 3P%ではリーグトップの数字を残すなど活躍し、レギュラーシーズンでIhor Zaytsev(塞瑟夫)が出場した21試合は15勝6敗という素晴らしい成績であった。また、プレーオフシリーズ以降は全9試合に出場し、平均19pts、7.5reb、2.3ast、1.0stl、1.0blkの成績を残し、チームの３連覇に大いに貢献した。台湾でのプレーは6年目となり、台湾で最も長くプレーする外国籍選手の1人である。

Ihor Zaytsev(塞瑟夫)が33ptsを記録した試合のハイライト

アジア枠選手(亞洲外援)・留学生枠選手(外籍生球員)、華裔選手(華裔球員)

#2  Sedrick Barefield(巴爾菲特)

• ポジション：ガード

• 生年月日：1996.11.16(26歳)

• 身長・体重：186cm、86kg

• 国籍：フィリピン・アメリカ合衆国 (アジア枠選手(亞洲外援))

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：P.LEAGUE+での出場なし

昨シーズン(2022-2023)はEASL(東アジアスーパーリーグ)のみに出場する契約を台北富邦ブレーブスと結んだものの、EASL(東アジアスーパーリーグ)の規約変更の影響により、１試合もプレーすることなく退団した。退団後はベイエリアドラゴンズ(香港)と契約し、EASL(東アジアスーパーリーグ)に出場、ソウルSKナイツ(韓国)戦(L)で24分18秒の出場で2pts、1reb、2astのスタッツを、宇都宮ブレックス戦(W)で22分44秒の出場で20pts、1reb、1ast、1stlのスタッツを、琉球ゴールデンキングス戦(W)で22分01秒の出場で17pts、6reb、1ast、1stlのスタッツを残し、チームをEASL(東アジアスーパーリーグ)3位に導く原動力となった。また、ベイエリアドラゴンズ(香港)退団後は、BAL(バスケットボールアフリカリーグ)のSeydou Legacy Athlétique Club(ギニア)でプレーした。なお、今シーズン(2023-2024)もEASL(東アジアスーパーリーグ)のみに出場する契約を台北富邦ブレーブスを締結したため、P.LEAGUE+での出場はない。

Sedrick Barefield(巴爾菲特)がEASL(東アジアスーパーリーグ)で20ptsを記録した試合のハイライト

#23  Brendon Smart(石博恩)

• ポジション：フォワード

• 生年月日：1995.10.05(27歳)

• 身長・体重：198cm、98kg

• 国籍：セントビンセント及びグレナディーン諸島 (留学生枠選手(外籍生球員))

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：31試合出場、12.50min、4.42pts、2.68reb、0.32ast、0.39stl、0.13blk、2P% 41.33%、3P% 28.95%、FT% 64.29%

P.League+の規定によると留学生枠選手(外籍生球員)とは、「FIBAの規定で国内選手として扱われる資格を持たない選手のなかで、27歳以前に台湾の高校バスケットボールリーグ(高中籃球聯賽)、台湾の大学バスケットボールリーグ(大專籃球聯賽)において連続満2年以上登録された者」を指し、台湾・桃園市の健行科技大學でプレーしたBrendon Smart(石博恩)は留学生枠選手(外籍生球員)の資格を持つ。大学時代は台湾の大学バスケットボールリーグ(大專籃球聯賽)で３度チャンピオンに輝いた。大学卒業後の2020-2021シーズンから台北富邦ブレーブスでプレーしており、2022年8月には、3年間の延長契約が発表された。また、NBA Summer League2016にメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)の一員として２試合出場した経験を持つ218cm、104kgのセンターAkeme Smartを兄に持つ。

Brendon Smart(石博恩)が活躍した試合のハイライト

#10  Steve Guinchard(張文平)  ※写真は2枚目

• ポジション：フォワード

• 生年月日：1993.07.14(30歳)

• 身長・体重：195cm、85kg

• 国籍：フランス・台湾(華裔選手(華裔球員))

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：10試合出場、8.80min、2.20pts、1.10reb、0.10ast、0.40stl、0.00blk、2P% 40.00%、3P% 28.57%、FT% 0.00%(試投なし)

