電池、機能性部材料などの製造・販売を行うマクセル株式会社の財務諸表(第78期第3四半期)を見てみる

「【京都企業】マクセル、LiB振るわず減収も円安効果で純利益増」という記事が目についたので、マクセル株式会社をEDINETで調べることにした。

四半期貸借対照表,バランスシート/BS

「四半期貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、530億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、568億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)の負債合計(713億円)と純資産合計(917億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

四半期損益計算書

次に四半期損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、45億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、64億円と増加しているので、当第3四半期連結累計期間の営業の調子はよかったようだ。最後に報告書をみると、エネルギー(セグメント)。二次電池の販売減に加え、一次電池で一部地域の経済停滞の影響で電子機器向けが減収となり、エネルギー全体の売上高は、2.5%(685百万円)減の26,455百万円。営業利益は、一次電池の減収による影響や全固体電池の開発費及び量産体制構築費用の計上などにより、74.4%(1,203百万円)減の413百万円。機能性部材料(セグメント)。粘着テープが増収、機能性部材料全体の売上高は、1.5%(322百万円)増の22,524百万円。営業利益は、粘着テープの販売価格適正化や高付加価値製品の販売拡大の効果により、60.3%(396百万円)増の1,053百万円。光学・システム(セグメント)。半導体関連製品が顧客の在庫調整の影響を受け減収、ライセンス収入と車載光学部品の増収、光学・システム全体の売上高は、12.7%(3,541百万円)増の31,530百万円。営業利益は、半導体関連製品が減益となったものの、ライセンス収入に加え車載光学部品が増収となったことにより、62.4%(1,793百万円)増の4,666百万円。ライフソリューション(セグメント)。国内コンシューマー製品販売事業の移管によりコンシューマー製品や健康・理美容製品が減収、ライフソリューション全体の売上高は、23.3%(5,109百万円)減の16,795百万円。営業利益は、ライフソリューション事業の改革に伴う一時費用の計上があったが、シェーバーをはじめとした健康・理美容製品の収益改善や海外拠点の生産性向上の継続により、921百万円増の339百万円。といったことが書かれている。


よろしければ執筆費用をサポートお願いします!助けてください。