P.League+の規定によると華裔選手(華裔球員)とは「父か母が中華民国身分証あるいはパスポートを所有し、かつ本人が中華民国のパスポートを所有している、もしくは16歳以前に戸籍登記手続きの完了、あるいは規定に従ってパスポートを取得したという条件を満たす者」を指し、台湾人の母、フランス人の父を持つSteve Guinchard(張文平)はこの条件を満たす。
台北富邦ブレーブスには、2021-2022シーズンオフに元NBA選手のJeremy Lin(林書豪)の弟Joseph Lin(林書緯)とのトレードでNew Taipei Kings(新北国王)より #11 Hung Kai-Chen(洪楷傑)と共に加入した。

Steve Guinchard(張文平)が3本の3p、4スティールを記録した試合のハイライト

台湾人選手(本土球員)

#0  Lai Ting-En(賴廷恩)

• ポジション：ガード

• 生年月日：1996.07.22(27歳)

• 身長・体重：176cm、70kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：38試合出場、14.16min、3.97pts、1.63reb、2.08ast、1.05stl、0.03blk、2P% 41.10%、3P% 27.08%、FT% 81.25%

Lai Ting-En(賴廷恩)は身長がそこまで高くない(176cm)が、視野の広さやスピードを活かした守備、また、ペイントタッチからのキックアウトで味方のワイドオープンを作り出す能力に長けるガードである。
台北富邦ブレーブスとLai Ting-En(賴廷恩)は2021年8月に3年の延長契約を結んだ。

Lai Ting-En(賴廷恩)が13pts、2astを記録した試合のハイライト

#1  Chen Fan Po-Yan (陳范柏彥)

• ポジション：フォワード

• 生年月日：2000.01.24(23歳)

• 身長・体重：196cm、90kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：20試合出場、9.10min、3.95pts、1.85reb、0.25ast、0.25stl、0.10blk、2P% 48.57%、3P% 30.77%、FT% 90.00%

台湾の大学バスケットボールリーグ(大專籃球聯賽)世代最高のフォワードの一人として評価され、2022年P.League+ドラフト一巡目全体2位で指名されたChen Fan Po-Yan (陳范柏彥)は2022年8月に台北富邦ブレーブスと3年契約(2+1年)を締結し、ルーキーイヤーとなった昨シーズン(2022-2023)は20試合に出場した。運動能力に優れ、ポストアップの能力だけでなくアウトサイドシュートの能力も進化を続け、攻撃の際には万能さを発揮するプレーヤーである。

Chen Fan Po-Yan (陳范柏彥)が18pts、6rebを記録した試合のハイライト

#3  Chang Tsung-Hsien(張宗憲)

• ポジション：ガード/フォワード

• 生年月日：1988.12.27(34歳)

• 身長・体重：193cm、88kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：33試合出場、25.36min、10.18pts、2.30reb、2.85ast、0.91stl、0.12blk、2P% 40.36%、3P% 21.69%、FT% 73.68%

P.League+2020-2021シーズンでMVP、Best Defender、All P.League+ first teamを受賞したChang Tsung-Hsien(張宗憲)は、その卓越した守備能力とメンタリティーでチームを牽引する存在である。台北富邦ブレーブスとは2022年10月に2年の延長契約を結んだ。また、Chang Tsung-Hsien(張宗憲)は2012年にNBAドラフトにエントリーし、指名はされなかったもののミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)の一員としてNBA Summer Leagueに「Jet Chang」という名前で参加した経験を持つ。元代表選手。因みにバスケットボールは、漫画「スラムダンク」に啓蒙を受け、小学4年生の時にバスケットボールチームに入ったのがきっかけで始めたそうである。

Chang Tsung-Hsien(張宗憲)が22pts、5astを記録した試合のハイライト

#6  Wu Yung-cheng(吳永盛)　※新加入

• ポジション：ガード

• 生年月日：1996.10.19(26歳)

• 身長・体重：186cm、85kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：38試合出場、24.32min、6.21pts、2.45reb、2.00ast、1.00stl、0.13blk、2P% 32.77%、3P% 28.16%、FT% 50.00%

昨シーズンFormosa Dreamers(福爾摩沙夢想家)でプレーしたWu Yung-cheng(吳永盛)は2023年8月台北富邦ブレーブスと契約を結んだ。Wu Yung-cheng(吳永盛)は昨シーズン(2022-2023)、P.League+ Week16のMVPに輝くなどの活躍を見せた。また、2018年から現在に至るまで何度も代表チームに選出されており、「代表級のガード」である。NCAAディビジョン1でのプレー経験あり。

Wu Yung-cheng(吳永盛)がP.League+ Week16の週間MVPに輝いた際のハイライト

#7  Lu Zong-Lin(呂宗霖)

• ポジション：ガード

• 生年月日：1994.11.17(28歳)

• 身長・体重：175cm、70kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：10試合出場、7.31min、1.00pts、1.00reb、1.70ast、0.20stl、0.00blk、2P% 28.57%、3P% 50.00%、FT% 0.00%(試投なし)

Lu Zong-Lin(呂宗霖)は、SBL(超級籃球聯賽)の元アシスト王(2021)であり、かつては、1試合15アシストを記録したこともある。また、SBL(超級籃球聯賽)第15回オールスターのスキルズチャレンジではチャンピオンに輝いた経験も持つ。
2022年9月に台北富邦ブレーブスと2年契約を締結した。

(2023/10/03 追記)
2023/10/02 双方合意の下、契約解除

Lu Zong-Lin(呂宗霖)がSBL(超級籃球聯賽)時代に15astを記録した試合のハイライト

#8  Chou Kuei-Yu(周桂羽)

• ポジション：ガード/フォワード

• 生年月日：1998.07.19(25歳)

• 身長・体重：192cm、88kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：38試合出場、21.27min、6.89pts、2.26reb、2.79ast、0.87stl、0.18blk、2P% 51.80%、3P% 34.67%、FT% 71.43%

Chou Kuei-Yu(周桂羽)は、恵まれたサイズとそれに見合わぬ優れたパス技術を兼ね備え、視野の広さも特長として挙げられるプレーヤーである。また、現役台湾代表であり、2022年2月のW杯アジア予選の日本戦では、21pts、5reb、3astの活躍を見せた。
2021年8月に台北富邦ブレーブスと3年の延長契約を結んだ。

Chou Kuei-Yu(周桂羽)が19ptsを記録した試合のハイライト

#11 Hung Kai-Chen(洪楷傑)

• ポジション：ガード

• 生年月日：1998.10.07(24歳)

• 身長・体重：185cm、85kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：40試合出場、20.59min、6.93pts、2.78reb、2.03ast、1.00stl、0.25blk、2P% 41.38%、3P% 41.33%(リーグ4位)、FT% 67.86%

2022年8月にJoseph Lin(林書緯)とのトレードでNew Taipei Kings(新北国王)よりSteve Guinchard(張文平)  と共に台北富邦ブレーブスに加入したHung Kai-Chen(洪楷傑)は、キャリア2年目の昨シーズン(2022-2023)、3pt成功数新人2位、シーズン平均7.1pts、2.0reb、1.7ast、1.0stlを記録した華々しいルーキーイヤー(2021-2022)以上のスタッツを残した。また、3P成功率は台湾人選手(本土球員)の中で最高の数字で、台北富邦ブレーブスの「未来の星」である。

Hung Kai-Chen(洪楷傑)の2022-2023シーズンハイライト

#12  Lin Chin-Chieh(林志傑)

• ポジション：ガード/フォワード

• 生年月日：1982.06.11(41歳)

• 身長・体重：192cm、92kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：29試合出場、20.45min、7.69pts、3.52reb、3.03ast、0.69stl、0.03blk、2P% 48.72%、3P% 27.41%、FT% 70.59%

台湾バスケットボール界で最も偉大なプレーヤーの1人である通称：野獣(Beast)はP.League+の年度人氣王に3年連続で選出されるなどP.League+で一番の人気選手である。また、40歳を超えた現在でもチームを牽引する活躍を見せ、プレーオフシリーズのTaoyuan Pauian Pilots(桃園璞園領航猿)戦では、29pts、10rebのダブルダブルを達成するなど、正に台湾バスケットボール界の生きる伝説である。
2022年9月に台北富邦ブレーブスと2年の延長契約を結んだ。

Lin Chin-Chieh(林志傑)が29pts、10rebを記録した試合のハイライト

#13  Lin Meng-Hsueh(林孟學)

• ポジション：フォワード

• 生年月日：1992.10.14(30歳)

• 身長・体重：195cm、88kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：26試合出場、7.19min、1.88pts、1.15reb、0.50ast、0.04stl、0.08blk、2P% 45.45%、3P% 44.44%、FT% 38.89%

Lin Meng-Hsueh(林孟學)は、守備での汚れ役をこなすだけでなく、攻撃時にも器用なプレーで貢献できるプレイヤーである。
2021年8月に台北富邦ブレーブスと3年の延長契約を結んだ。

Lin Meng-Hsueh(林孟學)がプレシーズンゲームで活躍した試合のハイライト

#14  Tsai Wen-Cheng(蔡文誠)

• ポジション：フォワード

• 生年月日：1985.05.31(38歳)

• 身長・体重：190cm、96kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：39試合出場、11.42min、4.41pts、2.21reb、0.92ast、0.41stl、0.03blk、2P% 48.12%、3P% 20.45%、FT% 68.00%

Tsai Wen-Cheng(蔡文誠)は台湾バスケットボール史上最も成果を挙げている偉大なプレーヤーの1人として数えられている。プロ生活でチャンピオンに輝いた経験は何と8度もあり、これは台湾バスケットボール史上最多の数字である。
2022年9月に台北富邦ブレーブスと3年の延長契約を結んだ。

Tsai Wen-Cheng(蔡文誠)が活躍した試合のハイライト

#15  Hsieh Zong-Rong(謝宗融)

• ポジション：センター

• 生年月日：1995.08.16(28歳)

• 身長・体重：199cm、98kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：35試合出場、11.19min、2.51pts、2.17reb、0.34ast、0.26stl、0.31blk、2P% 44.00%、3P% 0.00%、FT% 70.97%

Hsieh Zong-Rong(謝宗融)は、SBL(超級籃球聯賽)2020-2021シーズンで、リーグ史上初めてのMVPとMIPを同時受賞した経験を持つ。また、2017年から2021年までコンスタントに台湾の代表チームに招集を受けていた「代表級のセンター」である。
2022年8月に台北富邦ブレーブスと2年契約を結んだ。

Hsieh Zong-Rong(謝宗融)が台北富邦ブレーブスに加入した際のニュース映像(プレー映像あり)

#21  Tseng Hsiang-chun(曾祥鈞)

• ポジション：センター

• 生年月日：1998.08.08(25歳)

• 身長・体重：205cm、95kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：33試合出場、26.31min、11.15pts、5.82reb、1.18ast、0.94stl、1.09blk(リーグ5位)、2P% 50.21%、3P% 29.69%、FT% 73.40%

機動力に特長を持ち、インサイド、アウトサイドの両方で効果的なプレーができるビッグマンであるTseng Hsiang-chun(曾祥鈞)は昨シーズンの活躍により、MIP、All-P.League+ 1st team、P.League+All Defensive Teamに選出された。また、現役台湾代表であり、2023年7月に行われた日本代表との国際親善試合でもプレーした。
2021年8月に台北富邦ブレーブスと3年の延長契約を結んだ。

Tseng Hsiang-chun(曾祥鈞)の2022-2023シーズンハイライト

#24  Jian Ting-Jhao(簡廷兆)

2022年P.League+ドラフト一巡目全体6位で指名されたJian Ting-Jhao(簡廷兆)は、バスケットボールIQの高さやオフボールでの動きに特長を持つプレーヤーである。ルーキーイヤーとなった昨シーズン(2022-2023)は25試合に出場した。
2022年8月に台北富邦ブレーブスと3年契約(2+1年)を締結した。

• ポジション：ガード

• 生年月日：1998.01.16(25歳)

• 身長・体重：183cm、80kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：25試合出場、13.44min、5.56pts、1.28reb、1.48ast、0.12stl、0.04blk、2P% 46.75%、3P% 33.33%、FT% 72.73%

Jian Ting-Jhao(簡廷兆)が19pts(3P 5/8)を記録した試合のハイライト

#33  Tsai Chen -Yueh(蔡鎮嶽)　※新加入

ポジション：フォワード

• 生年月日：2000.01.26(23歳)

• 身長・体重：198cm、90kg

• 国籍：台湾

• 昨シーズン(2022-2023)スタッツ：P.League+での出場なし

台北富邦ブレーブスは、2023年P.League+ドラフト一巡目全体6位でTsai Chen -Yueh(蔡鎮嶽)を指名し、2023年8月に3年契約(2+1年)を締結した。Tsai Chen -Yueh(蔡鎮嶽)は、機動力とシュート力に特長があるビッグマンとして評価を受けている。2022年度の台湾の大学バスケットボールリーグ(大專籃球聯賽)では、主に4番、5番ポジションでプレーし、平均14.4pts、9.7reb、2P% 53%、3P% 35%、6試合でダブルダブルを達成する活躍を見せた。

Tsai Chen -Yueh(蔡鎮嶽)のドラフトコンバインでの映像

HC(總教練)

Hsu Chin-tse(許晉哲)

Hsu Chin-tse(許晉哲)は、25年のコーチ人生の中で、8度の最優秀コーチ賞を受賞し、12度もチームをチャンピオンに導いた、また、何度か台湾代表チームを指揮した台湾で最も偉大なコーチの1人である。

台北富邦ブレーブス(臺北富邦勇士籃球隊）のP.League+での試合を見るには

Youtubeで観戦する

P.League+の試合は中国語解説、英語解説付きでYoutubeでライブ配信されます(アーカイブあり)。
勿論、無料かつVPN等を使わずに観戦できますので、日本にいながら、気軽に台湾のバスケットボールを楽しむことができます。

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現地で観戦する

台北富邦ブレーブスのホームアリーナである臺北和平籃球館は比較的台北中心部からのアクセスが良いアリーナとして知られています。旅行等で台湾に訪れた際は、バスケットボール観戦をプランの一部に組み込むのはいかがでしょうか。
台北富邦ブレーブスのホームゲームでは試合毎にテーマが設定されてされている場合が多く、昨年はメタバースやサラリーマン狂想曲といったテーマ設定でそれぞれに関連するイベントがアリーナ内で開催されており、試合以外にも楽しむことのできるポイントが沢山用意されています。
因みに昨シーズン(2022-2023)のチケット価格は、2階席が場所によってNT$ 300〜500、1階コートエンドがNT$ 500、コートサイド(両チームのベンチ裏、VIP席の後ろの席)がNT$ 850でした。
※日本円でNT$ 300＝約1370円、NT$ 500=約2280円、NT$ 850=約3880円(為替レートは2023年9月1日時点)

臺北和平籃球館へのアクセス
<台北MRT(臺北捷運)で向かう場合>
文湖線(ブラウンライン)の「科技大樓站(Technology Building Station)」から徒歩で10-12分(Youbikeで5-8分 ※付近にYoubikeステーション有)
<バスで向かう場合>
237、295、298、949、953、紅57のバスで向かう場合は「大安運動中心/青年活動中心」バス停にて下車
基隆路幹線(原650)、新店-基隆、1、207、275、294、611、672、905、906、909のバスで向かう場合は「和平高中(基隆路)」バス停で下車
和平幹線、3、15、18、72、52、211、235、284、662、663、685のバスで向かう場合は、「國立台北教育大學(和平東路)」バス停にて下車

チケットの購入方法
チケットの購入方法は3通りあります。
1つ目は、公式のチケット会員になり、サイト上もしくはアプリ上で購入する方法。この方法は、会員登録の煩雑さというデメリットはあるものの、チケットを発行する際の手数料が電子チケットであれば無料、セブンイレブンの店内端末ibon(日本のセブンイレブンで言うマルチコピー機)で紙の発行する場合も手数料がNT$ 30と安いというメリットがあります。

公式チケットサイト

2つ目は、セブンイレブンの店内端末ibonで発行する方法。この方法は、手数料がNT$ 50かかりますが、チケットの購入と紙のチケットの受け取りが同時に出来る安心感があります。注意点は、購入時の支払い方法が現金のみであることです。

※セブンイレブンの店内端末ibonでの購入する場合のおおよその流れ
①「票券中心」を選択→②「運動票」を選択→③「購票」を選択→④「臺北富邦勇士籃球隊」を選択→⑤規約に同意→⑥観戦したい試合の日程を選択→⑦エリアを選択(機械に任せる場合は「電腦配位」を選択、自分で席指定をしたい場合は「自行選位」を選択し、席を自分で選んだ後「下一步」を選択)→⑧明細が出てくるので確認したら「確認」を選択→⑨レシートが2枚発券されるので、それを持ってレジに向かい支払いを済ませる

3つ目は試合当日に現地で購入する方法。この方法は、事前購入でない分、チケット完売のゲームでは当日券がないリスクがあったり、良い席が残っていない可能性があるというデメリットはありますが、最も手軽にチケットを買うことのできる方法です。また、昨シーズン(2022-2023)は平日のゲームに限り、19:35分以降に入場できるC區應援席を通常価格の40%引きで販売する施策を実施していたりと、場合によっては、より安い価格で台湾のバスケットボールを楽しむことができるかもしれません。